プロ野球『東京ヤクルトスワローズ』の山田哲人選手(やまだ・てつと 30歳)が、2日に東京ドームで行われた『読売ジャイアンツ(巨人)』との試合で、約1ヶ月ぶりに放ったホームランボールを巡ってネット上で大炎上騒動に発展しています。
山田哲人選手は2日の巨人戦で、3点を追う6回にレフトスタンドに3号ソロホームランを放ち、これで試合の流れが変わりヤクルトは逆転勝ちを収めました。
ヤクルトファンが陣取るレフトスタンドのぎりぎりに入ったホームランボールは、最前列でヤクルトのユニホームを着た少年の近くに落下後、少し離れたところにいたメガネ姿の男性と取り合いになり、最後はメガネの男性がボールを手にし、少年が悔しそうな表情を浮かべる姿が中継で映し出されました。
このシーンが野球ファン等の間で物議を醸し、「完全に横取り」「大人げない」などの批判が噴出する事態となりました。
また、ボールを手にした男性と思しき人物がツイッター上で、「なんか山田哲人のホームランボール 捕らさせていただきました」と綴り、ボールを手にした写真を投稿していたほか、2年前には「おい!!子供に譲れよ!!」とツイートしていたことが判明し大炎上騒動に発展、ネット上では男性の名前や住所、顔写真などが拡散される事態となっています。
<↓の画像が、ボールを手にした男性のツイート写真>
これにより男性はツイッター、フェイスブックのアカウントを削除したようですが、ネット上ではその後も男性の個人情報等の拡散が続き、こうした“ネット私刑”に対して非難の声も上がるなど大きな波紋を広げています。
また、ヤクルトファン等はボールを取り損ねた少年に同情し、「ヤクルト球団さん この男の子特定して全選手のサイン入りユニフォームプレゼントしたげてや」などと、球団に対応を訴える声も多く上がっています。
問題のシーンをスローで見ても、メガネの男性が少年からボールを奪い取ったのか否かは分からないですし、もし横取りしたのが事実だったとしても、本名や住所などを特定しネットで拡散するというのはやり過ぎですね。
ただ、一連の流れを見て男性は大人げない、少年がかわいそうと思いますし、多くの野球ファンの訴えが球団に届き、少年に何か特別なプレゼントが渡されるといった展開になったらいいですし、球団の今後の対応に期待したいですね。