クリスマスの定番曲『クリスマス・イブ』等で知られるシンガーソングライターの山下達郎さんが25日の夜に、青森県盛岡市の岩手県民会館でコンサートを行ったのですが、途中で中止をしていたことが明らかとなりました。
主催者によれば、喉の不調が原因で一定の音程が出難い状態に陥り、山下さん自身が納得するパフォーマンスが出来ない状況が続いたため、「このまま公演を続ける事は、ご来場いただいているお客様に対して不誠実」と判断し、コンサートを中断することを決断したといい、後日、振替公演を開催するとのことです。
これに対してネット上では、
- 演奏の途中でやめるなら最初からやるなよ。せめて観客を入れる前に中止にしろって。プロ失格だよマジに
- その日しか来れない方もいるわけだから、それでもやり抜くのもプロだとも思う
- プロとしての英断
- 残念と思うか、得したと思うかは、人それぞれかな?私なら、2回目が観られるのが嬉しいかも・・・。それに、不調の達郎なんてめったに見られないし・・・。
- クリスマスだからわざわざ遠くから盛岡に足を運んだお客さんも多いだろうにな…東京公演はものすごく良いライブだったのに…
- こういうことが起こらないために体調管理するのがプロ意識だろうが
- アクセル・ローズ以来のw喉の調子なんて自分じゃどうしようもない。どんなに気をつけても病気にはなるしな
- ファンが納得してるなら別に問題ない。
などのコメントが寄せられていました。
ツイッターに寄せられている情報によると、コンサートがスタートしてから1時間半ほど経ったところで中止となり、「10年に1度エヘン虫が喉に入って声の調子が悪くなり、20分過ぎたら最後まで行くのですけど、どうしても高音のGだけが出ない状態です。喉の調子もよく、酒もタバコも断ち体調には気をつけていたのですが、何ともなりません。もしお許しいただけるのなら、最初からもう一度演奏したいと思います」といった説明があったようです。
ちなみに、この公演で『クリスマス・イブ』を聴くことはできなかったとのこと。
そして、公演が途中で中止となったことから行われる振替公演についてですが、今回と同じチケットで行われるといい、来年1月8日の12時にキョードー東北の公式サイトで詳細が発表されるそうです。
このトラブルに対してネット上では批判的な声も上がっているのですが、ファンからは「まさかの伝説に立ち会ってしました!」、「歴史的公演やな」、「納得できないから途中で公演中止して振替を行うとかプロ意識高すぎる」などと擁護する声も多く上がっています。
山下さんは音に対するこだわりが強く、音響効果に疑問を持っていることと、末席からオペラグラスで見るようになるのは観客に失礼という理由から、日本武道館以上の規模の会場での公演を行わないと公言するほどで、悪いコンディションのまま続けることは自分でも許せず、観客にも申し訳ないと思い中止という決断を下したというのは納得が出来ます。
山下さんは今年で音楽活動40周年を迎え、10月よりスタートした全国35都市64公演のロングツアー『PERFORMANCE 2015-2016』の真っ最中で、26日には同じ青森県のリンクステーションホール青森(青森市文化会館)での公演を控えているものの、今後の公演はどうなるのか心配なのですが、少しでも早く本調子に戻り、また素晴らしいパフォーマンスを披露してくれることに期待したいですね。