闇営業問題で謹慎中の雨上がり決死隊・宮迫博之さん(みやさこ・ひろゆき 49歳)が芸能界引退を決断し、吉本興業に引退の意向を伝えたことが明らかになりました。
各スポーツ紙の報道によれば、19日昼以降ごろにも会見を行う可能性がある一方で、本人たちの意向で会見が無くなる可能性もあるそうで、会見するかどうかは流動的要素をはらんでいるといいます。
『スポーツニッポン』(スポニチ)によれば、吉本興業は雨上がり宮迫博之さんの申し出を受け、契約解除に踏み切る可能性があるとし、同じく謹慎中のロンドンブーツ1号2号・田村亮さん(たむら・りょう 47歳)に関しても、吉本興業は進退について協議を行っているそうです。
2014年に行われた大規模詐欺グループの闇営業に参加した雨上がり宮迫博之さん、ロンブー亮さんら13人の芸人は、6月に謹慎処分が発表され、年長者の2人は謝罪会見の開催などを含めて吉本興業と話し合いを続けてきたとのことです。
関係者によれば、そうした中で18日に雨上がり宮迫博之さん側から、「後輩たちをどうにか復帰させてほしい。僕は責任を取って引退します」と申し出があり、宮迫さんと共にギャラを受け取っていないと主張していた中心的人物のロンブー亮さんも、引退を含めた話し合いを進めているといいます。
すでに、雨上がり宮迫博之さんの相方・蛍原徹さん(ほとはら・とおる 51歳)も芸能界引退の意向を聞き、「辛いけど宮迫が決めたことだから」と周囲に話しているそうです。
雨上がり宮迫博之さんの芸能界引退について芸人仲間が、「最初にウソをついたことが全て。会見をすぐに開いて詐欺被害に遭われた方にも謝罪すべきだった。本当に残念です」
と話していることも伝えています。
雨上がり宮迫博之さんが芸能界引退を決意した理由は、19日発売の週刊誌『フライデー』に掲載のスクープ記事が関係しているとみられています。
『フライデー』によれば、雨上がり宮迫博之さんは2016年7月に福岡で発生した7.6億円相当の金塊強奪事件の実行犯・主犯格で、前科3犯の半グレ・野口和樹被告(43)と強奪事件から約3週間後にキャバクラ店で出会い、そこで野口被告と一緒に店を訪れた男性らと酒を飲んでいたと店の関係者が証言しています。
<↓の画像が、金塊強奪事件の主犯格・野口和樹被告の写真>
同関係者によれば、その4人の男性の中の1人が雨上がり宮迫博之さんと知り合いだった様子で、別の個室にいた宮迫さんが気付いて野口和樹被告らに挨拶し、酒を飲んだ後には記念写真を撮影、さらに宮迫さんが帰る際には、同席していた1人の男性が5~10万円ほどの現金を手渡していたとのことです。
<↓の画像が、『フライデー』掲載の野口和樹被告、雨上がり宮迫博之さん等の写真>
なお、野口和樹被告は事件から約1年後の2017年5月に逮捕され、今年1月に行われた判決公判では、実行犯の1人である兄の野口直樹被告(45)と共に懲役9年の実刑判決が下されましたが、即日控訴しています。
『フライデー』は入手した写真の真相を聞くため、野口和樹被告の弁護人に接触し話を聞いたところ、「写真に写っているのは野口被告に間違いありませんが、詳しい内容については取材に応じられません」
と回答したと伝えています。
この報道に対して吉本興業は現在「事実確認中」とし、「発表できることがあれば、リリースや公式ホームページで発表します」とコメントしています。
吉本興業の大崎洋会長は先日、毎日新聞のインタビューでは謹慎中の雨上がり宮迫博之さんらの近況について、「毎日会社に来て、自分でまず考えること、担当マネジャーと話して考えること、みんな集まってグループで考えることを繰り返している」「(宮迫さんらの)謹慎期間をどれぐらいにするかとか、進退をどうするかとかは、本人が決めること。会社も一緒になって悩み、考え、本人が決めることの手伝いをしたい」
などと語っていました。
そうした中で新たに半グレとの親密交際、ギャラ飲み疑惑が浮上し、本人も引退を決意したとのことなのですが、これに対してネット上では、
- これ以上ボロが出る前にやめた方が身の為
- 京アニの事件に紛れてひっそり引退するのがいいよ
- まあ、芸人としては引退しかないかもしれないね。飲食店でもやるのかな?
- 宮迫レベルならフリーでも稼げるでしょ。ギャラ飲みだけで稼げるんじゃね
- どうせまた嘘つくだけだから会見なんか無意味
- 自ら引退を切り出して、同情を買う作戦に出たのかぐらいにしかもう思えん
- 引退なんておかしいだろ、なんで自分で進退決められるんだよ。クビだろクビ
- 宮迫の言ってたことやっぱり全部嘘っぱちやったやんけ。事態が収拾つかないと分かるまでマスコミ総出で擁護してたのほんま糞やな
- 引退するつもりなく、後輩のため引退申し出た後輩思い設定で、宮迫含めて全員もう許してやってくれ流れを狙っているだけ
- まあリーマンの生涯賃金の倍くらいは軽く稼いでるだろうから、贅沢しなけりゃ老後まで暮らせるだろ。賠償金とやらがいくらくらいかにもよるけど
- 最初に嘘ついたことにより、狼少年になってしまったからな。これからあやふやな写真が流れても、釈明は嘘に聞こえてしまう。初動を誤ったな
- ギャラ、他の芸人と同じくらいの金額なら許せたろうけど、嘘ついて、実際には他の芸人の20倍取ってたのはな。味方が誰もいなくなった
- これなら始めに問題になった時点で謝罪会見して引退した方がよかったね。今回だって、記事が出るから対応する訳で、バレてなかったら隠し通そうとしたからね。
もういくら叩いて説教しても、こういう奴だから一生直らない
などのコメントが寄せられています。
『日刊スポーツ』が18日に、雨上がり宮迫博之さんとロンブー亮さんに近い関係者に取材したところ、「最終的に本人たちがどういう判断を下すかは分からない要素もある。また引退となった場合、文書での発表にとどまる可能性もあるという」
と話していると伝えており、現時点ではまだ2人の芸能界引退や会見を開くかどうかも不明な状態にあるのですが、2011年8月23日には島田紳助さんが暴力団との黒い交際を理由に引退を決意、会見を行いました。
<↓の画像は、島田紳助さん引退会見時の写真>
<↓の画像は、島田紳助さんと暴力団との黒い交際写真>
雨上がり宮迫博之さんが一緒に写真を撮っていた半グレ・野口和樹被告は兄・直樹被告とともに、地元・名古屋では有名なワルだと言われており、指定暴力団『山口組』の二次団体『弘道会』を後ろ盾とした自動車窃盗団のリーダー格で、1997年に高級車を狙った窃盗団の主犯格として逮捕、2005年には3.8億円規模の盗難事件に関与したとして検挙されています。
野口和樹被告は硬派なヤクザとは違い“パリピ”の一面もあり、様々な芸能人とも繋がりを持っていたことが明らかにされおり、GENKINGさんとの交友が『週刊文春』に報じられたこともありました。
また、換金役の疑いで逮捕(後に不起訴)された小松崎太郎さんは、NEWS・手越祐也さん、フルーツポンチ・村上健志さん、ジャングルポケット・太田博久さん等との写真を自身のフェイスブックに投稿しており、大きな騒動に発展しましたが、単に記念写真を撮っただけで深い交流は無かったとされています。
<↓の画像は、小松崎太郎さんが逮捕時の写真>
<↓の画像が、小松崎太郎さんが公開していた芸能人との写真>
雨上がり宮迫博之さんも野口和樹被告とは直接的な関わりが無く、知人と面識があったことから短時間同席し、記念撮影に応じたというのであれば、そこまで問題にならなかったかもしれませんが、『フライデー』の取材ではギャラとして数万円~10万円程度の現金を受け取っていたとのことで、世間からも多くの厳しい声が上がっており、今後さらにこうした証言や証拠写真、動画などが出てくる可能性があるため、吉本興業や仕事関係者らにこれ以上迷惑をかけないために引退した方がいいかもしれません。
とりあえず、現時点ではまだ雨上がり宮迫博之さん、ロンブー亮さんが引退するという正式発表は無いので、引き続き動向に注目していきたいですね。
【追記 7/19 13時8分】
吉本興業が19日、雨上がり宮迫博之さんの契約解除を正式発表し、会見は行わないことを明らかにしました。