川合俊一の金絡みの問題を週刊文春報道。日本バレーボール協会会長が特別背任罪に問われる恐れ? 本人は完全否定も…

2025年12月17日（水）18:33

川合俊一

バレーボール日本代表の元キャプテンで、タレント活動も続けながら『日本バレーボール協会（JVA）』の会長などを務めている川合俊一さん(62)が、週刊誌『週刊文春』に“特別背任罪”に問われる可能性もある金絡みの問題を報じられ、物議を醸しています。

明日発売の週刊文春は、【川合俊一バレーボール協会会長の「440万円」銭ゲバ講演を告発する！《本人は4時間釈明「JVA会長としてではなく私個人で請け負った」》】と題して、日本バレーボール協会と公式代理店契約を結んでいるA社に対して川合俊一さんが、契約を結ぶ見返りに現金を渡すように求めていた疑いなどを、関係者らの証言をもとに伝えています。

A社の経理担当者・X氏が週刊文春の取材に応じ、川合俊一さんの問題行為を告発しており、「川合会長は弊社に公式代理店契約の見返りとして、協会を通さず『400万円』を会長個人に渡すようタカってきたのです」と証言しています。

川合俊一さんがA社に金銭を要求したのは、会長就任から1年後の2023年のことだったといい、「“講演料”という名目で正当な取引を装い、自身の個人事務所に振り込ませていた」としています。

川合俊一さんは2023年8月20日に、兵庫・姫路の某ホテルの宴会場で講演会を行っており、スクリーンには「基調講演『一流アスリートが生まれる条件』日本バレーボール協会会長川合俊一様」と表示されていたとしています。

日本バレーボール協会の会長として引き受けた講演会の出演料を、協会を通さずに直接受け取るのは問題があるといい、週刊文春の取材に対して、企業ガバナンスに詳しい青山学院大学の八田進二・名誉教授は、「JVA会長として講演しているのであれば、報酬は個人事務所ではなく本来協会に支払われるべきもの。協会へ損失を与えたとして特別背任罪に問われる可能性があります」と指摘しています。

週刊文春は真相を確かめるため川合俊一さんに取材を行い、A社から個人事務所に合計440万円が支払われていることについて追及すると、「200×2ですからね」と答え、公式代理店契約の見返りに金銭を要求したとの話については、「それは全くありません。代理店さんにはスポンサーを連れてきていただいてるわけですから、僕が何か便宜を図れるような立場ではありません」と否定したそうです。

JVA会長として引き受けた仕事の報酬は、まず協会が受け取るべきなのではとの指摘に対しては、「いや、あの講演はJVA会長としてではなく、私個人として請け負ったという認識です」と反論したといいます。

また、講演会で肩書が「JVA会長」と記されていたことについても、「個人事務所で受けた仕事については『会長』という肩書を使われないよう徹底しているつもりです。でも、今回の件を踏まえて気を付けたいと思います」と語ったそうです。

これに対してネット上では、

講演料400万貰ったってだけの話？たいしたことじゃないな
別に文春に告発しなくたって、事実なら出るとこ出ればいいのに
自宅に訪問されたと不満を訴えていたが、そりゃ取材に行くよこんなの。文春が正当だ。
いまの立場で講演会を引き受けて個人は無理があるかと
これだけだと問題あるとは思えないな　会長の肩書き使ったといっても、肩書きの一つがJVA会長なんだからどうせいと　JVA会長だからといって個人の仕事は禁止されてないだろうし
そもそもJVA会長としての仕事として講演依頼が来るというよりも、川合の知名度があるから個人の仕事としての講演が来ているのではないのか？しらんおっさんがJVA会長だったらオファー来ないでしょ？

などの声が上がっています。

週刊文春が指摘している通り、川合俊一さんがJVA会長として講演会の仕事を引き受けたにも関わらず、その報酬を直接受け取り、協会側にお金が入っていないのであれば問題になる可能性が高いですし、協会とA社が公式代理店契約を結んだ際に、川合さん個人に400万円を渡すように求めたのが事実ならば、協会から訴えられたり、会長としての責任を追及される可能性も十分あるでしょうね。

ただ、川合俊一さんは契約にあたって見返りを求めたという疑惑をキッパリ否定し、この記事が出る前には自身のインスタグラムで、週刊文春の記者から取材されたことを明かし、「持ち込まれた情報の中には、悪意に満ちたものが多数ありました」と訴えています。

そして、記事が出た後に改めてインスタグラムを更新し、記事の内容は「事実無根」と否定しています。

人にお金をたかるような行為や、見返りを求めたことは無いと断言し、「そういう生き方はしていないと自信を持って言えます」としています。

そのうえで、事実関係に関しては明日説明をするとしているので、週刊文春に報じられた金絡みの問題についてどういった説明をするのか、協会サイドは報道を受けてどのような対応をするのかに注目したいところです。