俳優の夫・東出昌大さん(32)の不倫発覚が原因で、離婚秒読み状態とも囁かれる女優・杏さん(旧姓=渡辺杏 33歳)が金銭トラブルによって、母・由美子さんと裁判沙汰になっていることを9日発売の週刊誌『週刊新潮』がスクープしています。
週刊新潮によれば、杏さんと母・由美子さんの裁判は2017年12月25日から始まったといい、この裁判に詳しいジャーナリストは、「杏を訴えたのは母・由美子さんと、彼女が社長を務める杏の個人事務所。以来、訴訟は3年も続き、まもなく由美子さんの尋問が開かれる予定。いよいよ大詰めを迎えています」
と説明しています。
この訴訟は、由美子さんが社長を務めていた杏さんの個人事務所・T社への所属を巡るトラブルが発端で、杏さんは『サンミュージックブレーン』、『ボン・イマージュ』を経て、2008年から大手芸能事務所『ワタナベエンターテインメント』系列の『トップコート』に所属しているのですが、2009年に節税目的で個人事務所T社を設立、母親が社長に就任しました。
杏さんのギャラは、トップコートからT社に支払われ、そこから給料という形で受け取る仕組みになっていたそうで、東出昌大さんと共演したNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ごちそうさん』が放送された2013年度の売り上げは「約1億8000万円」にも上り、社長の由美子さんは多い時で「2000万円超」の年収を得ていたようです。
しかし、杏さんは2014年夏に弁護士を立てて、「退職し、トップコートと直に契約する」と由美子さんに通告し、一方の由美子さんは2015年に東京簡易裁判所に調停を申請、これが不調に終わったことで2017年に裁判へと発展したとのことです。
この裁判で杏さん側は、「母は女性霊能者に心酔し、洗脳されている」「自分に対して『今度の仕事が決まったのは神様のおかげだよ』と言うこともあり、挙句、毎年、T社から多額のコンサル料を支払い、しかも増額することも検討していた」
などと主張しているといいます。
スポーツ紙のベテラン芸能デスクは、由美子さんと宗教の関わりについて、「夫(渡辺謙さん)が白血病で闘病した際、『釈尊会』という宗教団体の小野兼弘さんという教祖に心酔。不明朗な金のやり取りをしていたのです」
と解説しています。
そして、この裁判で原告の由美子さんは「杏がT社の従業員であることの確認」などを求めているほか、「杏がT社に所属し続けていた場合に得ていたはずの利益を『20年間で約12億円』」と計算しているそうですが、この裁判では「3000万円を補填せよ」と請求しているとのことです。
また、由美子さんは「娘の男女交際についての真偽不確かな“暴露”を次々と行っている」といいます。
週刊新潮は真相を確かめるため、杏さんが所属するトップコートに取材したところ、「訴訟については事実と聞いております」と認め、一方の由美子さん側は非回答だったとしています。
週刊新潮はこのように母娘の骨肉の争いを伝えているのですが、この報道を受けてネット上では、
- こんな苦労している杏ちゃんを、東出さんはさらにどん底に突き落としたのですね。
運命というには可哀想すぎる。杏ちゃん、応援してるよ。 - 身内に恵まれない杏が気の毒過ぎる。不倫三昧の父親に娘を金づる扱いの母親、匂わせ不倫する夫なんてありえない。
- おいおい…誰か杏さんを守ってくれる大物芸能人とか居ないのか?
杏さんは少しずつ実績を積み重ねてここまで成功してきた女優。それを邪魔する権利は、実母と言えどないだろ!と言うより、実母なら応援しろよ! - あまりにもひどすぎる。本当なら、接近禁止命令など、親子の情は断ち切り、法的な対応はないものでしょうか。
心の安らぎはお子様だけですが、きっと親孝行な子に育ちますように。 - 実母の話は予想外、記事を読んでるだけで胃痛がしてくる。杏さんからはそんな気苦労は感じられないけど、1日も早く平穏な生活が送れるようになる事を願う
などのコメントが寄せられています。
杏さんと母親の裁判が始まった2017年は、東出昌大さんが女優・唐田えりかさんとの不倫交際をスタートさせた年であり、ちょうど第3子も妊娠中のことです。
そうした中で母親と裁判沙汰になっていたとの情報はこれまで一度も出ておらず、週刊新潮の報道にはちょっと驚きましたね…。
ただ、母親は宗教にのめり込んで多額の借金を作り、それらが原因で渡辺謙さんから離婚を切り出され、離婚裁判では様々な暴露もしていただけに、やっぱりか…と思う部分もあります。
由美子さんは渡辺謙さんと入信していた『釈尊会』の会長で、女優・若村麻由美さんの元夫・小野兼弘さん(2007年4月死去 享年54)から5年間で合計約4.5億円を借りていたことや、子供が通っていた学校の同級生の保護者、親戚らにも借金を繰り返し、その合計金額は約2億円まで膨れ上がり、2001年12月には都民税の滞納によって自宅が差し押さえられるというトラブルを起こしています。
こうした借金を繰り返していることを知らなかった渡辺謙さんは、2002年から由美子さんと別居して杏さんと生活し、由美子さんとの離婚や親権を求めて裁判を起こしました。
この裁判で由美子さんは、渡辺謙さんが複数の女優らと不倫交際していたと暴露しましたが、渡辺さんは「付き合ってませんでした。仕事はしてましたけど…」と不倫を否定し、由美子さんが作った多額の借金を明かしていました。
最終的に渡辺謙さんの不倫は認められることなく、慰謝料や財産分与なしという形で決着がつきましたが、当時まだ未成年だった杏さんの親権は由美子さんに渡り、杏さんは高校を中退、2013年には借金返済を求めていた債権者と杏さんが連絡を取り、合計1億円以上の借金を母親に代わって完済したとも『フラッシュ』に報じられています。
その後、個人事務所の所属を巡って母親と揉め、裁判沙汰になってしまったというのは驚きですし、杏さんがあまりにも不憫で、この裁判は現時点でどちらが有利なのかは不明ながら、杏さん側が納得する形で少しでも早く終結を迎えてほしいですね…。