芸能界の第一線で40年以上にわたって活躍を続けている明石家さんまさんの元相方が、19日に詐欺事件で逮捕されていたことや、さんまさんとは対照的に哀しい転落人生を送っていたと26日発売の週刊誌『女性セブン』が報じています。
詐欺事件で逮捕された明石家さんまさんの元相方とは、かつて「明石家小禄(ころく)」「五所の家小禄」「右京小禄」などの名で落語家として活動し、現在は無職の高橋平明容疑者(72)で、高橋容疑者は2020年10月に知人男性に対して「イベントの仕事を受けたんだが、準備金が足りないので200万円を貸して欲しい」などとウソをつき、現金200万円を騙し取ったとして、詐欺容疑で逮捕されたことが19日に明らかになりました。
<↓の画像が、明石家さんまさんの元相方・高橋平明容疑者の写真>
高橋平明容疑者は、明石家さんまさんが2代目・笑福亭松之助さん(本名=明石徳三 享年93)の弟子となる数ヶ月前に入門し、その後2人はスポーツ選手の形態模写ネタをテレビ番組などで披露し、それが反響を呼んだことで所属する『吉本興業』から『アトム・スリム』というコンビ名でのデビューを打診されたものの、さんまさんはコンビではなくピンで売れたい気持ちが強かったことで拒否し、これによって2人はコンビ解消となったといいます。
<↓の画像が、明石家さんまさんとコンビを組んでいた頃の写真>
- 明石家さんまさんと元相方・高橋平明容疑者の漫才映像(Twitter)
その後、明石家さんまさんは全国区のお笑いスターになり、一方の高橋平明容疑者は1980年代に6人組コントユニット『カレッジI』で活動、芸能活動の傍ら京都で『スナック小禄』を経営していましたが、金銭トラブルや“闇営業”が原因で吉本興業をクビになり、同時期には笑福亭松之助さんに破門されたといいます。
女性セブンの取材に当時を知る落語家・笑福亭松枝さんは、破門になった理由について「お金でしくじって破門になったと聞いている」と語り、その後1994年には巨額詐欺事件で逮捕されたそうです。
事件内容は、母親の内縁の夫が亡くなったとして、複数の知人に「葬儀代が払えないので貸してほしい。香典で返す」と言って、約2,000万円を騙し取ったというものでした。
その少し前には、「おれはさんまの兄弟子やから、坂田利夫さんや山田スミ子さんを呼べる」などと言って、当時経営していたイベント会社で着物の展示販売ショーを企画し、出資者たちから約10億円を集めるも企画が失敗、出資者たちからは損害賠償を請求され、1993年9月に自己破産したとのことです。
高橋平明容疑者はその後、岐阜県に移住して再びスナックやイベント会社を経営していたそうですが、2006年には知人等から約1.5億円を借り、そのまま失踪したといいます。
<↓の画像は、失踪前の2005年撮影の高橋平明容疑者の写真>
『東京スポーツ』(東スポ)によれば、そんな高橋平明容疑者は「2011年に心筋梗塞で死んだことになっていた」といい、その頃もお金に困っていたとの話があったそうです。
高橋平明容疑者は逮捕時点で、愛知県名古屋市中区で暮らしていたようですが、女性セブンの取材によれば、最近まで岐阜市内のマンションで60代ぐらいの女性と2人暮らしをしていたといい、「小柄で白髪交じりの短髪で、眼鏡をかけてニコニコしているおじいさん。会うと“仕事が忙しいんだよ”と言っていましたね」「去年末ぐらいに、パトカーが来て、おまわりさんもゾロゾロと集まったことがあったんです。おまわりさんに聞いたら“夫婦げんかです”と。その一件以来、おじいさんの姿は見かけなくなりました」
と、近隣住民が証言しています。
そして、再び詐欺事件を起こして逮捕となり、明石家さんまさんとは対照的に見事なまでの転落人生を送っていますが、これに対してネット上では、
- レジェンドと無職犯罪者 ここまでくっきり明暗分かれたコンビも中々おらんやろな
- 元落語家として笑えない話だ 逮捕されて犯罪者となって、落語家から落伍者になったのは恥ずかしい
- さんまさんのところに無心しに行かなかったのは迷惑かけたくなかったから?
- こいつがホラに吹くほどの大恩があるなら天下のさんまが何億でも捨て扶持やって面倒見てるよ。
関わりを持っていないのは、つまりそういうこと。 - さんま元兄弟子、死んだ筈が詐欺師として暗躍していた!ちょっと笑えませんなぁ。
- さんざん逃げ回ってあちこちに金で迷惑かけて、ろくなもんじゃない。
死亡した事になってたけど、死んだって話してる別の元芸人もグルなのかねえ。 - ピンでやりたいってこの人との漫才断ったさんま、やっぱり運を持って生まれてきてるんだなぁ
などの声が上がっています。
高橋平明容疑者と明石家さんまさんは、2人で活動していた期間はかなり短かったようで、テレビでこの頃のことを話すことはほとんど無いことから、さんまさんに相方がいたこと事態に驚いたとの声も少なくありません。
ちなみに、2016年11月放送の特番『誰も知らない明石家さんま 初のロングインタビューで解禁!』(日本テレビ系)の中で、「漫才でコンビを組むなら誰?」という質問に対して明石家さんまさんが、19歳の時に兄弟子だった高橋平明容疑者と漫才コンクールに出場し、優勝したと語る場面がありました。
明石家さんまさんは、高橋平明容疑者と共に形態模写のネタで注目を集めていき、その後の大ブレークに繋がった一方で、高橋容疑者は闇営業や金銭トラブルが原因で吉本をクビ、その後も詐欺行為などを繰り返して自ら転落していったようで、自業自得としか言えません。
高橋平明容疑者は、明石家さんまさんの名前も使いながら詐欺行為を繰り返していたようで、再び詐欺で逮捕されたことをさんまさんは知っているのかどうかは分かりませんが、もし耳にしていたとしてもさすがに呆れ返り、今後もこの件について言及することはないかもしれないですね。