学生時代の障害者イジメが問題視されているミュージシャン・小山田圭吾さんが、今月20~22日の3日間開催の野外ロックフェス『フジロック・フェスティバル’21』への出演を見送ることが発表されました。
小山田圭吾さんは今年のフジロックに、ギターを担当するバンド『METAFIVE(メタファイブ)』として20日、ソロユニット『Cornelius(コーネリアス)』で21日のステージに出演予定でしたが、小山田さんの出演中止が決まったとフジロックの公式サイト上でアナウンスしています。
また、『METAFIVE』は特別編成で出演するとしており、ライブに出演するのはオリジナルメンバーの砂原良徳さん、LEO今井さんに、サポートメンバーとして永井聖一さん、白根賢一さんを入れた4人とのことです。
<↓の画像は、『フジロック・フェスティバル’21』出演表の写真>
小山田圭吾さん以外のメンバーでは、ゴンドウトモヒコさん、テイ・トウワさんがSNS上での言動を巡って炎上騒動を巻き起こしており、それによって出演を見送った可能性があります。
一方の高橋幸宏さんに関しては5日に、脳腫瘍の摘出手術から約1年が経過したものの、ライブのための充分な体力回復に向けて、しばらくライブ活動を休止して治療に専念していくと発表しています。
<↓の画像は、高橋幸宏さんのライブ活動休止発表ツイート写真>
そして、小山田圭吾さん等がフジロックへの出演中止となったことに対してネット上では、
- いくら寛容なフジロックの観客と言えどもこれは許容しないだろう…リアクションに困るっていうか、どういうツラで見てたらいいのか分からないよな。
- スポンサーから出演させるなと言われたのかな?子供の頃の話だとしても大人になり笑いながら障害者をイジメる(虐待、犯罪行為)をした
事は事実だと思うので、その報いが今自分に返ってきただけ。本当に反省してるのなら受け入れられるでしょう。 - この状況でフジロックを開催しようという主催者、アーティストの感覚に驚きを禁じ得ない。
小山田問題に関しては、本人よりも主催者がいち早く出演取りやめの動きを見せるべきだった。
エンタメ業界というのがイジメに関して感覚がズレていると感じさせる - 今頃になって出演中止とは…これまでは出演するつもりでいたのか?
自ら早め早めに出演辞退を申し出ることをしないところが、この人が今回の件をどう思っていたのかが伺い知れる。 - 決めるのが遅いよね。粘ってどうすんだ。無理だって分からないのかな。つまりこれだけ世間から批判されても、根は反省してないってことだね。
- 当然ですよね。どの面さげて出演するのかと思ってました。ツイッターの誰が書いたか分からない謝罪文で済ませているのがよく分からない。全然、謝るつもりないですよね。
ゴンドウは要らないツイートしたからね。完全にあれが致命傷でしょ。メンバーは類友、同じ穴のムジナと思われましたよね。
エゴサはやる必要なかったですよね。あれも仲間身内で固まってる感じがしてゲンナリでした。 - 小山田が加わるバンドの活動への影響と本人の活動自粛?と続いているようだが、障害者への虐待を行ったことと、今後どうするのかの説明をしていかないと、一生涯このような状態のままなんじゃないか。
大人としてのケジメをつけていくことが求められている気がするけど
などの声が上がっています。
小山田圭吾さんは東京五輪開会式での音楽担当に抜擢されたことがきっかけで、1990年代に雑誌で告白していた学生時代の障害者イジメ問題が蒸し返され、それによって最終的には音楽担当を辞任しましたが、それだけで騒動は収まらずに『METAFIVE』のライブやアルバム発売が中止となり、バンドのラジオ番組も打ち切り終了が決定しました。
また、小山田圭吾さんが音楽を担当していたNHKの番組も放送見合わせとなり、小山田さんは表に出る仕事を全て失った状態になっています。
しかし、まだ小山田圭吾さんへの批判は止まらずネット上では炎上状態が続いており、その原因としては小山田さん自身の対応だけでなく、周囲の人間による燃料投下もあり、今後しばらく表舞台で活動するのは難しそうです。
少なくとも年内いっぱいは事実上の活動休止状態となりそうですが、このまま沈黙を続けて騒動の収束を待つつもりなのでしょうかね。