2016年3月に曜日コメンテーターを務めていた情報バラエティ番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)を降板し、その後行ったイベント「ふかわと夏生のガチンコ・スプリング~『ガチハル!』」にて、番組で共演していたピン芸人・ふかわりょうさん(本名=府川亮 45歳)とステージ上で大ゲンカしたタレント・岡本夏生さん(おかもと・なつき 54歳)が、水面下で法廷バトルを繰り広げていることが明らかになりました。
これは週刊誌『週刊ポスト』と『週刊新潮』が報じているもので、岡本夏生さんとふかわりょうさんは2016年4月11日~13日にかけて、トークイベント「ふかわと夏生のガチンコ・スプリング~『ガチハル!』」を行う予定でしたが、岡本さんがイベント開催直前まで音信不通状態となり、ドタキャンも危ぶまれる状況となりました。
<↓の画像は、『5時に夢中!』で共演していたふかわりょうさん、岡本夏生さんの写真>
しかし、11日のイベント開演時間15分前に岡本夏生さんが会場に姿を現し、予定通り開催されることになったのですが、岡本さんは音信不通状態になった理由は「携帯電話を紛失したため」などと説明し、2時間にわたってふかわりょうさんとマジゲンカし、あまりにも酷い内容に退場者も相次ぐ事態となっていました。
岡本夏生さんはこのイベントで、「ギャラの取り分も聞いていない」「グッズの収益がいくらなのかも知らされていない」などと文句を言い出し、これに対してふかわりょうさんは「結局お金の話か」と不快感をあらわにし、最終的には「自分と同じニオイを感じて好きでしたけど、もうあなたを支えることはできません」と宣言、岡本さんも「今日であんたと会うのは最後。このツーショットは見納めよ!」と絶縁を宣言してイベントは終了となりました。
岡本夏生さんはそれから3週間が経った同5月2日に、『ガチハル!』でのトラブルを謝罪するイベントを開催し、土下座して謝罪しながらもふかわりょうさんとは「信頼関係はなくなった」と語り、イベント開催直前まで音信不通状態になっていた本当の理由を告白しました。
<↓の画像が、2016年5月のイベントで土下座謝罪した岡本夏生さんの写真>
岡本夏生さんは、『5時に夢中!』を降板してから4月8日まで、ふかわりょうさんからの連絡がLINEの簡単なものだったとし、それに対して腹を立てて返信をしなかったといい、イベント前日にも電話に出なかったことで失踪騒動に至ったと説明し、「私にも非はある」と謝罪したほか、携帯電話を紛失したというのもウソで、「キャンセル料の問題とか違約金の問題とかが出て、ちょっとビビッちゃった」と告白しました。
<↓の画像は、テレビの取材にトラブルについて言及した岡本夏生さんの写真>
こうしたトラブルが2人の間で勃発し、岡本夏生さんの謝罪イベントから20日後の2016年5月23日には『日刊スポーツ』が、岡本さん側がふかわりょうさんに対して法的措置も辞さない構えであることを伝えました。
岡本夏生さんは自身のブログで、『ガチハル!』でのトラブルはギャラの話が不十分なまま進められていたことが原因だったとし、「金の、切れ目が、縁の、切れ目とは、まさに よく、言ったもんだ」などと綴り、その後もふかわりょうさんと話し合いの場を持ちたいと本人にメールでも連絡をしているものの、返事が無いことを明らかにしました。
そして、『ガチハル!』のステージ上で岡本夏生さんの口を封じるため、ふかわりょうさんがキスをしたことに対して、「公然ワイセツセクハラ」だと主張し、「ふかわりょう様から、この先も誠意ある、対応が、なかったのならワタナベエンターテイメントに、所属しているタレントふかわりょう様を、公然ワイセツセクハラ!事件で訴えることも、視野に入れざるをえません」
と法的措置も辞さない構えだとしていました。
さらに、「この、公然ワイセツセクハラ事件に、関してだんまりを、決め込むほどご心配ならふかわりょう様サイドが、敏腕弁護士さんを、お連れになっても、もちろん構いません男なら、5時に夢中!の司会者なら正々堂々と、行きましょう!」
と呼び掛けるなど、正に両者のトラブルは泥沼化していました。
岡本夏生さんはこの他にもブログで、過去3回出演したふかわりょうさん主催のイベント『ROCKETMAN SUMMER FES』でも、ギャラを貰っていないことを暴露するなどしています。
両者のトラブルの経緯について『週刊新潮』の記事では芸能担当記者が、「岡本さんが前回のイベントで販売されたポスターの売上から、自分の取り分が払われていないと訴えたところ、ふかわさんが岡本さんを押し倒し、3回にわたって1分間近く、“口封じ”のキスをしたそうです。他にも、ふかわさんは岡本さんについて『こういう人間を(テレビ業界は)誰も使わない、誰も見向きもしない。誰も使いようのない食材を4年半、毎週、毎週料理にしてお茶の間に提供していたのがMX、そして「5時に夢中!」』などと揶揄したことも明らかになっています」
と説明しています。
こうして岡本夏生さんは2016年10月に、ふかわりょうさんに対して強制わいせつ、名誉毀損などの罪で刑事告訴し、一方のふかわさん側は、岡本さんがブログで「公然ワイセツセクハラ」「口封じの羽交い絞め、窒息死ギリギリの接吻で、このイベントの金の流れを全力でごまかした」などと記述していたことに対して、名誉毀損だと刑事告訴したそうです。
両者の訴えは昨年12月に不起訴との判断が下され、これを不服とした岡本夏生さんは名誉毀損について検察審査会に申し立てを行いましたが、今年4月には不起訴相当の議決が出たといいます。
岡本夏生さんはさらに、4月には代理人弁護士を立てずに民事訴訟もしており、訴えているのは刑事告訴と同じ強制わいせつや名誉毀損で、一方のふかわりょうさん側も名誉毀損で提訴したとのことです。
この民事訴訟でふかわりょうさん側も、岡本夏生さんに対して3回キスしたことは認めていますが、「岡本の意に反するものではなく」「性的に辱める意図などもなかった」などと主張し、強制わいせつにはあたらないとしています。
民事訴訟の第1回口頭弁論は6月27日に行われ、岡本夏生さんは「慰謝料は1000万円を下回る事はない」と主張しながらも、「金銭的な請求を行うことは本意ではなく、請求額は1円にとどめる」としており、1円の慰謝料と謝罪広告などを求めていて、一方のふかわりょうさん側も同様に、「精神的苦痛を慰謝するに足りる金額は1000万円を下らない」としつつ、「金銭的請求を行うことは本意ではないため、請求額は1円とする」と損害賠償はほとんど求めていないという異例のものとなっています。
このような両者の主張に対して業界内からは、「普通に仲直りできないの」「いい年をした男と女が何をやっている」などと、半ば呆れ気味の声が上がっているといいます。
そして、『週刊新潮』や『週刊ポスト』が双方に取材を申し込んだところ、それぞれから回答があったといい、ふかわりょうさんが所属するナベプロ側は、「現在の民事訴訟は、既に刑事事件にて決着がついた事件についての紛争の実質的な蒸し返しであり、民事訴訟においても、刑事事件と同様、当方の主張通り裁判所による適切な判断がなされるものと確信しております。」
などとコメントしています。
一方の岡本夏生さんは電話取材に対して、「今は真剣に裁判をやっている最中なので、特にお答えすることはございません」
と回答したとのことです。
訴訟沙汰にまで発展してしまった両者のトラブルに対してネット上では、
- 五時夢で仲良くしてた時が懐かしいな
- 本人訴訟ということですが、まともな裁判になるのでしょうか?
ふかわさんに対する嫌がらせのように思います。 - ふかわが岡本夏生を芸人として扱ったことが原因ということかな。芸人だから大丈夫と思ってやったら地雷を踏んだと。何にしても誰も得しない争いだね
- 口封じにキス(それも3回)っていくら何でもやってはいけないだろう。ふかわりょうってそういう事するんだな。意外だった。
- キスで笑いに変えられると思ったのなら浅はかだね。
- 岡本夏生は精神が病んでる人だから関わっちゃダメ。
ふかわは優しい人だけど、精神病の人を上手く扱えるタイプじゃないからね - ふかわに落ち度があるとすれば、それは精神異常者と真っ向勝負をしてしまったこと
- 5時に夢中!の時代、岡本さんはふかわさんに好意を抱いていたように見えた。
ふかわさんは岡本さんを擁護していた数少ない人だったし。だから電話連絡じゃなくて会いに来て欲しかったのだと思う。
で、イベントに遅刻して行ったら聡子さんがいたから激怒しちゃったんだよね?本当は気があう同士なんだから、仲直りすればいいのに。 - 二人で話せば解決しそうなもんだけど、それが出来なくなってしまった感じかな。どちらかが二人で話そうと持ち掛けないと無理かな。
などのコメントが寄せられています。
岡本夏生さんは4月11日に行われた『ガチハル!』には、スウェットパンツにダウンジャケットを着用し、ほぼスッピンという姿でステージに上がり、客前で突然キレ出して暴走、ふかわりょうさんに対する不満をぶち撒けるなどしており、以前から指摘されていましたが明らかに精神的に不安定な状態でした。
このトラブル後に岡本夏生さんへの仕事のオファーはほぼ無くなり、表舞台から姿を消した状態がしばらく続いていますが、『5時に夢中!』で共演していた人たちが特に救いの手を差し伸べるわけでもなく、静観しているところを見ると、やはり岡本さん側に問題があったのではないかと傍から見て感じます。
今回週刊誌に両者のトラブルが取り上げられたことによって再び注目を集める事になりましたが、やはり『5時に夢中!』の視聴者からは裁判で争うのではなく、改めてお互いによく話し合って問題を解決、和解に至って欲しいと願う声も多く上がっています。
トラブルの経緯、両者の主張などを見ると、ちょっとしたボタンの掛け違いでこうした騒動に発展してしまったように感じられるので、かなり難しいと思いますがどうにか穏便にトラブルを解決し、今後またいつかどこかで2人が共演する姿を見せてほしいものです。