『いきものがかり』のギタリスト・山下穂尊さん(やました・ほたか 38歳)が、今年の夏をめどにグループを脱退、芸能界を引退することが2日に電撃発表され、山下さんが引退を決意した理由を巡ってはメンバーとの不仲説、過去の女性スキャンダルが背景にあるのでは等の憶測が飛び交っています。
そうした中で週刊誌『週刊女性』は、不仲や女性問題以外に新たに別の原因が浮上したとしており、山下穂尊さんがメンバーに対して“嫉妬心”を抱き、周囲に愚痴を漏らしていたとの情報を伝えています。
<↓の画像は、『いきものがかり』を脱退する山下穂尊さんの写真>
『週刊女性』は山下穂尊さんの脱退、芸能界引退発表を受けて、神奈川県海老名市にある山下さんの実家を訪ね、両親に取材を行ったそうです。
山下穂尊さんの母親にグループの脱退は不仲が原因だったのか聞くと、「全く無いです」と否定し、「本当に素直な3人です。これから別の道に進んでも、近所ですし仲よくやっていくと思います。トラブルになったことなんて1度もないですから……。ライブに行った時はいつも“聖恵ちゃん!”ってハグするくらい、家族ぐるみでも仲よしなんです」
と、不仲説をキッパリ否定したといいます。
過去の女性スキャンダルが原因?との問いに父親は、「ないと思いますけどね」と否定した上で、「息子はもともと表に出るのが好きじゃないんです。裏方として活動していく方が向いている……というよりも、また違った形で活動していくのもいいんじゃないかなと思っています」
と語ったとしています。
母親も、「小さいころから“芸能人になる”なんて思ってもみなかったような子なんです。だから、私も裏方の仕事に回る息子を応援していきたいと思っています」
と語ったそうです。
一方でレコード会社関係者は、山下穂尊さんが『いきものがかり』を脱退することを決意した原因について、「山下さんの脱退は、彼の素行不良に2人のメンバーが目をつむれなくなったということももちろんあったのでしょうが、吉岡さんと水野さんの2人と、山下さんとの距離感があまりにも離れすぎたことが原因だったようです」
としています。
続けて、「全ての曲はメンバーによって制作されていたんですが、シングルA面の曲はほとんど水野さんが作っており、山下さんが作っていたのはカップリング曲とアルバム収録曲ばかり。水野さんの方が万人ウケする曲を作る才能があったということなんでしょうが、このことも山下さんは許せなかった。『なんでシングル曲を書かせてもらえないんだ』と、ことあるごとにスタッフに愚痴っていたといいます」
と明かしています。
また、山下穂尊さんとマネージャーの会話を聞いたことがあるという女性は、「数年前ですが、都内で山下さんとマネージャーさんが打ち合わせをしているところに遭遇したんです。山下さんがすごく熱っぽく話していたので何を話しているのかと思ったら『3人グループのはずなのに、なぜいつも吉岡ばかりが目立つんだ』と怒っていて……。ボーカルが一番目立ってしまうのは仕方がないんじゃない?と思いましたけどね。彼にとっては、その状況が耐えられなかったのでしょう」
と証言しています。
こうして山下穂尊さんは小学校時代からの付き合いの水野良樹さん、同級生の妹・吉岡聖恵さんに対する嫉妬を強めていき、修復不可能な状態になってしまったとしています。
<↓の画像は、水野良樹さんと吉岡聖恵さんの写真>
山下穂尊さんが『いきものがかり』を脱退し、芸能界引退を決意したことについて芸能プロダクション関係者は、「(デビュー以来所属していた事務所)『CUBE』にいれば、グループを脱退してもソロとしての活動もスタートしやすかったかもしれませんが、事務所を辞めたことで、ハードルが上がってしまいました。独立自体も決して円満ではなかったそうなので、CUBEも今後、山下さんに手を差し伸べることはないでしょう。裏方として活動していくようですが、山下さんの自己顕示欲の強さを考えると、やっぱり表に出たいんじゃないかと思ってしまいます」
としています。
こうした証言を得て『週刊女性』は、山下穂尊さんの脱退発表翌日の3日に、水野良樹さんに直撃取材を敢行したそうで、山下さんとの不仲説については「そういう見方になっちゃいますよね…(苦笑)」と語り、山下さんが目立てないことに不満を抱いていた?との問いには、「それはまったくないです。3人でフラットにやってきたグループなので、そういうことは何にもなくて……。」
と否定したといいます。
山下穂尊さんの脱退、芸能界引退理由については、「発表の文にも載せたんですけど、40歳を前にいろいろ考えるところもあって。同じグループで、ずっとやってきたので、違うものを見たいという話が数年前から出ていて、話し合った結果、みなさんを驚かせてしまうことにはなってしまったんですが……」
と説明したそうです。
女性スキャンダルとの関係については、「全然そういうことはなくて、発表したことが全てです。せっかく来ていただいたのにすみません」
と話したとのことです。
そして、『週刊女性』の報道を受けてネット上では、
- 金ですよ金。売れたバンドの不仲の原因はほぼ金です。
- ドリカムだって仲良しだったのに1つの不祥事で去って行った。ポルノグラフィティもELTも3人だったけど現在2名。
BABYMETALも3人から2人になって現在増員。3人組で継続って難しいんだね。 - よくあること。才能がないのに認めることができず、不仲になる。認めたらみじめになる。グループを作った時の力関係が変わるとダメになる。
- 3人ともメインボーカルのヒット曲を持ち、30年以上還暦迎えても仲がいいアルフィーは偉大だな…
- 3人組はあらゆる面で2対1になる。自然と居心地の良い方とばかり話すようになったり、無意識的に態度で差がでたり。
誰かが不貞腐れたら当然残りの2人が話し合う。長年やっていくとその2対1の形が固定して1が辞めるのが相場。 - 一人でいると孤独感。二人でいると劣等感。三人でいると疎外感。って誰か言ってた。
- やはり、二人への嫉妬が根深かったのだろうか。確かに水野さん、いい曲作るから。
これからは一人になって誰かに曲を作る機会は増えるかもしれない。 - 「ライブが終わっても3人で食事することは滅多にない」って本人達が10年も前に言ってたよ。
音楽で繋がっていただけであって、その方向性が変わってくれば離れるのは当たり前。
などの声が上がっています。
2日に発表されたコメントでは、山下穂尊さんが脱退に至った経緯について、3人で様々な活動をする中で、音楽やグループに向ける気持ちが山下さんだけ少しずつ違うものになっていき、山下さんは自由に自分の人生を模索したいとの思いが強くなっていたとしています。
山下穂尊さん本人のコメントでは、自分がいる場所やするべき事、生き方とは何だろうとずっと考え、このグループでは見ることが出来ない世界への憧れも強く、40代を目前にグループ脱退、芸能界引退を決意したと説明しています。
実際のところは定かではありませんが、『いきものがかり』を巡っては以前からメンバー同士の不仲説、不仲によるグループ解散説なども飛び交っており、2017年に活動休止を発表した際にも、不仲や音楽性の違いなどが原因として囁かれていました。
しかし、『週刊女性』が2018年に吉岡聖恵さんに不仲説、音楽性の違いによる解散説について聞くと、「そんなことはないです。メンバーとも連絡はとり合っていますし。」「そもそも、音楽性っていうんですかね、好きな音楽が一緒だからこそ、一緒にやっているので。そこは合っている部分だと思うんですけどね」
と答えていました。
その後、3人で活動を再開させましたが、再開から2年半後に山下穂尊さんが脱退となっており、『週刊女性』が報じているようにメンバーへの嫉妬心などもあったのは不明ですが、3人組は2対1の構図になることで1人が疎外感を抱き、関係が崩れてしまうこともあり、20年以上にわたる活動で徐々にバランスが崩れてしまった可能性は十分あるかと思います。
『いきものがかり』では、吉岡聖恵さんと水野良樹さんがソロでもメディア露出が多く、一方の山下穂尊さんはソロで表立った活動をする機会が少なかった印象で、そうしたことに対して不満があったのであれば辞めて正解だと思います。
ただ、山下穂尊さんは『いきものがかり』脱退と共に、表に立つことからは退くと発表しているため、2人が目立っていることに対する不満は特に無かったのではと思うので、『週刊女性』が伝えている情報は信じられない部分もあります。
結局のところ、山下穂尊さんが突然『いきものがかり』を脱退、芸能界引退を決断した理由、真相は不明ですが、脱退後は創作活動などを行っていくそうで、第2の人生を充実させていってほしいです。