新浪剛史がサントリー会長辞任。麻薬取締法違反容疑で家宅捜索、大麻成分含むサプリメント購入か…

2025年9月2日（火）17:08

サントリー元会長・新浪剛史

『ローソン』の社長などを歴任し、今年3月から『サントリーホールディングス』の代表取締役会長を務めていた実業家・新浪剛史さん（にいなみ・たけし 66歳）が、違法薬物絡みの問題で1日付で辞任したことが正式発表され、ネット上で物議を醸しています。

各報道によると、福岡県警察は8月22日に麻薬取締法違反容疑で、新浪剛史さんの自宅の家宅捜索を行ったといいます。

新浪剛史さんは、幻覚作用などがある大麻由来の違法成分「THC（テトラヒドロカンナビノール）」が含まれる製品をアメリカから輸入した疑いが持たれているといい、家宅捜索を受けた際に新浪さんは「適法な製品だと思っていた」「知人の女性が一方的に送りつけてきた」などと主張していたそうです。

自宅からは問題の製品は見つからなかったほか、簡易の尿鑑定では大麻成分は検出されず陰性だったことで逮捕はされておらず、警察は慎重に捜査を進めているとのことです。

新浪剛史さんが家宅捜索を受けたきっかけは、7月に別の違法薬物事件で逮捕された男を捜査していた中で、関係先として新浪さんの名前が浮上したことで捜査が行われたといいます。

新浪剛史さんは取り調べに対して「薬物のようなものが送られてきた認識もあまり定かではない」とも供述しているといいます。

そして、サントリーホールディングスは2日に記者会見を行い、1日付で新浪剛史さんが代表取締役会長を辞任していたことを明らかにしました。

サントリーの説明によると、家宅捜索が行われた8月22日に新浪剛史さんから警察の捜査を受けたとの連絡があり、サントリーは深刻な事案だと判断し、新浪さんに対して外部弁護士によるヒアリングを実施したそうです。

そこで、新浪剛史さんは合法だと認識して購入したサプリメントに関して捜査を受けたとの説明があり、製品が本当に合法なものだったのか否かは現在も捜査中ながらも、「サントリーグループのトップマネジメントとしては、法令に抵触しないことは当然であり、サプリメントの購入に当たっては、しかるべき注意を払うことが不可欠の資質と考えます。したがって、捜査の結果を待つまでもなく、サプリメントに関する認識を欠いた新浪氏の行為は当社代表取締役会長という要職に堪えないと判断し、同氏と協議したところ、一身上の理由により役職を辞任したいとの申し出があり、9月1日付で受理した」と、辞任に至った経緯と理由を説明しています。

サントリーのトップが、まさかの違法薬物疑惑で代表を辞任したことに対してネット上では、

サプリ販売している会社の会長が違法サプリって…
警察珍しくまともに仕事したじゃん　こんな大物、普通手を出さないのにね
ジャニーズの時タレントに対して人権侵害レベルでボロクソ言ってたのに、自分は大麻で草
女が！って話はキメ〇〇か？こいつがハニートラにかかったか？自ら女を薬中にしたか？
もし事実無根なら辞職するはずないから終わったな
なんで所持も使用も確認されてないのに辞めるの？まあガサ入れされる時点でヤバいのかもしれないけど。
それにしてもこんな島耕作の話みたいなことって本当にあるのね
最後の最後に薬物云々はホントやらかしてくれたよ　辞めてくれたのはホント嬉しいけど、なんだかんだで10年以上か…長かったな
一企業だけでなく、経済同友会でも最高責任者。記者会見は、必ずやらないといけない。都合のいい時だけマスコミに登場し、上から目線のコメントしてきたのだから。
どの口が日本やその国民を語ってきたのか、検証するつもり。真実を、自ら明かす責任があると思う。

などの声が上がっています。

新浪剛史さんはサントリーの代表だけでなく、『日本経済団体連合会（経団連）』や『日本商工会議所（日商）』と並ぶ経済3団体の1つ『経済同友会』の代表理事を務めているほか、2014年から内閣府の『経済財政諮問会議』の民間議員も務めている経済界の超大物で、そうした人物が違法薬物事件を巡る捜査を受けていたとのことで衝撃が走っています。

新浪剛史さんは“物言う経営者”としても有名で、2023年に旧ジャニーズ事務所の元社長・ジャニー喜多川さんの性加害問題が大きな波紋を広げる中で、「（ジャニーズ事務所が）児童虐待に対して真摯に反省しているか大変疑わしい。ジャニーズ事務所を使うと、児童虐待を認めることになり、国際的な非難のもとになる」「タレントの方には心苦しいが、他の事務所に移るなど、手があるのではないか」と経済同友会の会見で語り、この発言がきっかけで大手企業は旧ジャニーズタレントを起用のCM放送を停止し、多くの企業が契約を打ち切る流れとなりました。