爆笑問題の後輩コンビで、2014年にネタ中のセリフ「ダメよ~、ダメダメ」で『新語・流行語大賞』を受賞した日本エレキテル連合・中野聡子さん(なかの・そうこ 39歳)が17日、「子宮頸ガン」を患っていることを公表しました。
<↓の画像が、日本エレキテル連合・中野聡子さんの写真>
中野聡子さんと相方・橋本小雪さん(38)は連名でコメントを出し、中野さんが子宮頸ガンの治療に専念することを理由に、12月16~18日に予定していた単独ライブ『日本エレキテルの坊っちゃん』を急遽中止することを発表しています。
続けて、「本人はカラッとしておりますし、至極元気ですのでご心配なさらないで下さい。そんなことよりただただ、楽しみにして下さっていた皆様、遠方よりお越し下さろうとしていた皆様、関係者の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。私達としては中止というより延期という気持ちでいますので楽しみが延びたなーって思って頂ければ幸いです。」
としています。
また、中野聡子さんが今後治療に専念するため、「自分達のしたい事だけをし、エネルギッシュな人生にしたい」と考え、所属事務所『タイタン』に退社を申し入れたことも明かしています。
しかし、太田光代社長から見捨てることは出来ないと言われ、コンビの意思を最大限に尊重する形で業務提携を提案してもらい、今後は業務提携の形になることも報告しています。
太田光代社長もコメントを発表し、中野聡子さんが子宮頸ガンの治療に専念することを改めて報告した上で、コンビは前向きに今後の活動にも意欲を燃やしているとし、「治療も含め、私どもに出来ることは最大限に協力していきたいとの思いでございます。今後とも、日本エレキテル連合ふたりの応援を、よろしくお願い申し上げます」
としています。
この発表を受けてネット上では、
- 検診で見つかったのかな?お大事に
- 早期なら心配しなくても大丈夫!
- どうしてるかと思ったら…治療に専念して元気に戻ってきてほしい
などの声が上がっています。
公益社団法人『日本産科婦人科学会』の説明によれば、子宮頸ガンは子宮下部の管状の部分に発症するガンで、子宮ガン全体のうち発症の割合は7割程度を占め、好発年齢は以前まで40~50代だったものの、近年は20~30代の女性も発症数が増え、現在は30代後半が発症のピークになっているとのことです。
日本では毎年約1万人の女性が子宮頸ガンを発症し、約3,000人が亡くなっており、2000年以降から患者数と死亡者数が増加しているといいます。
子宮頸ガンを発症する主な原因は、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」への感染によるもので、これは男女問わず性交渉によって感染し、経験者であれば誰もが一生に一度は感染する機会があるとされています。
ちなみに、中野聡子さんは2020年1月にタイタン所属のピン芸人・松尾アトム前派出所さん(本名=松尾寿司 まつお・としじ 44歳)と結婚しており、結婚発表時点で同居はしておらず手すら握ったこともないと明かしていました。
<↓の画像は、中野聡子さんと夫・松尾アトム前派出所さんの写真>
HPVに感染した場合でも、9割は免疫力で体内から排除されるものの、1割が感染状態が続き、一部の人は子宮頸部異形成という子宮頸ガンの前段階を経て、数年以上かけて子宮頸ガンに進行していくとのことです。
HPVはHPVワクチンを接種することにより、6~7割は予防できるとされ、『WHO(世界保健機関)』は同ワクチンの有効性と安全性を評価し、10代前半のうちに予防接種することが推奨されています。
子宮頸ガンが発覚した中野聡子さんは、HPVワクチンを接種していたのか、いつどのようにガンが発覚し、ガンはどこまで進行しているのかなど詳細は不明ですが、ガン公表後に相方・橋本小雪さんのツイッターを通じて、「癌公表って凄い物々しい見出しですが、今は医療も発達しておりますし、私はピンピンしています。いい具合に忘れられて今1番楽しくやっておりますので、ご安心くださいませ どうか子宮頚がん検診受けて下さいね。」
とコメントしています。
<↓の画像が、中野聡子さんのコメント写真>
子宮頸ガン検診などを定期的に受け、子宮頸ガンを早期に発見できれば治癒率は高く、日本産科婦人科学会の婦人科腫瘍委員会による統計では、5年生存率はステージ1で90%以上、ステージ2で70%以上、ステージ3で50%以上、ステージ4で約30%となっており、初期段階で治療を受ければ子宮を温存できる可能性も十分あるそうです。
太田光代社長は『サンケイスポーツ』の取材に対して、ガンの進行度は検査中としながら現状は「中程度より上」と明かし、体調不良で検査を受けたところ14日に子宮頸ガンと診断され、近く入院するそうです。
中野聡子さんの前向きなコメントを見た限りでは、現時点では初期段階かと思いましたが、ある程度進行した状態にあるようで、今後も芸人として活動できるように、しばらく治療に専念して病気を克服してほしいですね。