川村啓真選手が西武ライオンズ自主退団の理由…持続化給付金の不正受給で兄逮捕、詐欺行為に加担報道で物議
「一身上の都合」でプロ野球『埼玉西武ライオンズ』を自主退団した新人・川村啓真選手(かわむら・けいしん 22歳)が、突然の退団に至った理由、裏側を28日発売の週刊誌『フラッシュ』が報じています。
川村啓真選手の自主退団は6月10日に球団から発表されたのですが、フラッシュによれば、その4日前に川村選手の兄が、新型コロナウイルスで影響を受けた個人事業主等を支援するための持続化給付金を、国から騙し取ったとした詐欺容疑で逮捕されていたそうです。
報道によれば、川村啓真選手の兄は2020年5月に、当時大学生の男・Aと共謀して、虚偽の確定申告書等を使って持続化給付金の申請を行い、88万2,000円を騙し取った疑いが持たれており、取り調べに対して容疑を概ね認めているとのことです。
事件の経緯について捜査関係者は、「川村容疑者は、投資セミナーで知り合った山梨市の大学生に、助言や指導を行うようになりました。川村容疑者は山梨県にある大学で野球部に所属していたことがあり、それもきっかけになったのでしょう。川村容疑者は今回の犯行の主導的立場でした」
と説明しています。
そして、川村啓真選手も持続化給付金の不正受給に加担していたといい、「國學院大学に在学していた2020年、兄のもとで、持続化給付金を申請し、受け取っていました。弟は当時は大学生だったのに、個人事業主であるかのように偽装した」
とスポーツ紙記者が語っています。
<↓の画像は、学生時代の川村啓真選手の写真>
『日本野球機構(NPB)』の関係者によれば、川村啓真選手の兄は逮捕当日に警察から事情聴取を受け、それを知った川村選手はすぐに球団に報告、球団サイドは弁護士と相談の上で、不正受給したお金を返すよう指導し、それによって川村選手は逮捕こそ免れたものの、この問題によって自ら退団を申し出たそうです。
フラッシュの取材班は真相を確かめるため、自主退団発表から1週間後に、富山県内の実家を訪ねたところ、川村啓真選手本人と思しき人物が姿を見せたものの、記者に気づくとすぐに家の中に入り、呼び掛けにも応じなかったとのことです。
球団サイドにも、川村啓真選手の持続化給付金不正受給に関して問い合わせたものの、「一身上の都合で当球団を退団いたしました」と回答するのみで、退団の真相を明らかにしなかったそうです。
この報道を受けてネット上では、
- いくらなんでも急すぎるし絶対不祥事だと思ってたわ
- 西武の選手の不祥事率異常やろ
- クズ集めんの上手すぎだろ西武
- これは西武は被害者
- 10億不正受給事件とかもあってタイミングも悪かったな。
これが2番手ぐらいの事件なら成績次第で謹慎ですんだやろ - ドラフトレベルの選手なのにこういうの何でやるんや…と思ったけど、育成4位レベルなら何も考えてないな
- 西武ってこういうガチ犯罪系多いよな。やっぱり埼玉っていう土地が何か引き寄せるのか
- 別に西武になんの非もないけど、何か起こす奴が西武に吸い込まれるのは何が原因なのか
- 入団してから犯罪してるやつもいるし、入団前にもうしてるやつもいるし さすがやな
- そうだったか…非常に残念。大した額でもないのだろうが、これで本人の将来が無くなってしまうのは残念、残念過ぎる。
- 退団は妥当だと思う。不正受給が問題化した時点でこっそり返しておけば良かったのに。
追放された訳では勿論ないので、再チャレンジはあるだろうけど、信頼は失ってしまった…。獲るところはないだろう。
などの声が上がっています。
川村啓真選手は、中学時代から全国大会にも出場するチームでキャプテンを務め、日本文理高校に進学後も1年時から4番に抜擢され、3年時には甲子園に出場し、2回戦で敗れるも2試合出場で9打数4安打1打点、打率.444の成績を残していました。
高校卒業後は國學院大學へ進学し、1年時から東都大学リーグで活躍し新人王を獲得しましたが、その後は成績が低迷したほか、3年になった2020年には新型コロナの影響で春のリーグ戦が中止となり、その頃に持続化給付金の不正受給をしてしまったようです。
川村啓真選手は大学4年時の昨年春には、再び好成績を残してリーグ優勝に貢献、首位打者、ベストナインも獲得、そして昨年10月のドラフト会議で西武から育成枠で4位指名され、支度金350万円、年俸400万円で埼玉西武ライオンズに入団しました。
そして、1年目から2軍のイースタン・リーグに出場し、チームでは3番目に多い31試合に起用されており、大きな期待が寄せられていたことがうかがえます。
川村啓真選手自身も昨年末の入団会見では、「首位打者」を目標に掲げ、「ファームからのスタートになりますが、1日でも早い支配下登録を目指してしっかり練習していきたい」とコメントしていました。
しかし、リーグ戦開幕から3ヶ月足らずで自主退団し、その理由も公表はされていないものの、持続化給付金の不正受給だったというのは驚きですし、残念の一言ですね。
西武は選手の不祥事発生数が他球団に比べて多く、今年4月には女性問題や未成年飲酒・喫煙が発覚、2020年には法定速度を大幅に超える危険な速度で車を運転していたとして、車に乗っていた2選手が起訴され、懲役3ヶ月・執行猶予2年の有罪判決が下されました。
このように度々選手のトラブルが明るみになっているため、球団にも何か問題があるのではとの声も少なくありませんが、川村啓真選手の件に関しては入団前のことで、本人からの報告がない限り把握することは難しいため、球団の調査が不十分だったなどと責めることはできないですね。
気になる川村啓真選手の今後についてですが、球団サイドは自主退団を発表時に「今後のことなどは聞いていません」とコメントしています。
NPBは自由契約選手として公示しており、今後もしかすると他球団が獲得に動く可能性もありますが、逮捕は免れるも詐欺行為が明らかになってしまったからには、プロで野球を続けるのは難しいかもしれないですね。
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