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宮田笙子が酒飲みタバコも吸い日本代表チーム離脱。補欠認められず4人でオリンピック出場。日本体操協会が会見で経緯を説明

宮田笙子選手が喫煙&飲酒発覚でパリ五輪出場辞退。体操女子エースが代表行動規範違反の理由、現在の様子は…

日本体操協会が19日に緊急記者会見を行い、パリ五輪の体操女子日本代表キャプテン・宮田笙子選手(みやた・しょうこ 19歳)の飲酒・喫煙が発覚したとして、同協会が規定の代表行動規範違反によりパリ五輪への出場辞退を発表しました。

飲酒・喫煙発覚の経緯については、チームが事前合宿地のモナコに向けて日本を出発してから3日後の15日に、モナコの強化本部に宮田笙子選手の喫煙に関する情報提供があり、翌日に宮田選手が所属する順天堂大学の原田睦巳監督が本人に確認したところ、行動規範に抵触する疑いが浮上したそうです。

<↓の画像は、体操女子日本代表が12日に日本を出発時の写真>

そして、日本体操協会も本人に事実関係の確認を行うために、宮田笙子選手は17日にコーチと共に合宿先のモナコを出国、18日夕方に羽田空港に到着し、両親とコーチが同席のもとで事情聴取をした結果、「日本オリンピック委員会(JOC)の五輪派遣規定、日本協会の行動規範などに反した」と判断され、本人に確認したうえでパリ五輪参加を辞退したとしています。

宮田笙子選手がタバコを喫煙していたのは6月末から7月にかけてで、東京都内の友人宅で喫煙していたほか飲酒も発覚したといい、飲酒は『味の素ナショナルトレーニングセンター』の宿泊所・アスリートビレッジで行っていたといい、飲酒・喫煙はそれぞれ1度だけだったと本人は説明していたそうです。

なお、法律で20歳未満の飲酒・喫煙は禁じられている(本人に刑事罰は無し)ほか、日本体操協会では独自に【日本代表選手・役員の行動規範】として喫煙・飲酒について、「日本代表チームとしての活動の場所においては、20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止する」「日本代表チームとしての活動の場所においては、20歳以上であっても飲酒は禁止とする。ただし、合宿の打ち上げ、大会のフェアウェルパーティーなどの場合は、監督の許可を得て可能とする」と定めています。

帰国後の宮田笙子選手の様子については、「モナコの事前合宿から、相当神経をつかい、かなり憔悴(しょうすい)している様子がうかがえました。ただ、気丈にしっかりと話をしていただくことができました。規則の重みを宮田選手はすごく理解をしておられて、なおかつ、自分の行為に対して真摯に向き合う姿勢が印象的だった。その中で苦しい場面の時間帯もありましたが、正直に素直にしっかりと話をしていただきました」と説明しています。

宮田笙子選手が飲酒・喫煙した原因については、「自分の競技目標に設定された目標に対して、数々のプレッシャーがありながら、そのような行為に及んでしまった」と説明しています。

さらに、「協会として、サポート体制は十分であったか。メンタルサポートは十分だっただろうか、協会内にサポート体制を作ったとしても、相談しにくかったのではないか。これらが理由の1つであったとは思います」と協会サイドの不備を認め、本人の責任だけでなく協会全体の責任として今後の対応を考えていくといい、宮田選手の将来に向けて全力でサポートしていく意向も示しています。

そして、宮田笙子選手のパリ五輪出場辞退によるメンバー追加については、すでに出場選手登録期日が過ぎてしまっていることや、選手交代は病気やケガ以外は認められないため、現時点で補欠の杉原愛子選手を登録できず、岸里奈選手、岡村真選手、中村遥香選手、牛奥小羽選手の4人で大会に臨むといい、チームは19日に選手村に入り、28日から予選がスタートします。

この発表を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

体操のファン等からは、喫煙疑惑に対して事実ではないことを願う声が多く上がっていたほか、宮田笙子選手は今年9月で20歳になるため、喫煙ぐらい大目に見てあげて欲しいなどの声も多く上がっていました。

しかし、喫煙に加えて味の素ナショナルトレーニングセンターでの飲酒も明らかとなり、それぞれ1度だけだと本人は説明しているというものの、パリ五輪の日本代表に選ばれながらも、2度にわたってルールを破っていたことが判明したからには、残念ではありますが出場辞退という判断は妥当な気がします。

自業自得ながら、五輪初出場の機会を失った宮田笙子選手の精神的ダメージはかなり大きいと思いますし、現役引退の可能性もあるのではともネット上では囁かれていますが、今回の問題を反省したうえで、どうにか気持ちを切り替えて競技を続けてもらいたいです。

そして、宮田笙子選手の代表離脱によって4人で大会に臨む形になるのですが、体操の団体予選は5人中4人が各種目の演技を行い、そのうち上位3人の得点が採用されます。

決勝では、5人中3人が演技を行い、その得点が採用される方式で、今年の全日本選手権で優勝、NHK杯では3連覇を達成したエースの宮田笙子選手が抜けた穴はかなり大きく、予選通過もかなり厳しいとみられているのですが、メダル獲得を目指してパリ五輪の舞台で最高の演技を見せてほしいです。

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