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ふわっちライバー最上あい殺害事件の裏側。犯人は消費者金融にも借金し生活困窮、返済無視で追い込まれ…

最上あい刺殺事件の容疑者が犯行動機、裁判沙汰の金銭トラブル告白。LINEも複数流出、ネット掲示板に書き込みも…

ライブ動画配信サービス『ふわっち』の人気配信者(ライバー)だった最上あいさん(本名=佐藤愛里 22歳)が、11日に東京・高田馬場の路上で男にナイフで刺され死亡した事件で、逮捕された職業不詳・高野健一容疑者(42)が犯行動機について金銭トラブルがあったなどと供述し、実際にお金の返済を求めて民事裁判を起こしていたことなどが明らかになっています。

容疑者は11日午前9時50分ごろに高田馬場4丁目の路上で、「3.11 山手線徒歩1周」との企画でライブ配信していた最上あいさんを襲撃し、首や胸など計30ヶ所以上をサバイバルナイフ(刃渡り13センチ)で刺したとして、殺人未遂容疑で現行犯逮捕され、最上さんは病院に搬送されるも「出血性ショック」で亡くなりました。

<↓の画像が、逮捕後の高野健一容疑者の写真>

警視庁捜査1課の取り調べに容疑者は、11日朝に栃木県小山市から上京、最上あいさんのライブ配信を確認しながらJR高田馬場駅へ移動し、そして最上さんの姿を見つけて刺したと供述しています。

犯行動機については、「生活に困っているのであれば助けたいと思い、貯金や消費者金融で借りた金で200万円以上を貸したが、2023年初めごろから連絡が取れなくなった。裁判も起こしたがお金を返さず、配信をして稼いでいくのがやりきれなくなり、犯行を決心した」などと供述しており、金銭トラブルが事件の背景にあるとみられています。

各報道によると、容疑者が最上あいさんと出会ったのは2021年12月ごろで、最上さんの配信を見てファンになり、2022年8月ごろから最上さんが当時勤務していたキャバクラにも通い、直接会う関係になったといいます。

容疑者の供述によると、最上あいさんから「バイト先に財布を忘れて手持ちがない」「携帯電話の料金や生活費が払えない」「姉の生活費を貸してほしい」などと助けを求められ、複数回にわたり直接お金を貸すようになったほか、「多い時で月に10万円ほど投げ銭をした」としています。

容疑者は2022年9~11月にかけて13回にわたり、最上あいさん名義の口座に約250万円を送金していましたが、最上さんがお金を返さなかったことで容疑者は2023年8月に裁判を起こし、同12月に宇都宮地方裁判所は最上さんに対して、「被告は原告に対し、251万4,800円及びこれに対する令和5年12月8日から支払済みまで年3%の割合による金員を支払え」と命じた判決記録が残っています。

しかし、最上あいさんはこの判決を無視して一切お金を返さなかったとされ、容疑者は昨年1月に栃木県警を訪れ、「お金を貸したが返してもらえない」「裁判で相手に支払いの判決が出たが、所在不明になっている」などと相談していたことも明らかになっています。

一方、最上あいさんも過去の配信中にリスナーとの金銭トラブルを話していたといい、その配信を見ていたリスナーはTBSの取材に、「リスナーさんから150万円借りた。(相手からの)コメントがあまりに酷くて、ブロックという機能でブロックしちゃった」などと話していたとしています。

最上あいさん刺殺事件報道の動画

最上あいさんは容疑者との金銭トラブル後に一度配信活動をやめましたが、少し前からふわっちで再び配信活動をしており、ふわっちの配信者は10段階でランク付けをされるのですが、最上さんは最高ランクの「プラチナ+」で、ふわっち界隈では有名な配信者の1人だったといいます。

このクラスのライバーになるとギフト(投げ銭)だけで月平均100万円以上を稼ぐこともできるといい、最上あいさんと親しかったライバー・まさやんさんは「彼女もかなり稼いでいたはず」と、『NEWSポストセブン』(小学館)の取材に明かしています。

また、容疑者が最上あいさんに複数回にわたってお金を貸していたことを裏付ける証拠のLINEトークなども出てきており、『集英社オンライン』(集英社)や暴露系インフルエンサー集団『Z李(ジェット・リー)』が、容疑者の知人等から入手したLINEの内容を公開しています。

<↓の画像は、2022年9月に最上あいさんが容疑者からお金を借りた際のLINEトーク>

吹き出し右側が容疑者のメッセージ(以下同)

さらに、容疑者と思しき人物は2022年末ごろから、ネット掲示板の最上あいさんのスレッドに金銭トラブルに関する書き込みを複数回行っていました。

容疑者と思しき人物は、最上あいさんが公表していなかった本名も書いたうえで、消費者金融にもお金を借りて合計250万円を貸すも、最終的にはLINEをブロックされ逃げられたこと、消費者金融から借りたお金を毎月返済し、完済するのは2028年6月とも明かしていました。

<↓の画像は、2022年11月に容疑者が消費者金融から借り入れ時の最上あいさんとのLINEトーク>

また、最上あいさんにお金を貸した理由については、「財布をバイト先に忘れた・キャバの偉い人の誕生日に高級シャンパン入れさせられた・お姉ちゃんが彼氏と蒸発して生活が大変・お姉ちゃんが妊娠中でお金を貸してほしい」「お姉ちゃんの売り掛け金を払えないならデリしろと言われた・元彼が貸したお金を返さないと晒すと言ってきた・吐血をして癌かもしれない、家出中だから家を借りて生活建て直したい」などと言われ、それがまさかウソだとは思わず貸してしまったと説明しています。

加えて、裁判で返還を求めたお金は後に返済すると言われて貸した分のみとし、「ふわっちのギフト、キャバクラで使ったお金、買ってと頼まれたネックレス代、プレゼント代は請求しておらず、貸してと言われたお金だけ返還請求しました」とも明かしていました。

そして、警察に行く直前の2023年末には、「いまお金持ちのカレシと付き合ってるらしい」「金借りて飛んだやつが東京でお金持ちの彼氏と楽しくやってるなんて最悪すぎる」「時効まであと10年程あります。今のところ諦めるつもりはないです どう足掻いても返ってこないってなったらもう失うものもないのでなんかして死にます」などとも書き込んでいました。

同スレッドの他のユーザーの書き込みによれば、容疑者と思しき人物は2022年にSNSで最上あいさんとのLINEのやり取りを公開し、同年末に最上さんがライブ配信中にそれに関するコメントが寄せられると、最上さんは電波が悪いなどと言って突然配信を打ち切ったそうで、こうした行動もあり容疑者はさらに最上さんに対する不信感、怒りを募らせたと考えられます。

容疑者は知人とのLINEでも、昨年時点で精神的にかなり追い詰められていることを打ち明けており、「帰ってこないなら来ないで、もう無理ですって早く結果でてほしいよ そしたら色々諦められるからさ 人生とか」「あー借金問題でも人生でもいいから早く終わりたい」などと綴っていました。

<↓の画像は、容疑者と知人のLINEトーク>

ちなみに、容疑者は独身で1年ほど前から家賃3万円前後のアパートで1人暮しをしていたそうで、そのアパートは生活困窮者や複雑な事情を抱えている人も少なくないといい、こうした部分からも生活が逼迫していたことがうかがえます。

その一方で、最上あいさんは再び楽しそうに配信活動を行っており、そうした姿を見て容疑者が怒りを爆発させ、もうやるしかないという考えになってしまったようで、一連の流れが事実とすれば容疑者の気持ちも理解できなくはないとの声は少なくありません。

昨年5月にも東京・西新宿のタワーマンションで、ガールバー経営の20代女性が50代男性に刺殺される事件がありましたが、この事件の犯人も元キャバクラ嬢の被害者にのめり込み、そして女性から「結婚するなら車とかバイクを処分してお金にして」などと結婚をほのめかされて、長年大事にしていた高級車やバイクなども売却して合計1,800万円を注ぎ込んだ後に距離を置かれ、そしてストーカー扱いされて逮捕もされた末に犯行に及びました。

最上あいさんも相手の気持ちや懐事情を考慮せず、そして法的手段をとられるも無視を続けるなど、誠意が感じられない行動をとっていた部分については非があったと思いますが、それだけでなく、容疑者は「統合失調症」という心の病気を持っていたと知人が明かしており、統合失調症は考えや気持ちがまとまらなくなる状態が続いたり、支離滅裂な発言や不適切な行動をとるなどの症状がみられる病気で、様々な要因が重なって発生した事件だと考えられます。

容疑者の犯行は決して許されるべきことではありませんが、最上あいさんが裁判の判決を受けて少しずつでも返済をしていれば、このような事になっていなかった可能性も十分考えられるだけに、非常に悔やまれる事件だと感じます。

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