芸トピ

13代目・市川團十郎白猿の襲名興行を11・12月に歌舞伎座で開催。大名跡復活、堀越勸玄は8代目・市川新之助を襲名へ

市川海老蔵の市川團十郎白猿襲名公演が決定で物議。女性スキャンダル、トラブル相次ぎ否定的な声が噴出

歌舞伎俳優・市川海老蔵さん(本名=堀越寶世 ほりこし・たかとし 44歳)の「13代目・市川團十郎白猿(はくえん)」襲名披露公演が、11・12月に東京・歌舞伎座で開催することが31日に正式発表され、ネット上で話題になっています。

市川海老蔵さんが襲名する「市川團十郎」は、「成田屋」(市川家の屋号)が江戸時代から代々受け継いできた大名跡(だいみょうせき)で、初代・市川團十郎(本名=堀越海老蔵 1660~1704年)から340年以上にわたり、代々受け継がれてきた歌舞伎界で最も権威ある芸名です。

市川海老蔵さんの父親である12代目・市川團十郎さんは、1985年4~6月(当時38歳)にかけて襲名披露興行を行いました。

そして、12代目市川團十郎さんは2013年2月に亡くなり、その後は“空席”となっていましたが、2019年1月に市川海老蔵さんが13代目・市川團十郎白猿、長男の堀越勸玄くんが8代目・市川新之助を襲名することが発表され、襲名披露公演は2020年5~7月にかけて歌舞伎座で開催予定とされていました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて襲名興行は延期となったのですが、予定より2年以上遅れて大名跡を襲名することが決まった市川海老蔵さんは、「初代團十郎より市川家にとりまして大切な名跡であり、その大きな名を継承するという重責を改めて痛感しております。未だ不安や制約の多い状況下ではございますが、どのような時も変わらずに応援をしてくださる皆様のご支援に深く感謝いたし、少しでも多くの方々に喜んでいただけますよう、前を向き歩を進めるべく精一杯勤めてまいります。私、勸玄共に、まだまだ芸道未熟ではございますが、歴代の團十郎、市川宗家の名を辱めることのないよう、心新たに努力精進する所存でございます。」とコメントしています。

また、襲名披露興行を主催する『松竹』の迫本淳一社長は、「江戸時代より代々の名優によって歌舞伎の歴史に重きをなしてきた大名跡が、9年ぶりに復活いたしますのは、誠に意義深く、喜ばしいことと存じます。多岐にわたる挑戦を続けてこられた海老蔵さんが、この度の襲名を機に更なる精進を重ね、益々立派な俳優となられますこと、また成田屋一門が一層栄え、歌舞伎界をさらに盛り上げてくださいますことを祈念いたしております。」とコメントしています。

この発表を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

市川家に長男として生まれた市川海老蔵さんが、歴史ある大名跡を継ぐのは既定路線ではあるものの、海老蔵さんのこれまでの様々な問題言動、役者としての評価は決して高くないことから、2019年に襲名が発表された際にも否定的な反応が相次いでいました。

昨年から今年にかけても、複数の女性との交際が週刊誌にスクープされ、“SNSナンパ”や“パパ活”疑惑まで浮上し、加えて義姉の元TBSアナウンサー・小林麻耶さん(現芸名=國光真耶 42歳)に金銭トラブルなどを暴露され、しばらく大炎上状態が続いていました。

そうしたことから、大名跡に相応しくないという声が上がるのも仕方がないと思いますが、襲名を機に少しずつでも変わっていくことに期待したいところで、市川團十郎の名を汚すことなく芸に精進し、先代を超えるような役者になってもらいたいですね。

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