複数の女優に対する性加害疑惑により、芸能活動無期限休止を発表した俳優・木下ほうかさん(本名=木下鳳華 58歳)が、芸能活動をしていた女性・Sさんと強引に関係を持ち、強制性交罪で刑事告訴されていたことが週刊誌『週刊女性』の報道で明らかになりました。
「忘れることはできません。木下は7年前、抵抗する私を無理やり犯したんです……」と、週刊女性の取材に告白したSさんは当時20代前半で、現在も過去の性被害に苦しんでいるといい、同誌の取材依頼に対して、女性記者と夫が同伴するならという条件付きで取材に応じたそうです。
Sさんは2013年に、木下ほうかさんが出演の作品で共演し出会い、それからスタッフも交えて食事に行くようになったところ、木下さんはSさんを仕事仲間ではなく、異性として見ているような態度を取ってきたため、その後も食事に誘われたものの、断るようにしていたとのことです。
そして、共演から2年後の2015年7月に突然、木下ほうかさんのツイッターから「オヒサ!」「飲むかぁ~久々に」といった内容のダイレクトメッセージ(DM)が届いたといい、Sさんは2人っきりで会うことは避けていたものの、当時はタレントとしての方向性などに悩んでいたことから、10月にSさんの方から連絡をして会うことになったといいます。
その時に木下ほうかさんからは、「事務所を紹介してあげる」「俺がキャスティングして売れた子もいる」などと言われ、食事を終えてSさんが帰宅しようとしたところ、木下さんから「飲み足りないからもう1軒、居酒屋かバーに行こう。帰りの足は気にしなくていいから」と誘われ、もう1軒だけ付き合うことにしたそうです。
しかし、タクシーに乗り込むと木下ほうかさんの様子が変わったといい、「運転手さんに『〇〇へ』と地名を告げたので、行きつけの店があるのかなと思ったんです。ところが、木下はコンビニの前でタクシーを停めて……。私が不思議そうにしていると『近くに稽古場があるから、そこで飲みなおそう』と。戸惑っていると、『稽古場を紹介したい』『稽古場もバーも変わらない』と言ってきて……。最初から、お店に行かないことは決まっていたような振る舞いでした」
と、その後のやり取りを明かしています。
Sさんは木下ほうかさんの言動に不信感を抱きつつも、稽古場で今後演技指導してくれるかもしれない、ここで誘いを断ったら失礼になると考え、稽古場へ行くことを受け入れたそうなのですが、「着いたのは、ただの古いアパートの一室のような場所でした。中に入ると『そこに座ってなよ』と、部屋の隅にあるソファベッドに案内されました。木下は購入したお酒を取り出し、キッチンで私に背を向ける形で見えないようにコップに注いで……。なぜか時間がかかっていて、一瞬不思議に思いました。そもそも私が買ったカクテルは、ボトルから直接飲めるものですし……」
と振り返っています。
そうした行動にもSさんは違和感を抱きながら、一杯だけお酒を飲んで帰宅することを告げ、用意されたお酒を飲んだところ、5分後に突然平衡感覚を失ったような感覚に陥ったといいます。
その後についてSさんは、「吐き気を催して身体が鉛のように重くなりました。木下はそんな私を見ても慌てる様子なく、私を横になるよう促してソファベッドを広げました。(横になっていると)急に抱きつかれ、強引にキスをされました。ショックのあまり泣いて抵抗しましたが、木下は『キス、下手くそか?』と面白がるような態度で……。私は逃げるような思いでトイレに駆け込み、体調の悪さから嘔吐してしまいました。少し状態が落ち着いてから、早く部屋を出ようとトイレのドアを開けると、電気が消えていて……。待ち受けていた木下は、私のズボンを脱がせてきました。必死に抵抗したんですが、力づくで下着ごと脱がされ……。ベッドの上に私を押し倒すと、馬乗りになって抵抗できない状態にしたうえで、指を入れたり舐めたりしてきたんです」
と告白しています。
Sさんは泣き叫びながら抵抗を続けたものの、木下ほうかさんはやめようとせず、その後もSさんが必死に抵抗をしたところ行為を中断、Sさんはすぐに服を着て帰宅しようとしたものの、あまりにも体調が悪かったことで倒れ込むように寝てしまい、目を覚ました時には夜が明けていたそうです。
<↓の画像は、Sさんとトラブル翌日の木下ほうかさんのツイート写真>
木下ほうかさんの行為に精神的ショックや怒りなどを感じながらも、Sさんは誠意ある対応をしてもらうために感情を抑えて、木下さんとその後連絡を取り、あの日の行為についての話もしたといい、病院へ行ったところ膣炎との診断を受けたことも伝えるも、木下さんは誠意ある対応を見せてくれなかったといいます。
<↓の画像が、トラブル後のSさんと木下ほうかさんのLINEトーク写真>
そのため、Sさんが以前交際していた元芸能人の男性に相談すると告げたところ、木下ほうかさんの態度が一変したといい、それまでは全く取り合う姿勢を見せなかったものの、「今回は、本当にごめんなさい」「明日にでも謝罪させてくれませんか?」「お願いしますどこでも行きます!!」と言い出し、Sさんはすでに強い不信感を抱いていたことから、弁護士に相談の上で木下さんの所属事務所宛で損害賠償請求をしたとのことです。
<↓の画像が、Sさんと木下ほうかさんのLINEトーク写真>
これに対して木下ほうかさんは代理人弁護士を通じて、「行為は、両名間の合意のもとに行なわれた」「損害賠償(慰謝料)請求には応じられません」と回答し、その後も主張を変えなかったことからSさんは、2015年11月26日に強制性交罪での刑事告訴に踏み切ったそうです。
<↓の画像が、Sさん側が作成した告訴状の写真>
しかし、警察からも非情な対応をされたといい、「聞き取り調査に応じたんですが『身体に傷がない』『犯行現場の正確な情報がない』といった理由から、証拠不十分であるとして告訴状は受理されず、捜査してもらうことすら叶いませんでした。以降、告訴状は取り下げていないものの、ずっと泣き寝入りの状態で……。そんな中、今回の報道があって。同じ被害にあった方々の勇気ある告白を目にして、私も真実を明かすことにしました」
と、Sさんは語っています。
Sさんは木下ほうかさんからの性被害により、精神科で「外傷後ストレス障害」との診断も受けているとして診断書も公開しています。
<↓の画像が、Sさんの診断書の写真>
こうしたSさんの訴えを受けて、週刊女性は木下ほうかさんが3月まで所属していた芸能事務所『cactus(カクタス)』に事実確認を求めたところ、事務所の代表が取材に応じたといい、「通知書が弊社に届いたのは事実です。木下からは、通知書が届く前から相談を受けておりました。『顔見知りの女性で何度か食事をすることがあり、食事の後にそういった行為に至りましたが、《薬物を使用した》《無理矢理に行為に至った》という事実はありません』とのことでした。私としましては、彼の言葉を最大限信じて、弁護士を紹介したという流れです。この取材を受ける前に木下本人に連絡をしたところ“ご迷惑をおかけします”との返答はありました」
と説明したといいます。
また、木下ほうかさんの現状については、「本当に、悲しいです。いろんな人から“大丈夫ですか?”と聞かれますが、7年か8年は一緒に苦労してきましたので……複雑でございます。すみません、こんなことくらいしか、私からはお答えできないのですが……」
と言葉を詰まらせていたとのことです。
週刊女性は木下ほうかさんにも取材を申し込んだところ、代理人弁護士を通じて、自身はSさんの主張が事実に反すると現在も考えているものの、「結果として、被害女性を傷つけてしまったことに対しましては深く反省しております」と回答したとしています。
この回答に対してSさんは、「結局、強姦の事実を認めず、すべて私のせいにして逃げ切った。当時と何も変わらないと思います。でも当時と違うのは、この事実が記事として掲載していただけること。泣き寝入りの日々だったので、本当にありがたく思います」
と語っています。
さらに、木下ほうかさんが芸能活動休止発表時に出したコメントに対して、「他の被害者の方々に対しても中途半端な謝罪だけして、芯の部分は認めていない。本当に不誠実な対応」「同意の上だったことにし、うまく逃げようとしていて不快極まりない」「メディアでは、もう二度と顔も名前も見たくない。」
と、怒りをあらわにしています。
Sさんによれば、被害を受けた当時弁護士から他にも被害者がいないか調べて欲しいと言われ、関係者に木下ほうかさんの性加害について聞いて回ったところ、「今すぐ結託するのは難しいが、被害者はほかにもたくさんいる」との情報も耳にしたと告白しています。
その上で、「罪の意識がまるで感じられませんが、これは犯罪です。繰り返される前に、警察に捕まってほしい。」
と訴えています。
Sさんはこのように木下ほうかさんからの性被害や、刑事告訴に踏み切ったことなどを激白しているのですが、これに対してネット上では、
- 女の人可哀想すぎる。訴えられなかったから大丈夫と思ってもっとやってそう
- やば 今までなんで干されなかったの
- ドラッグでこん睡させて・・・ってこと?準強姦って罪重いよね。証拠ないのは痛いけど、これまでの報道見るとやりそうには思える
- お家芸きたね
- 木下が用意した酒を口に運んだら体に異変って、完全に犯罪やん
- マジでヤバい奴じゃん
- 早く逮捕してほしい
- 警察無能過ぎない?被害女性の方かわいそう。泣き寝入りしてる方いっぱいいそうだね。
- こんなことしといて、しれっとテレビに出られる神経が信じられない。キモい。最悪最低。
- 金輪際もう一切テレビで見たくないわ。この人に対しては嫌悪感しかない
などの声が上がっています。
『週刊文春』の取材に応じた女優・X子さんもSさんと同様に、ある日2人っきりで飲みに行き、店を出てタクシーに乗ったところ自宅に連れて行かれ、無理やり性的な行為をされたと訴えていました。
また、Y子さんは新たな所属事務所を探していたところ、木下ほうかさんに「知り合いのマネージャーがいるから」と事務所を紹介され、その後無理やりキスをされるなどしたといいます。
X子さんと同時期に木下ほうかさんが講師を務めるワークショップに参加したZ子さんは、居酒屋で「お前、絡みの撮影できるのか。カメラ回ったら脱げるんやな?」と迫られてキスされたほか、後日「仲直りしたいねん」と言われて居酒屋に行き、Z子さんがトイレから戻ってくると、飲みかけのビールが茶色く変色していたそうです。
それを不審に思いながらも、煽られて言われるがままお酒を飲んだところ、お酒に強いZ子さんが急に立っていられないほど目が回り、強引にタクシーに乗せられそうになったといいます。
それに対してZ子さんが強く抵抗し、近くの交番に駆け込んだことで性的な行為はされずに済んだとのことです。
SさんもZ子さんと同じく、お酒に何かを盛られた可能性があるものの、薬物を使って意識を失わせ、無理やり性的な行為をしたとする証拠がないことで、警察は告訴状を受理しなかったとのことですが、SさんとのLINEで木下ほうかさんは非を認めて謝罪し、医師からは外傷後ストレス障害との診断も受け、それでも罪に問われないというのは解せないですね。
木下ほうかさんの“女優喰い”は一部ではかなり有名な話だったそうで、それによって木下さんとは一緒に飲みに行きたくない、近寄りたくないとの声が上がっていたと、木下さんとプライベートでも付き合いがあった女優・綾部リサさん(29)が明かしており、被害者は相当な数に上るのではないかと思います。
本人は性的暴行をキッパリと否定し、あくまでも合意の上で関係を持ったと主張しているものの、複数の女優等が被害を訴えている状況から、芸能活動再開は相当困難とみられますし、今後も告発が相次ぐ可能性が高いことから、このまま芸能界引退という形を取った方がいい気もしますね。