アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズや、『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』等の作品を手掛けたアニメ作家・映画監督の庵野秀明さん(あんの・ひであき 63歳)が、プライベートでガソリンスタンドを利用時のサイン入りレシートをアルバイト店員がツイッターで公開し、炎上騒動に発展しています。
問題のツイートは6月5日深夜に投稿され、「バイト先に庵野秀明来てやばい…ポルシェ乗ってた」と綴り、カード決済時のサイン入りレシート写真を証拠として添付し、支払いに使ったカード会社名や承認番号、Tカード番号の一部なども隠さず公開していました。
<↓の画像が、個人情報を公開したバイト男性のツイート写真>
男性はその後も、「マジで嘘じゃないから信じて欲しい」「信じてもらえないかもだけどマジ。接客の段階から庵野かもしれないって思ってた」「マジでびっくりしたし、割と金持ちっぽい身なりしてた。」などとツイートしていたのですが、この投稿に対して個人情報漏洩として非難のコメントが寄せられていました。
<↓の画像が、庵野秀明さんの情報を漏らすバイト男性のツイート写真>
そして、ネット上で炎上状態となったことで問題のツイートだけでなく、アカウントも削除しました。
ただ、時すでに遅く過去のツイートから本名や年齢(昨年11月時点で16歳)、出身校なども特定されており、男性が働いているガソリンスタンドが三菱グループの『ENEOS(エネオス)』ということも明らかになっています。
週刊誌『女性自身』やニュースサイト『ねとらぼ』はENEOSに取材を行っており、今回の“バイトテロ”行為について「内容は把握しています」とした上で、「調査した結果、当社系列のサービスステーション(SS)のレシートであることが判明しました。この度は、当社系列のSSをご利用したお客様の個人情報が含まれる画像がSNSへ掲載され、ご迷惑をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます」
と謝罪しています。
個人情報を晒すというバイトテロに対する同社の見解については、「お客様の個人情報をSNSへ掲載する行為はいかなる理由があっても許される行為ではありません。このようなことが二度と起きないよう、早急に全国のSSを運営する特約店に向けて、個人情報保護法の順守を改めて指導いたします」
としています。
今後の対応については、「二度と起きないよう、早急に全国のSSを運営する特約店に向けて、個人情報保護法の順守を改めて指導いたします。お客様に安心して当社系列のSSをご利用いただくように努めてまいります。」
と語っています。
そして、庵野秀明さんの個人情報が流出したトラブルに対してネット上では、
- 街で見かけたとかならまだしも、流石にガチの個人情報はあかん
- ちょっとはスシローから学べよ
- 嘘じゃないから信じて欲しいとか言ってて草 嘘のほうがよっぽどマシやろ
- 庵野がTカードを作ってるのが一番の衝撃
- 普通親や友達に話して終わりやと思うけどなあ あっ!Twitterに書かなきゃ!ってなる意味が分からん
- またバカッターか。顧客の個人情報漏洩は犯罪だからね バイト先のENEOSは当然クビで学校は退学だろうね
- 名前とクレカの番号一部晒されただけで悪用なんかできないんやから問題にもならん、みたいな意識のやついてビックリ
- 店の教育不足と言えばそうやけど、客の個人情報ネットに晒すななんていちいち言わな分からんと思わんよな
などの声が上がっています。
こうした著名人の個人情報などを晒す系のバイトテロは定期的にあり、2013年には成田空港内のお土産店の従業員が、俳優・玉木宏さんが買い物に訪れたことをツイッターで報告し、その証拠とするサイン入りレシート写真を晒し上げ、クレジットカード番号なども隠さず公開していたことで大騒動に発展したほか、同年には嵐・櫻井翔さんも同様の被害に遭い、ネットで大きな波紋を広げました。
<↓の画像は、玉木宏さんの個人情報漏洩問題のニュース報道写真>
2016年には不動産会社の女性従業員がツイッターで、俳優・山本耕史さんと元女優の妻・堀北真希さんが来て接客したと報告し、「35万の物件紹介したw 賃貸で探してるくさいw」などとツイートしていたことで大炎上騒動に発展、勤務先の会社とフランチャイズ元の『センチュリー21』が謝罪コメントを発表しました。
<↓の画像が、山本耕史&堀北真希夫妻の情報を漏らした不動産会社従業員のツイート写真>
こうした形での著名人の個人情報流出は後を絶たず、企業側がいくら再発防止対策に力を入れたとしてもある程度の限界があり、完全に防ぐことは難しいとは思いますが、企業全体の信用、イメージなどに深刻な影響を及ぼす恐れがある問題なので、厳しいルールや罰則なども設けるなどし、このような問題の発生を未然に防いでほしいものです。