2014年ソチ五輪のスノーボード・男子ハーフパイプで銅メダルを獲得し、ワールドカップでも優勝経験を持つプロスノーボーダー・平岡卓選手（ひらおか・たく 23歳）が、道路交通法違反（ひき逃げ）の容疑で任意の事情聴取を受けていたことが明らかになりました。
各報道によると、平岡卓選手は9月29日午前9時55分ごろに、奈良県葛城市新庄の県道で乗用車を運転中に、軽乗用車に追突する事故を起こしました。
＜↓の画像が、平岡卓選手のひき逃げ事故報道の写真＞
この事故で軽乗用車を運転していた40代女性は、胸などを打ち軽いケガを負ったにも関わらず、平岡卓選手は救護することなく現場から立ち去ったひき逃げの疑いが持たれており、奈良県警察は今後書類送検する方針とのことです。
軽乗用車は追突された後、その弾みで歩道に乗り上げ、4歳児と39～49歳の男女3人が巻き込まれて軽傷を負っており、警察はこの4人を巻き込んだことに対しても刑事責任を問えるかどうか、現在慎重に捜査を進めているといいます。
『共同通信』の取材に応じた平岡卓選手の関係者は、平岡選手は事件前夜に飲酒、当日に起床してから自動車を運転して追突事故を起こしたといい、周囲には「脇見をしていて追突してしまった」「ブレーキとアクセルを踏み間違えて追突した」などと説明しているそうで。奈良県警は飲酒の有無も調べているとのことです。
現場の目撃証言などから平岡卓選手が事故を起こした疑いが浮上し、取り調べに対して「酒を飲んで運転しており、怖くなった」などと平岡選手は事故や飲酒を認め、代理人弁護士も事故前夜に飲酒していたことは事実としています。
一方で、平岡卓選手の父親は『毎日新聞』の取材に対して、「本人から追突事故を起こしたとは聞いているが、逃げたという話は聞いていない」と、ひき逃げ容疑を否定しています。
そして、平岡卓選手の追突事故、ひき逃げ事件に対してネット上では、
- 事故を起こして動揺するのはわかるが、逃げちゃあいけない
- 飲酒で轢き逃げですか。忖度関係なく厳しい処罰を望みます。
- 酒じゃなくて、アレだろ？やってたの。
- 普段から飲酒運転してたんじゃないの？常習犯かどうか調べるべき。
- スノボやってるやつはこんなのばかりなのかと思われてしまう。もう思われてるか。
- 飲酒運転を逃げ得にしないためにも、飲酒運転よりも逃げた方が重い罰にした方が良いのではないだろうか。
- 飲酒事故の発覚を恐れるために逃げたか。
たばこの害も深刻かもしれないが、酒害の方が圧倒的に深刻だと思う。酒量をコントロールできない人は、断酒すべき。 - やっちまったか。逃げたくなる気持ちは理解できなくはないが、その代償は大きい。メダリストだからといって許されるものではない。
- ある選手は遠征先で大麻吸ったり、平岡は飲酒運転でひき逃げしたりしてスノボの選手って…って言われるのも無理ないぞ
スノボの選手はそういう風に言われるの嫌だって言ってたけど、そんな中見た目チャラいのに一切問題起こさず練習に励んで結果残してる平野歩夢のかっこよさ。かっこいい人ってこういう人の事だよ - これでメダリストの栄光の人生も終わりました。酒飲んで運転したらダメって子供でも知ってます。
飲酒、ひき逃げですので いくらメダリストでも逮捕して下さい。
などのコメントが寄せられています。
今年8月には、地元の奈良県御所市の職員で定年した父親が、2016年にオープンした「御所スケートボードパーク」の建設時に法令違反をしていたとして、停職6ヶ月の懲戒処分を受けていたことが判明しており、それに続いて平岡卓選手が飲酒運転＆ひき逃げ事件とは何とも残念なことです。
NON STYLE・井上裕介さんも2016年12月に、タクシーに接触しして運転手に軽傷を負わせながら現場から立ち去ったとして、2017年2月に自動車運転処罰法違反（過失致傷）、道路交通法違反（ひき逃げ）容疑で書類送検されましたが、被害者との間で示談が成立したこともあり不起訴処分となっています。
しかし、平岡卓選手の場合は酒が残った状態で運転し事故を起こした疑いがあり、本人も取り調べに対して「酒を飲んで運転しており、怖くなった」と供述していると『読売新聞』は報じており、ネット上では厳罰を求める声が多く上がっています。
かなり悪質な事件ですが、初犯で軽傷を負った被害者側と示談が成立した場合には、罰金刑や執行猶予付きの判決となる可能性が高いとみられるものの、追突事故によって歩行者も巻きこまれていることから、少しでも重い処分を下してもらいたいとは思いますね。