“ユッキーナ”こと木下優樹菜さんが、姉が勤務ししていたタピオカドリンク店の経営者を「事務所総出でやりますね」などと脅迫した問題で、東京地方裁判所が木下さんの行為は脅迫にあたると認定し、損害賠償として40万円の支払いを命じる判決を下しました。
木下優樹菜さんは芸能界引退前の2019年10月に自身のブログやインスタグラムで、姉が働いていたタピオカドリンクを扱う店『#ALL RIGHT』でトラブルに巻き込まれていることを明かし、「もうお店には行かなくて大丈夫です」などとファンに呼び掛けました。
<↓の画像は、木下優樹菜さんが綴った店と姉のトラブル>
その後、店のインスタグラムなどに批判が殺到し大炎上状態となる中で、トラブルの経緯を知る人物がツイッター上で経緯を説明し、木下優樹菜さんが同9月にSNSを使って店長に送ったダイレクトメッセージ(DM)の一部を公開しました。
木下優樹菜さんは店長に対して、「弁護士たてて、法的処理、いくらでもできるから、これからの出方次第でこっちも事務所総出でやりますね。いい年こいたばばあにいちいち言うことじゃないと思うし、ばかばかしいんだけどさー(中略)給料明細出すの常識な。ww 色々頭悪すぎなw あと逆に週刊誌に姉がこういう目にあったって言えるからさ、ほんと、そろそろちゃんとしないと立場なくなるよー もーさ、やめなぁ?覚悟決めて認めなちゃい おばたん」
などと、恫喝まがいのメッセージを送っていたことが明らかになりました。
<↓の画像が、木下優樹菜さんがタピオカ店の店長へ送ったDM写真>
これを受けて木下優樹菜さんはインスタグラム上で謝罪しましたが、ネット上での批判は収まらず大炎上状態が続き、予定していた複数の仕事がキャンセルになるなど、仕事にも影響が及ぶ事態となりました。
店側はその後、脅迫行為によって精神的な苦痛を受けたとして、1,000万円の損害賠償を求めて民事提訴し、昨年9月から裁判がスタートしました。
そして、27日に行われた裁判で東京地裁は、木下優樹菜さんが送ったDMの内容は「社会通念上相当な限度を超えて原告を畏怖(いふ)させる脅迫行為に該当する」「店長は相応の精神的苦痛を被ったといえる」と、脅迫にあたる行為と認定しています。
ただ、木下優樹菜さんが繰り返し謝罪をしたこと、和解金の支払いなども提案していたこと等が考慮され、損害賠償として40万円の支払いを命じました。
なお、木下優樹菜さんはこの日の裁判にも出廷しませんでした。
木下優樹菜さんの脅迫行為が裁判所に認定され、賠償命令が下されたことに対してネット上では、
- 1000万請求で40万・・・泣き寝入りが多いわけだ・・・。
- 40万円って金額ウンヌンではなくて、脅迫した事実が認められた事が大切
- 40万って少な!営業の損害と裁判にかける労力に合ってない。どこから算出してこの金額?
木下サイドの非が認められたことで良しとするのかな? - 脅迫して店の運営を邪魔しても、40万で済んじゃうの?それだと面白がってやられたら、堪ったもんじゃないね。
そもそも事務所総出でって、他に誰がいるの?バックにヤクザでもいるの?普通はそんな言い方しないよね? - 脅迫と認められるなら刑事でも行けると思うのだが無理なのかな?厳罰に処して欲しい。
- 出廷もせず判決。反省してない、と言うことで良いのかな?
40万だったら、さっさと払って、忘れ去られた方が良い、と考えるかな? - とりあえずお店側は良かったですね。望むことは、このタピオカさんを二度とテレビで観たくないのでそれだけはずっと一般人でお願いします。
- 一方的に誹謗中傷された上に、事務所総出とか書かれたら恐怖だったでしょう。
とにかく裁判で勝訴したことで、木下優樹菜さんという方の人となりがハッキリと知れてよかったです。 - 40万円でラッキーとか思ってそう…。被害者の方はこれ以上の損害を受けただろうし、長い間嫌な思いで過ごされた事でしょう…
一方、加害者は呑気に新しい彼氏との私生活をアップしてるんだもんね。 - 出廷しなかったのは本当に流石。40万じゃ慰めにもならない。有名人の一方的な口撃というのは恐ろしいもの。
YouTuberなんてその最たるもので、今は誰にでも起こりうる事なのかもしれない。
事件後は、悪質な人達の突撃もあっただろうし、眠れない日々を過ごされたと思う。だから1000万でも割に合わないよ
などの声が上がっています。
『フラクタル法律事務所』の代表・田村勇人弁護士はこの判決について、「40万円という金額からすると、具体的な売り上げ減少や休店させられたというような損害とは因果関係が認められえず、脅迫行為自体による精神的損害が認められたと推測されます。ただし、民事事件とはいえ“脅迫”という刑事事件にもなりうる事実が認定がされたことは、たとえ具体的な損害との因果関係が認められなかったとしても木下さんには影響が大きいです。」
としています。
木下優樹菜さんの脅迫で店長は精神的苦痛で体調を崩し、一時営業を停止していたこと、木下さんがSNSやブログで店を批判したことで悪評が広まり、さらにはマスコミも殺到するなどして営業を妨害されたこと等を、店の関係者がメディアの取材に明かしていました。
そのため、損害賠償の金額が40万円というのは少なすぎると思いますが、店側もお金での解決ではなく、木下優樹菜さんの悪質行為が脅迫にあたると裁判でキッチリと認められることを強く望み、提訴に踏み切ったとみられます。
そして、この判決を受けて木下優樹菜さんは自身の言動を深く反省し、行動を改めていってほしいものですが、26日には再びインスタグラムで、現在同棲交際中のJリーガー・三幸秀稔選手とのラブラブぶりを披露しており、これまでの様々な言動から、反省して行動を改めるといったことはないでしょうね。
木下優樹菜さんはこの他にも、タピオカ店の恫喝事件が原因で、ブランドのイメージを毀損したとして、イメージキャラクターを務めていた化粧品ブランド会社からも損害賠償訴訟を起こされており、この裁判は元所属事務所も含めて3者に対して、約3億円の損害賠償を求めるものとなっています。
タピオカ店との裁判はついに終了しましたが、続いてこの巨額訴訟が今後どのような展開を迎えるのかに注目したいですね。