人気歌舞伎俳優・市川猿之助さん(47)と両親の3人が自宅で、大量の睡眠導入剤のようなものを摂取して“一家心中”を図ったとされる事件で、動機として疑われている猿之助さんのパワハラ・セクハラ疑惑報道に対して、所属事務所『ケイファクトリー』が公式サイト上でコメントを発表しました。
市川猿之助さんが、舞台などで共演の後輩の歌舞伎俳優やスタッフ等に対するパワハラ・セクハラ疑惑は、事件が発生した18日に週刊誌『女性セブン』が報じ、その後もスポーツ紙など複数のメディアが猿之助さんの“裏の顔”を伝えていました。
これらの報道に対してケイファクトリーは、「ハラスメントに関しましては、今まで猿之助に関わった複数のマネージャーに聞き取りをしましたところ、弊社管轄の現場において、そのような事実は現在出てきておりません。今後は弊社管轄内の関係各社現場に関しましても慎重に調査を進めていく次第です。」
と、現時点で市川猿之助さんによるセクハラ・パワハラは確認できていないと説明しています。
事務所はこの他に、第1発見者の1人である女性マネージャーの当日の動きについても説明し、「猿之助が救急搬送された5月18日の弊社女性マネージャーの動きに関しましては、週刊誌の発売に合わせてマスコミ・報道関係者が自宅に訪れることが予想され、近隣住民皆様のご迷惑にならないよう、自宅~明治座間での移動に同行する予定でおりましたことをご報告申し上げます。」
とコメントしています。
そして、事務所のコメント発表を受けてネット上では、
- 事実無根だとしたら、心中しないと思う
- 事務所を辞めた人に、調査してみたら?ハラスメントが実際に有ったのなら、色々出てくるんじゃない?
- 事務所サイドがハラスメントが有ったと言う訳無いよね。そんな事を発表しても誰も信じません。
- 猿之助の事件の後に、この発表は無いだろ。じゃあ家族会議では何を議題にしてたの?両親は何を持って死を選んだの?いろいろ憶測してしまう
- 自殺未遂が全てかな。事実じゃないなら普通に訴えれば良かったし、裁判費用などの金銭的問題もないでしょうから。
猿之助さんと被害を受けたと言ってる人に話が聞けなきゃ調べようもない。事実じゃないなら、なぜ一家心中のような選択をしてしまったのか。 - マネージャーがすんなり本当のこと言う訳ないじゃん。本当のことを言ったら自分の立場だってヤバくなるのに。
ジャニー氏のセクハラで先輩ジャニタレが後輩に聞き取り調査したって本当のこと言わないのと同じ。こういうのはきちんと第三者による調査を行うべきかと。 - 死んで生まれ変わりたいくらいだったのに、何もありませんが通用すると本気で思ってるのかな?
- 事実無根なら一家心中の理由がないよね。全く別の理由?しかもお母さんが先。なんだろう。
などの声が上がっています。
女性セブンの取材に対して、市川猿之助さんのパワハラやセクハラ疑惑を語っているのは被害者本人ではなく周囲の関係者らで、「猿之助さんの舞台に立った経験を持つある役者は、猿之助さんとの“関係性”にかなり苦悩していました。たとえば、地方興行などの際、頻繁に猿之助さんのホテルの部屋に誘われ、お酒につきあわされていた。そればかりか“隣に寝なさい”と指示され、横になると布団の中に潜り込んできて、キスをされたり、身体を弄ばれたりと過剰な性的スキンシップをされるというのです」
と劇場関係者が証言しています。
また、澤瀉屋(おもだかや)のある関係者は、「夜にお酒を飲んだ後、2人きりになるのが怖い」「私の場合はタクシーで手を繋ぐのは当たり前で、キスをされたり、下半身を好き勝手にされたりする程度でしたが、周りにはもっと深刻な接触を求められている人もいました。拒否したらどうなるか。舞台で役を与えられなかったり、無視されたり、スタッフなら仕事を取り上げられたり……。狭い世界なので断るのは本当に勇気がいることなんです」
などと語っています。
市川猿之助さんと深い関係にあった某俳優は、ある時に関係を断ったところ舞台に上げてもらえなくなるなどし、一方で性的な行為を受け入れれば気に入られて、芸歴や実力に相応しくない大役をもらえることもあったとしています。
ちなみに、市川猿之助さんと公私共に親交が深く、遺書等に名前が書かれていたとされる第1発見者の1人で俳優兼マネージャーのMさんは、俳優の父親と共に猿之助さんの主演舞台に出演して以降、度々猿之助さんが出演の舞台やドラマに起用されていました。
実際に後輩役者やスタッフ等に対して、セクハラ・パワハラをしていたのか否かは定かではありませんが、市川猿之助さんは15日にこの件で女性セブンから直撃取材を受け、その後様子が急変したとの情報があるほか、事件前日の17日に両親と家族会議を行い、「家族で死んで生まれ変わろうと話し合った」という趣旨の説明を警察にしたとの報道も出ているので、問題となるような行為があったのは事実の可能性が高いのではと感じます。
『東京スポーツ』(東スポ)は、女性セブンがまだ出していない“過激スキャンダル”の存在を伝えており、「猿之助さんが直撃取材を受けたのは15日。直撃された内容は、実際に記事に出ているものをはるかに上回る過激なスキャンダルだった。猿之助さんは、それが掲載されると思い込んで、17日の夜までに両親の元を訪れて事情を説明し、家族会議をしたと言われている」
と梨園関係者が語っています。
現時点で女性セブンは続報を出しておらず、今後さらにとんでもないセクハラ・パワハラ問題、その他の衝撃トラブルが報じられるのかどうかは分かりませんが、事件が発生して以降、以前から歌舞伎界隈では悪評が飛び交っていたとの情報が出ていますし、今後さらに具体的な情報や当事者による告発が出てくるのも時間の問題かもしれません。
とりあえず今後の警察による事情聴取で、市川猿之助さん本人が自殺を図った動機などについて、どのような供述をするのかに注目したいですし、嘘をつくことなく真実を明らかにしてもらいたいですね。