女子プロレス団体『スターダム』所属の木村花選手(きむら・はな)が、23日に急死していたことが明らかとなりました。22歳でした。
スターダムは23日に公式サイト上などで、木村花選手が23日に急死したことを発表し、「突然のことでファンの皆様、関係者の皆様には深いご心配と、哀しみとなり、大変申し訳ございません。詳細につきましては、いまだ把握できていない部分もあり、引き続き関係者間の調査に協力してまいります。」
としています。
死因などの詳細は現時点では明らかにはされていません。
<↓の画像は、スターダムのコメント全文の写真>
木村花選手は、インドネシア人の父親と元プロレスラー・木村響子さんを両親に持つハーフで、2016年3月にプロレス専門校を卒業、リングデビューを果たしました。
<↓の画像は、木村花選手と母親の木村響子さんの写真>
昨年3月からスターダムに所属し、同10月からリアリティ番組『テラスハウス TOKYO 2019-2020』(Netflix・フジテレビ系)に出演しており、19日には最新話の第42話がネットフリックスで先行配信され、26日には第43話が配信予定となっていました。
しかし、木村花選手が急死したことにより、第43話と第44話の配信、25日にフジテレビ系で放送予定だった第38話の放送を休止することを決定しています。
木村花選手の死因は現時点では公表されていませんが、木村選手は以前からネット上での誹謗中傷に悩んでおり、木村選手が誹謗中傷を受ける大きな原因となったのは、3月末にネットフリックスで先行配信された第38話での“コスチューム洗濯事件”でした。
この回では、木村花選手の10万円以上するというリングコスチュームを共同洗濯機に放置していたところ、テラスハウスメンバーだったコメディアン志望の小林快さん(こばやし・かい 25歳)がよく確認せずに洗濯機を回し、自分の洗濯物と一緒にリングコスチュームを乾燥機にかけた結果、リングコスチュームは縮んで変色、使い物にならないという状態になってしまいました。
これに対して木村花選手はブチギレ激怒、小林快さんに対して「一緒に住むんだったら人のこともっと考えて暮らせよ!ナメんのもいい加減にしろよ!」などと強い言葉を浴びせ、小林さんは木村選手に謝罪から数日後にテラスハウスを卒業という展開を迎えました。
<↓の画像が、『テラスハウス』コスチューム洗濯事件のワンシーン>
この回の放送後、木村花選手のSNSには多くの視聴者から批判が寄せられ、罵詈雑言の嵐となっており、木村選手はインスタグラム・ストーリーズ(24時間で投稿が消える機能)を更新、「すみませんでしあ」と一言綴り、白い布に血が付着している写真を投稿しました。
その後も木村花選手のSNSは炎上を続け、「くそきもい はやく消えてください」との誹謗中傷コメントに対して、「そうだよね。顔も中身もブスでごめんね 消えれるもんなら早く消えたいよ」と投稿したり、「生きててごめんなさい。良い人じゃなくてごめんなさい。嫌な気持ちにさせてごめんなさい。消えて無くなったら許してくれますか?どうやったら消えられますか?消えたらみんなに愛してもらえますか。わたしはみんなの事が好きです」
と綴るなど、精神的に追い詰められている様子でした。
<↓の画像は、木村花選手のインスタグラム・ストーリーズ投稿写真>
そして、23日未明には自身のツイッター上に4枚のリストカット写真を添付した上で、「毎日100件近く率直な意見。傷付いたのは否定できなかったから。死ね、気持ち悪い、消えろ、今まで ずっと私が1番私に思ってました。お母さん産んでくれてありがとう。愛されたかった人生でした。側で支えてくれたみんなありがとう。大好きです。弱い私でごめんなさい」
と意味深に綴り、この投稿は間もなく削除されました。
<↓の画像が、木村花選手の意味深ツイート写真>
また、インスタグラムには自撮り写真と共に、「愛してる、楽しく長生きしてね。ごめんね。」「さようなら。」と投稿、これに対してファン等は木村花選手が自殺を図ったのではないかと心配の声を上げ、ネット上でも様々な憶測が飛び交う中で、23日午後にスターダムが木村選手の訃報を伝えました。
<↓の画像が、木村花選手の最後のインスタグラム投稿写真>
そして、木村花選手の突然の訃報に対してネット上では、
- テラハ打ち切りにしなよ
- テラスハウスなんてくだらない番組があるからこうなるんじゃないかな?あの番組は誹謗中傷を生むだけ。
- 22歳なんて若すぎるどころか、人生まだまだスタートラインに立ったばかりじゃないか。本当に残念
- 心ない輩が彼女を追い込んだのだろう。言葉は刃物と同じ。SNSのあり方を考えるべき。
- ネットに関わりすぎるとロクな事がない。色々考えさせられたわ。
- 昔っから、テラハ出演者がSNSの書き込みにキレるという場面はあった。
その度にまわりがフォローし、山ちゃんが「おれはもっとひどいこと言われてるぜ!」とフォローしてきた。
タイミング悪くコロナで制作が中断されて、一人ぼっちになったのも良くなかったのかな。 - 下らない台本を書いてネットで叩かれたことにより、自殺にまで追い込んだテレビ局関係者はどう責任取るのかね。
- 亡くなってしまったか。先日、自傷行為をした写真や自殺を仄めかす発言をTwitter等でアップしたり、彼女の友人も連絡が取れないと心配したりしていた矢先のこの報道。
まだ分からないことが多いが、もしかすると自ら命を絶ったのかもしれない。
スターダムが新日本プロレスの親会社であるブシロードの傘下になり、これから団体として躍進していくというタイミング。とても悲しい。
ネットでの誹謗中傷は気軽に出来るけど、容易に人の命を奪いかねないということを肝に銘じて欲しい。
などの声が上がっています。
木村花選手の死因が公表されていないため、急死した原因は何だったのかはハッキリしないのですが、木村選手本人が腕に入った無数の切り傷から血を流しているリストカット写真を投稿しており、意味深な投稿の数々から自殺を図った可能性が高いのではないかとネット上では推測されています。
また、真偽不明ながら自宅で硫化水素を使って自殺を図ったとの情報も流れています。
木村花選手は亡くなる直前までネット上での誹謗中傷に悩み、精神不安定な状態になっており、一方的な言葉の暴力によって22歳という若さでこの世を去ってしまったのだとすれば、あまりにも残念で言葉がありません。
昨年にも、元『KARA』のク・ハラさん、元『f(x)』(エプエクス)のソルリさんも、ネット上での誹謗中傷などが原因で心を病んでしまい、自宅で命を断つという痛ましい事件がありましたが、まだまだ若く、これからの活躍に期待されていた方たちがネット上での言葉の暴力などで心に深い傷を負い、追い詰められた結果、最終的に死を選んでしまうということほど残念で悲しいものはないですね…。
これから挑戦したいこと、叶えたい夢など色々あったかと思いますが、どうかあの世でゆっくりと休んでほしいです。
木村花選手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。