3月をもって終了した『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)で司会を務めていたフリーアナウンサー・小倉智昭さん(おぐら・ともあき 74歳)が、膀胱ガンが肺に転移していて、ガンの進行度が「ステージ4」であることを明らかにしました。
小倉智昭さんは2016年に初期の膀胱ガンを公表し、2018年11月末には膀胱の全摘出手術を受け、前立腺などにも転移していたガンを摘出し、全てのガンを取り除き術後の経過が良好だったことから、2019年1月に予定よりも約1ヶ月早く仕事復帰を果たしました。
その後は『とくダネ!』の司会を務めたり、番組終了後や様々なテレビやラジオ番組に出演し、今年夏にはフジテレビで東京五輪の情報スペシャルキャスターを務めるなど、精力的に活動していました。
そうした中で、膀胱ガンが肺にも転移していることが判明したといい、小倉智昭さんは『スポーツニッポン』(スポニチ)の取材に対して、「やり残した事に取り組もうと再スタートした矢先ですが、しばらくお休みをいただくことになりました。以前、手術した膀胱癌の転移が肺に見られるため、抗癌剤投与で完治を目指すものです。新会社を立ち上げたばかりですし、テレビ、ラジオもまだやれると思っています。小倉節復活の際には是非御協力下さい。皆さんもコロナに負けずお元気で!!」
とのコメントを寄せています。
<↓の画像が、小倉智昭さんの直筆コメントの写真>
肺へのガン転移は9月下旬に発覚したそうで、特に体調に異変はみられなかったものの、定期検診で異常が見つかったことで精密検査を受けた結果、「ステージ4のガン」と診断されたといいます。
10月6日から入院するそうですが、ガンの摘出手術は受けずに抗ガン剤治療で完治を目指すといい、医師からは「集中的な抗ガン剤治療を受ければ必ず良くなる」と言われ、10月いっぱいは入院し、11月はリハビリと療養期間にあてる予定とのことです。
そして、小倉智昭さんが膀胱ガンの肺転移を公表したことに対してネット上では、
- 80代の祖母も、飲む抗がん剤で完治しました。昔なら80過ぎてたら治療もしないこともあったみたいですが、元気で自立した生活してる人なので治療してもらったら元気になりました。完治目指して頑張って!
- 私は肺ガンのステージⅣです。リンパ節や胸膜播種の可能があるのかも知れませね。副作用はキツいかも知れませんがお互いに頑張りましょう。人生これから。
- 友人の父親がステージ4の癌で入院。色々な所に癌がありましたが、抗がん剤治療で全てなくなり完治。半年後には仕事復帰してました。
病院でも奇跡だと言われたらしく、抗がん剤が体に合った治療が良かったみたいです。 - 自分の親もがん患者ですが、ステージ4で播種があり、全てを取りきれないまま「ガンと共に生きる」選択をしました。
術後から現在15年目。まだ元気。安易に頑張れとは言えないけど、中にはこんながん患者もいます。 - 私も、もう5年癌治療と共に生きています。1歩進んで5歩下がる。。コロナ禍で中々医療が受けられない等もあります。
本当に抗がん剤治療は、人により症状や副作用が違い。何でもそうですが、初めてその立場になりわかる事ばかり。
健康の有りがたさ。仕事が出来る有りがたさ。何気ない日常の有りがたさ。一緒に頑張れたらと思います! - 74歳で癌患者なのに凄まじいバイタリティだな。十分な蓄えはあるだろうから、仕事せずに好くなことやってもいいのにと私なんかは思っちゃうんだが、多分仕事が好きなことなんだろうな。
- 私の兄は肝臓がんから5年後大腿骨に転移、その治療後すぐに肺に転移…2月初めに主治医から「桜を見ることは難しい」と余命宣告をされました。
一切のがん治療を止め自宅療養、身辺整理をしていましたが、それから3年7カ月、いろいろ試しながら今も命繋がり日常を過ごしております。
大切な事は、自分の体に病気に負けない力を蓄えることかなと思っています。お大事に!
などの声が上がっています。
小倉智昭さんは2015年末に、微量の血尿が出たことがきっかけで精密検査を受け、全身をくまなく調べた結果、膀胱にガンがあることが判明し、幸いにも初期段階だったことから、手術を受けて1週間後には仕事復帰を果たしました。
しかし、それから2年後の2018年に大量出血したこと、筋肉層まで入り込んだ浸潤ガンを前回の手術では取り除けなかったこと等を明らかにし、膀胱ガンが前立腺や尿道にも広がっていたことで膀胱を全摘出し、リンパ節などにも転移していたガンを切除しました。
手術後には、「今の所は、その他の転移は見られないので、2年経てばかなり前進で、5年で相当良くなって10年で完治。先は長い」
と語っていました。
そして、今年4月に週刊誌『週刊新潮』のインタビュー取材で、昨年12月にCTスキャンを受けたところ、ガンが肺に転移している疑いがあること、腎臓から下のガンが分かるという尿の細胞診を受けた結果、2回連続で5段階中4の評価だったことを告白していました。
ただ、その後は数字の変化から経過観察となり、抗ガン剤治療は見送ることになったとのことでした。
しかし、肺への転移が明らかとなり、医師からはステージ4と告げられているそうですが、膀胱ガンのステージ4は5年生存率は27~28%程度とされ、個人差もあるため一概には言えないものの、他臓器のガンと比べると5年生存率は高いため、諦めることなく治療を続け、今後またテレビやラジオ番組などで元気な姿を見せてほしいですね。