日本でも高い人気のK-POPデュオ『東方神起(とうほうしんき)』のリーダー・ユンホさん(別名=ユノ・ユンホ 本名=チョン・ユンホ 32歳)が、6月8~10日までの3日間連続で開催した横浜・日産スタジアムでのコンサート中に、「猿のモノマネ」を披露したことで現在物議を醸しており、日本人を差別したものだとしてネット上では大炎上状態となっています。
東方神起は昨年11月から今年1月にかけて、全国5大ドームツアー『東方神起 LIVE TOUR ~Begin Again~ Special Edition』を開催し、全17公演の観客動員数は78.5万人に達し、このツアーの追加公演として日産スタジアムで3日連続開催したコンサートの動員数を含めると、海外アーティストとしては史上最高となる1ツアーで100万人動員という記録を残しました。
ちなみに、日産スタジアムで3日連続公演を行うのは史上初でした。
そんなツアーを締めくくる最終日公演中に、ユンホさんが日本人を差別、侮辱するような猿マネをしたとして炎上騒動に発展しており、最終日の10日は『WOWOW』でコンサートの模様が生中継されるということで、多くの東方神起ファンの注目を集めていました。
追加公演の最終日は雨であいにくの悪天候だったのですが、会場に集まった7万3000人の観客たちはカッパなどを着用して2人のパフォーマンスに歓喜し、今回の公演では7月25日リリースの最新曲『Road』を初披露したほか、チャンミンさんがソロパートで『X JAPAN』の代表曲『Forever Love』を歌うなど、雨が降る中で全24曲のパフォーマンスを披露し、大きな盛り上がりを見せていたことが各メディアによって報じられていました。
<↓の画像が、日産スタジアムで3Daysコンサートを開催した東方神起の写真>
(左がチャンミンさん、右がユンホさん)
しかし、そんなコンサート中にユンホさんが猿とみられる動物の顔マネや動きを披露する場面があり、そのシーンは『WOWOW』の中継でもしっかりと映し出されていたため、ネット上では猿マネをしているシーンのキャプチャーや動画が拡散されています。
<↓の画像が、東方神起のユンホさんが猿とみられるモノマネを披露しているシーン>
ユンホさんは観客に対しても猿マネをするように呼び掛けていたそうで、この猿マネはどういった意図があって披露したものなのかは定かではないのですが、このシーンを見た人たちからは、
- 日本人として、絶対に許せません。
- 意図しなくても差別表現に引っかかったなら、本人も素直に誤解生んだ事を詫びた方が良い
- 海外で仕事するならなおさら差別にあたるような行為は知ってないといけない
- 意図は分からないけど、実際に写真を見たらあまり良い気分にはならなかった
- ライブ自体は素晴らしいものだったのに台無し。人種差別行為は許せない
- 日本蔑視のポーズを日本のファンの前でやるって確信犯でしょ。本当にひどい
- 前にサッカー選手の猿真似事件が大問題になってデリケートな事案なのに、日本でビジネスをやる人間が知らないとは思えない
などの批判コメントが殺到する事態となっています。
一方で東方神起ファンは、ユンホさんは以前から猿やゴリラのようなモノマネを披露しているとし、今回の猿マネも観客を笑わせるためにやったもので、日本人を差別、侮辱するものではないと擁護しています。
<↓の画像が、過去にも猿やゴリラのモノマネを披露していたユンホさんの写真>
このように問題視されている猿マネ行為というのは、過去にも韓国出身のタレントやスポーツ選手らがテレビ番組などで披露したことで大きな騒動に発展しており、2011年1月にはサッカー・アジアカップ準決勝で日本と韓国が対戦した際、韓国のキ・ソンヨン選手が得点を決めた後にカメラ前で猿マネを披露したとして、韓国内で問題視されることになりました。
<↓の画像が、猿のモノマネを披露したキ・ソンヨン選手の写真>
それから2年後の2013年2月には、かつて「チョナン・カン」という韓国の芸名で活動していたこともある草彅剛さんが、韓国で放送の『膝打ち導師』というトークバラエティ番組にゲスト出演した際に、同番組レギュラーのお笑い芸人ユ・セユンという方がゴリラのような動きをしながら登場し、草彅さんの目の前で猿マネを披露しました。
草彅剛さんは状況が飲み込めず、ポカンとした表情をしているとスタジオ内には爆笑が起こったそうなのですが、この一連の行為も韓国メディアが問題行為として取り上げ、「国際的な恥さらしだ」と非難の声が噴出しているとし、「電波がもったいない」「侮辱するのが目的なら招待するな」「チョナンカンが韓国を嫌いになっても何も言えない」などとバッシングを浴びていることを伝えていました。
なお、この騒動の後に猿マネを披露したユ・セユンさんの所属事務所側は、韓国メディアの取材に対して「サルの物真似はユさんの十八番(オハコ)の芸であり相手を卑下するという目的はなかった」と釈明した上で、軽率なギャグを披露したことを謝罪していました。
<↓の画像が、草彅剛さんの目の前で猿マネを披露したユ・セユンさんの写真>
日本ではあまり知られていないのですが、韓国では日本人を差別、侮辱する行為として猿マネは有名なようで、東方神起の2人も猿マネは日本人を差別する行為にあたることを知っていた可能性は高いとみられます。
それでもなぜステージ上で猿マネを披露してしまったのか、ユンホさん本人しかその理由は分からないのですが、証拠の画像などがネット上で拡散され炎上状態になっていますし、東方神起は4月にもミュージックビデオ内で日本列島が消えた世界地図を使用したことで騒動に発展しており、今回の件も一部のネットユーザーが騒いでいるだけだとスルーすること無く、しっかりと説明などをしてほしいなと思います。
東方神起は9月~来年1月にかけて、全国アリーナ&東阪ドームツアーを開催することをすでに発表しており、7月25日にはニューシングル『Road』のリリースも予定しているので、なるべく早急に対応をしてほしいですね。