芸能事務所『スウィートパワー(スパイスパワー)』との間で、契約を巡って裁判沙汰になっている若手イケメン俳優・岡田健史さん(おかだ・けんし 22歳)が、小栗旬さんや田中圭さん、綾野剛さん等が所属する『トライストーン・エンタテイメント』に移籍する可能性もあると10日発売の週刊誌『女性セブン』が伝えています。
岡田健史さんは2018年4月に『スウィートパワー』との間で5年契約を結び、契約期間はまだ2年残っているのですが、今年3月に事務所への強い不信感などから、3月末をもって事務所を辞めたいとの意思を伝えたとされています。
事務所側は慰留しましたが、話し合いで折り合いがつかず、3月中に事務所の寮から出ていき、仕事の現場にも1人で行くなどしているといいます。
また、岡田健史さんは知人を通じて弁護士に契約について相談し、「労働契約の上限は原則3年。労働契約であれば丸3年経った時点で契約を終了できる」とのアドバイスを受けて、裁判所に契約解除の仮処分申し立てを行いました。
こうした契約を巡るトラブルが表沙汰になってから間もなく1ヶ月が経ちますが、現在も裁判は続いています。
『女性セブン』によれば、そんな岡田健史さんに綾野剛さんが手を差し伸べているといい、2人は昨年公開の映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』で初共演し、これがきっかけで親交を深め、綾野さんは岡田さんのことを弟のように可愛がっているそうです。
<↓の画像は、綾野剛さんと岡田健史さんの2ショット写真>
実際に映画の舞台挨拶に出席した際に綾野剛さんは、「年齢は違いますけど、なんて言うんですかね…すごく好きなので、きょうはわちゃわちゃしているところだけを公開するだけになるかも(笑)。さっき、楽屋出た時にも、出てきてくれて、ずっとニヤニヤしているんですよ。ラブビームを貫いてくるので(笑)。なんか可愛くて仕方ないですね」
と、岡田健史さんへの“愛”を明かしていました。
一方の岡田健史さんも、「撮影初日から、剛さんにいろんなことを聞きまくって、僕が逆の立場だったらウザいなと思うくらいでした(笑)。でも、剛さんは1を聞いたら、100にもして話してくれて『剛さんもういいです』っていうくらい情報量で…。真摯になって向き合ってくださる役者さんと出会えたことが、僕にとってすごく大きな意味を持ちました」
などと語り、相思相愛といった様子でした。
この作品で距離を縮めた2人は、プライベートも一緒に過ごすようになったそうで、『女性セブン』の記事ではドラマ関係者が、「仕事の現場以外でも、綾野さんが親しい友人と飲む時に、岡田さんを呼ぶこともあるようです」
と明かしています。
こうして生まれた“兄弟愛”によって綾野剛さんは、事務所と契約を巡って裁判沙汰になっている岡田健史さんに電話をかけて詳細を把握し、俳優を続けるために何が出来るのか、親身に相談に乗ったそうです。
そして、2人の親密な関係から、岡田健史さんの事務所移籍を噂する声も上がり始めているそうで、綾野剛さんが所属する『トライストーン・エンタテイメント』に移籍する可能性もあるのではないかとみられているようです。
芸能記者は、「岡田さんは今後の俳優生命を心配しています。トラブルを起こした俳優の独立や移籍は困難を極める。でも、トライストーンなら岡田さんの事務所とも関係が良好だし、受け皿となれる可能性がある。何より小栗さんの存在が大きい」
としています。
『トライストーン・エンタテイメント』に所属する小栗旬さんは、事務所の看板俳優として活躍しているだけでなく、事務所の取締役を務める経営陣の1人になっているといい、「もし、岡田さんを引き入れることになれば、小栗さんは率先して動くはずです。というのも、彼は昔から俳優の働き方改革を訴えてきた方ですから。小栗さんは早くから俳優の労働組合を作りたいと語っていました。『自分が誰かに殺されるかも知れない、それぐらいの思いで闘わないと日本の芸能界は変わらない』と強い意志も示していました。そんな彼から見ると、岡田さんの状況は見過ごせないでしょうし、『俺が守ってやるから』という思いがあってもおかしくない」
と映画関係者が語っています。
しかし、岡田健史さんと『スウィートパワー』の裁判はかなり長引きそうといい、もし『トライストーン・エンタテイメント』への移籍話が出たとしても、進展するのはもう少し先になるのではないかとしています。
『女性セブン』は事の真相を確かめるため、『スウィートパワー』に岡田健史さんの事務所移籍について取材したところ、「まだ係争中で結論が出ていないため、他の事務所に移籍するという話はありません」
との回答があったとしています。
一方の『トライストーン・エンタテイメント』は、「弊社は家族的な繋がりでやっている事務所なので、他の事務所さんが大事に育てた俳優を途中で引き抜くようなことはしません。その体力があるならば、まだ芽が出ていない弊社の俳優の育成に力を入れます。岡田さんが移籍することはありえません。」
と、岡田健史さんの事務所移籍説をキッパリ否定したとのことです。
このように双方が事務所移籍を否定していることや、『トライストーン・エンタテイメント』はタレントの引き抜きに関する協定を結ぶ『日本音楽事業者協会(音事協)』に加盟し、引き抜き行為は御法度とされていることから、もし『スウィートパワー』との契約終了が認められても、すぐに移籍となる可能性はかなり低いとみられます。
ただ、岡田健史さんと綾野剛さんは『ドクター・デスの遺産』やドラマ『MIU404』(TBS系)で共演し、2人の間で強い絆が生まれているのは間違いなく、前述の舞台挨拶で綾野さんは、「話せば話すほど、スポンジのように吸い取っていく彼を見ていて、僕がきょうまで経験してきたことを、すべてシェアしていきたいと思いました」「真実を映す瞳をしているんですよね。まっすぐだから、単純にかっこいいし、昭和を感じさせる顔の人ってそんなに多くないと思うんですけど、自分の熱さも持っているので。とても熱い男なので、ずっと見ていきたい」
とも語っており、今後について様々な話をしている可能性は十分あるでしょうね。
そして、岡田健史さんは事務所との契約を巡るトラブルが原因で、仕事への影響が懸念されていますが、とりあえず現時点ではNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『カムカムエヴリバディ』への出演が内定しているとされ、現在もオファーが舞い込み続け、新たに別の仕事も受けたとの情報を『女性セブン』は伝えています。
契約を巡る裁判を含め今後どういった展開を迎えるかは未知数ながら、なるべく仕事への影響は最小限に抑えて、引き続き俳優として活躍する姿を見せてほしいところです。