昨年7月にアメリカに移住した俳優・小栗旬さん(おぐり・しゅん 37歳)が、新型コロナウイルスの影響で7月上旬に緊急帰国し、ハリウッドデビュー作も無期限延期状態になっているようです。
週刊誌『女性セブン』によれば、小栗旬さんは妻でモデル・女優の山田優さんと子供を連れてアメリカへ移住し、ロサンゼルスで生活していたものの、新型コロナウイルスの感染者数が爆発的に増えたことで仕事どころではなくなったことや、4月には第3子が誕生したことで、少しでも安心して育児が出来るように帰国を決意したといいます。
小栗旬さんは今年公開予定だった映画『ゴジラVSコング(Godzilla vs. Kong)』でハリウッドデビューするはずでしたが、新型コロナウイルスの影響で公開予定日がさらに延期となり、現時点では来年5月に全米で公開予定としています。
これについてロサンゼルス在住の映画関係者は、「これは事実上の無期限延期といえます。ハリウッドで作られる予算規模が大きな映画は、映画館に多くの人が戻った状態で上映しないと、採算がとれませんから…」
と語っています。
小栗旬さんは小学校のころから将来の夢として「ハリウッド進出」を掲げ、芸能界入りした中学時代には「アメリカでの経験を生かして日本で制作者になる」という具体的な夢を持ち、2010年には小出恵介さん主演映画『シュアリー・サムデイ』で監督デビューも果たしました。
そして、ついにハリウッド映画デビューの夢も果たしたのですが、新型コロナウイルスの影響で映画の公開が1年以上も延期となり帰国し、ニュースサイト『リアルライブ』の記事で映画業界関係者は、「ハリウッド挑戦を目指しても小栗にとって本当に厳しい状況になるのは、コロナ収束後。映画界は大打撃を受け、製作費も厳しい状態。リーマン・ショック後と同じ状況になりそうで、小栗のようなハリウッド作品の経験があまりないアメリカ人以外の俳優を製作サイドはあまり使いたがらない。というのも、アメリカ人の俳優に仕事を回すのが最優先だからそうなるのも仕方ない」
としています。
また、アメリカでの活動が難しくなったことにより、今後クリエイターに再挑戦することも考えられるとし、「小栗の事務所社長はもともと製作畑。プロデューサーとしてヒット作も生み出している。小栗といえば、10年に初監督作品として『シュアリー・サムデイ』を手掛けたが結果は大コケ。あの作品のリベンジをひそかに誓っているようで、コロナ収束後には着手するのでは」
と芸能記者は語っています。
小栗旬さんのハリウッド進出情報が流れた2018年時点で、小栗さんが映画の出演オファーを受けているだけでなく、海外での映画製作が並行して進行しているとの話もありました。
昨年10月にも『週刊女性』が、小栗旬さんが10年スパンで映画の製作からパッケージまで行う計画を立てているとの話を伝えており、今後また俳優業だけでなく監督業にも力を入れていくつもりなのかもしれません。
ただ、小栗旬さんは秋に主演映画『罪の声』、来年には『ゴジラVSコング』の公開を控え、2022年にはNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主演し、今後も俳優業がメインとなりそうですが、監督としても今後良い作品をぜひ創り上げてほしいですね。