『読売ジャイアンツ(巨人)』のオコエ瑠偉選手(おこえ・るい 27歳)、増田大輝選手(ますだ・だいき 31歳)の2人が、オンラインカジノでの賭博容疑で書類送検された事件で、オコエ選手の供述により『東北楽天ゴールデンイーグルス』の選手にも違法賭博の疑いが浮上し、ネット上で物議を醸しています。
各報道によると、オコエ瑠偉選手は2022年7月と2023年5月の2回、増田大輝選手は昨年10~11月にかけてスマホなどから海外のオンラインカジノサイトにアクセスし、日本では禁じられている賭博行為をした疑いで書類送検されました。
<↓の画像が、書類送検されたオコエ瑠偉選手と増田大輝選手>
2人は『ワンダーカジノ』や『コニベット』というサイトを利用し、「ブラックジャック」や「バカラ賭博」をしていたといい、オコエ瑠偉選手は合計700万円ほど賭けて、収支はマイナス450万円ほど、増田大輝選手は300万円ほど賭けてマイナス230万円ほどだったそうです。
巨人の発表によると、2月20日に球団が所属選手らに対して、オンラインカジノを利用していた場合は名乗り出るよう呼び掛けたところ、2選手は自首したいと申し出たといいます。
証拠の提供にもすすんで応じ、「開幕前に自らの過ちを正しておきたかった」と話しているほか、「オンラインカジノの違法性を認識しないまま興味本位で利用していたことを深く後悔している」
としています。
そして、オコエ瑠偉選手と増田大滝選手は任意の事情聴取を受け、警視庁は賭博容疑で2選手を書類送検したものの、起訴を求める意見書は付けていないことが明らかになっており、同じく賭博容疑で書類送検された『オリックス・バファローズ』の山岡泰輔投手と同様に、このまま不起訴処分となる可能性が高いとみられます。
TBSなどの報道によると、増田大輝選手は任意の事情聴取で、オンラインカジノで賭博をした理由について「ギャンブルが好きで、知人から教えてもらった」などと証言し、一方のオコエ瑠偉選手は「YouTubeのオンラインカジノの配信を見て“合法”だと思った」「2021年ごろ、当時所属していた楽天の先輩が喫煙所でオンラインカジノをやっているのを見て始めた」などと述べ、楽天の選手もオンラインカジノをしていたことを明かしたとのことです。
これに対してネット上では、
- 古巣に恩返しかな
- 息を吸うように先輩を売る そういうとこやぞ
- やはりな オコエにオンカジに辿り着ける頭はないとおもってた
- 死なば諸共精神
- しれっと先輩を道連れにするのはポイント高いw
- 楽天飛び火ワロタw ここもオコエらしいっちゃらしい
- マーまーそんなもんやろ
- 浅村は喫煙者 マーは昔は吸わんと言ってたが
- 競馬パチンコ趣味な奴は疑った方がいい あとスマホばっかりいじってる奴
- こらプロ野球界に蔓延してるね ペナント止まるわ
などの声が上がっています。
単純賭博罪や常習賭博罪の公訴時効は3年なので、オコエ瑠偉選手の供述がもし事実だったとしても、2021年を最後にオンラインカジノをやっていなければ摘発対象にはなりませんが、オコエ選手の供述によって他にも複数の選手がオンラインカジノを利用し、違法賭博をしていた疑いがより高まりました。
そして、ネット上ではオコエ瑠偉選手にオンラインカジノを教えた先輩選手とは一体誰なのかとして、様々な選手の名前が挙げられており、喫煙者とされる楽天の主砲・浅村栄斗選手(あさむら・ひでと 34歳)を疑う声が多く上がっています。
オコエ瑠偉選手は楽天時代に浅村栄斗選手を慕い、自ら弟子入りを志願して親交を深めていたことで知られており、2020年のインタビュー記事では「(一軍にいる期間は)ずっと付きまとっていた」などと語っていました。
<↓の画像は、オコエ瑠偉選手と浅村栄斗選手の写真>
さらに、週刊誌『週刊文春』が2月に報じた記事で、バリバリのレギュラー選手で2021年の東京五輪代表にも選出されたベテラン選手・Bが、オンラインカジノの“常習犯”として名前が挙げられていると伝えており、この記事が出た当時から浅村栄斗選手に疑いの目が向けられていました。
実際のところはどうなのかは定かではないものの、『NPB(日本野球機構)』の発表によると3月24日までにオンラインカジノ利用を明かした選手は8球団で計16人としていて、この中にオコエ瑠偉選手が挙げた楽天の先輩選手も含まれている可能性もあります。
なお、TBSの取材に対して『株式会社楽天野球団』の広報は、「オコエ選手の発言に関しては、当球団としては把握しておりません」「NPBと連携して適切に対処してまいります」
とコメントしたとしており、もしかすると賭けた金額や利用していた時期によってはその先輩選手も今後書類送検され、実名が明らかになるかもしれないですね。