ベテランお笑いタレント・山田邦子さん(やまだ・くにこ 59歳)がブログとフェイスブックを更新し、約40年所属した芸能事務所『太田プロダクション』からの退社、独立を電撃発表しました。
山田邦子さんは6月30日夜にブログを更新し、「じゃ、ちょっと行って来まーす 明日から7月 40年ぶりのフリーです 反社会的勢力には十分気をつけて 心機一転 がんばりまーす!」
と明るく太田プロ退社、独立を発表しています。
一方の太田プロもメディアの取材に対して、「本人と話し合いました結果、6月いっぱいで円満退社いたしました。所属中みなさまには大変お世話になりました。ありがとうございました」
とコメントしています。
山田邦子さんは4月更新のブログで、自身が出演した公演に太田プロのスタッフが誰一人来なかったことを嘆き、「この事は新しい令和の年に向け、いろいろ整理が付く、出来事にもなりました。残念です」
と綴っていました。
この投稿を受けて週刊誌『女性セブン』は山田邦子さんに直撃取材を行い、太田プロに対する絶縁宣言について話を聞くと、「20年ぐらい前かな、事務所の様子が変わっていってしまった」「恩義のあった前社長が引退して会長に、その息子が新社長になってから、私のマネジャーが動いていない状態なんです。ほら、今もひとりでしょ?もう末期的なのよ」「事務所は私に全然関心がないの。(今回の舞台も)私のプライベートなことだからって。でもさ、芸事でしょ?」
などと不満を訴えていました。
この時点では事務所側と話し合いをしている最中とし、報道後に表舞台に姿を現した際には、「ちょっと私が愚痴を言ったことで、事務所辞めるんじゃないかとか、そういうふうになっちゃって、すいません」
と謝罪しており、太田プロを辞める可能性について聞かれると、「無い。無い。私はこの舞台が一生懸命なんで。他のこと、考えていないです」と答えていました。
また、後輩の有吉弘行さんがラジオ番組でこの話題を取り上げ、色々とイジっていたのですが、山田邦子さんはこれについて、「有吉が悪いのよ。(この話は)大したことじゃなかったの。あいつがラジオかなんかで山田邦子が事務所を辞めるんだとか。お前がそういうことを言うから」
と言って笑いにしていました。
しかし、最終的には太田プロを退社し、独立したことに対してネット上では、
- 正直今更感があるな
- 円満を強調すると変に怪しまれる・・・
- 結局、折り合わなかったんだね。円満とは言いつつ円満ではないだろうな。
- 山田邦子の話をする後輩がほとんどいないところをみると、あまり慕われてる先輩ではなかったんだろうな
- 本当に独立するのか、あの愚痴は半分ネタだと思っていたが。
ただ有吉とか後輩が山田邦子をネタにしたのはこの騒動まで見たことがない。
嫌われているというより扱いにくいという感じなのかな。
などのコメントが寄せられています。
山田邦子さんと太田プロの関係悪化をめぐっては様々な話が飛び交っているのですが、最も多いのが山田さんのプライドの高さがネックになっていたという説でした。
山田邦子さんは1980~1990年代にかけて大活躍し、「唯一天下を取った女芸人」と言われるほど数多くのレギュラー番組を持ち、1990年前後にはレギュラーを14本持ち、他に複数のCMなどにも出演していました。
また、NHKによる『好きなタレント』調査では8年連続1位を獲得していましたが、既婚のテレビ制作関係者との不倫スキャンダル浮上で好感度が急落、その後も様々なトラブルが相次いで最終的にレギュラー番組を全て失いました。
その後も活動を続けていましたが、プライドが高いことで周囲からは扱いづらいと思われ、2017年に一度参戦表明した『女芸人No.1決定戦 THE W』の運営方針に対して苦言を呈すなど、トラブルを起こしていました。
その裏側では、普段メディア対応を行う古参幹部が、山田邦子さん出演の公開舞台稽古の場に姿を現さないなどの異変もあり、関係者等の間では「ベテランスタッフまでさじを投げたとなると、邦子さんと事務所サイドとの関係修復はまだまだ険しい」と『夕刊フジ』は伝えていました。
他にも、ニュースサイト『日刊サイゾー』の記事では関係者が、「仕事に対するこだわりが強く、過去に何度も“持ってきた仕事”を断っています。その際、マネジャーに『なんでこんな仕事を取ってきたの?』などと言ったりすることもあったそうです」
と語っています。
テレビ関係者も、「事務所が山田の仕事を取ってこなかったかといえばそうではない。ドラマの仕事を入れても、やれ共演者が嫌だ、やれセリフが難しくて覚えられないとわがままな理由で拒否することも多かった。(中略)同じ事務所の功労者である片岡鶴太郎と同レベルの待遇をするように要求するのですから、はしごを外されても仕方がない面もある。」
と語り、山田邦子さんの性格に大きな問題があったとしています。
これもどこまで本当かは定かではありませんが、後輩たちの反応などを見る限り、あまり慕われていなかったように感じますし、これまでの言動などからプライドが高かったというのも事実のように感じられます。
6月末をもって太田プロから独立し、今後さらに仕事が減り、このまま消えてしまいそうな気がしますが、これからどこまで這い上がってくるのか注目したいですね。