俳優・香川照之さん(57)の従兄弟(いとこ)で、人気歌舞伎俳優の4代目・市川猿之助さん(47)と両親が自宅で倒れているところを発見され、両親の死亡が確認されたことが分かりました。
警視庁目黒警察署によると、18日午前10時過ぎに東京・目黒にある市川猿之助さんの自宅で、猿之助さんと両親が倒れているのをマネージャーが発見し119番通報したとのことです。
市川猿之助さんは意識がある一方で、母親の延子さん(75)は現場で死亡が確認され、父親の4代目・市川段四郎さん(76)は意識不明の重体で救急搬送され、病院で死亡が確認されました。
<↓の画像は、市川猿之助さんと父親・市川段四郎さんの写真>
『読売新聞』や『朝日新聞』等が捜査関係者に取材したところ、市川猿之助さんは地下1階にある自室で倒れていたといい、近くには知人に宛てた遺書のような書き置きがあり、両親は2階で倒れていたとのことです。
こうした現場の状況から、市川猿之助さんが自殺を図った可能性もあると見て、詳しい状況を確認しているといいます。
これに対してネット上では、
- 3人とも倒れていたということは、何かの中毒か、何者かに襲われたのか
- マネージャーは家に入ったのに平気だったのかな?多分、火事とか空気中の毒物じゃないね。直接、体内に取り込んだ可能性が高いんじゃない?命はとりとめてほしいね。
- 遺書って、、、自殺なんだ と言う事は両親を巻き込んだ無理心中?何でそんな事になってしまったんでしょう
- 一酸化炭素中毒辺りかと思ったが遺書があるのか。だとしたら自殺の線もあるのだがなぜ両親を巻き込むような事になったのか
- スキャンダル以上に大事になって、助かってもまた自殺しちゃう…
などの声が上がっています。
情報が錯綜していますが、市川猿之助さんの自室から遺書のようなものが見つかっているとのことで、“無理心中”を図ったのではないかとの憶測が飛び交っています。
市川猿之助さんは今月に東京・明治座で開幕した「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」で座長を務めるなど、様々な活動をしている中で自殺を図ったというのは信じ難いのですが、18日発売の週刊誌『女性セブン』は猿之助さんのセクハラ・パワハラ問題をスクープし、この報道を巡って物議を醸していました。
女性セブンの記事では劇場関係者が、「猿之助さんの舞台に立った経験を持つある役者は、猿之助さんとの“関係性”にかなり苦悩していました。たとえば、地方興行などの際、頻繁に猿之助さんのホテルの部屋に誘われ、お酒につきあわされていた。そればかりか“隣に寝なさい”と指示され、横になると布団の中に潜り込んできて、キスをされたり、身体を弄ばれたりと過剰な性的スキンシップをされるというのです」
などと証言し、共演した歌舞伎役者やスタッフに対して常習的に性的な行為をしているとしています。
さらに、市川猿之助さんはコロナ禍前に、澤瀉屋一門の若手歌舞伎役者や舞台俳優、アクション俳優等を集めてパーティーを頻繁に主催し、コロナ禍には名門高級ホテルを貸し切り、ドンチャン騒ぎをして“濃厚接触”がさらにエスカレートしていたこと、それが原因なのかは不明ながら、一昨年と昨年7月には新型コロナウイルスに感染し、興行にも影響を与えていたなどと報じています。
<↓の画像が、女性セブンが入手した市川猿之助さんのパーティー写真>
そして、女性セブンは真相を確かめるために、5月15日夜に飲食店から出てきた市川猿之助さんに直撃取材を敢行したところ、「答える義務はありません」と言って真相は明らかにしなかったといいます。
また、歌舞伎役者と業務委託契約を結び、歌舞伎の興行を手掛ける松竹に見解を求めたところ、「ご指摘の事象は承知しておりません。」とした上で、「(今後の対応については)ハラスメント行為は決して許されないものであり、俳優の私行においても社会規範や倫理を逸脱する行為は厳に慎むべきと考えております。公演製作・主催企業としての社会的責任の見地から、弊社の興行等に関連した看過し難い事象の発生が懸念されました場合には事実確認を行い、適正に対応して参る所存です」
と回答したとのことでした。
今回の事件と女性セブンのセクハラ・パワハラ報道は関係しているのかは定かではありませんが、記事が出た日に事件が起きているだけに関連性が疑われます。
とにかく今は市川猿之助さんの容体回復を祈ると共に、自宅で起きた事件や女性セブンの報道について、今後どのような説明をするのかに注目したいところです。