大手出版社『小学館』が12日、週刊誌『女性セブン』に掲載した歌手・安室奈美恵さんに関する記事で、事実に反する内容を書いていたことを認め謝罪しました。
『小学館』が事実に反すると認めた安室奈美恵さんの記事は、2014年8月に2週にわたって掲載したもので、「安室奈美恵氏の男女関係や洗脳、事務所からの独立、シンガポール公演の中止等に関する記事等を掲載致しましたが、これらの記事は事実に反していましたので、これを取り消します。」とし、「安室奈美恵氏にご迷惑をお掛けしたことを慎んでお詫び申し上げます。」と謝罪しています。
<↓の画像は、『小学館』の公式サイトなどに掲載された謝罪コメントの写真>
そして、この謝罪に対してネット上では、
- 女性セブンの捏造妄想記事率の高さは異常
- ライジングやめるからガセ記事書かれたんだよね。
- 謝罪しないより、した方がいいけど。マスコミの間違った記事なんて、他にもいくらでもありそう
- こんなもんより訂正謝罪しなきゃならない記事腐るほどあるだろ
- あら珍しいw 謝罪するなんて
- ガセブンのくせに謝罪だと?
- 裁判で負けたんでしょ
- 矢口の元旦那のDV捏造記事も訂正して謝罪しろよ
- 飛ばしで売るだけ売っといて後でこっそり謝罪、取り消しとは
- 女性週刊誌に事実が書いてあるほうがまれだろ
などのコメントが寄せられています。
問題とされた記事は、安室奈美恵さんがデビュー以来所属していた芸能事務所『ライジングプロダクション』から独立を図っていることや、独立をめぐり事務所側とトラブルになっていることなどが表沙汰になった頃に報じられたものでした。
『女性セブン』などの週刊誌は、『ライジングプロダクション』側に立っているかのような記事の書き方をしており、それらの記事によって、有名なイベントプロモート会社の代表と安室奈美恵さんの不倫交際疑惑、さらにはその男性から洗脳されているという疑惑まで浮上する事態となりました。
しかし、この記事の内容は事実に反するとして安室奈美恵さん側が昨年7月、『女性セブン』に虚偽の記事を掲載され、名誉を傷つけられたなどとして、『小学館』に対して合計1億1000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求め、東京地方裁判所に提訴を行っていたことが明らかになりました。
『小学館』は2年前の2016年1月にも問題の記事に対する謝罪コメントを発表しており、その時の謝罪は安室奈美恵さんと男女の関係にあるとした男性に対するもので、今回と同様に「これらの記事は事実に反していた」と認めた上で、男性や代表を務める会社に対して謝罪しています。
<↓の画像が、2年前の謝罪コメント写真>
この謝罪に続いて『小学館』が安室奈美恵さんにも謝罪したということは、裁判で負け、ある程度の損害賠償の支払いが命じられたものとみられますが、同様の裁判の判例を見ると1000万円前後になるというケースが多く、訴えられることを覚悟の上でスクープ記事を出すこともあるといいます。
『女性セブン』は過去にも、ダウンタウン・松本人志さんやチュートリアル・徳井義実さんに関して、誤った記事を掲載したとして謝罪コメントをサイト上に掲載したことがあり、こうしたトラブルが続くことで多少なりとも記事の信頼性が失われる事態になっているのですが、今後より裏付けされた記事が掲載されるようになることに期待したいです。