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週刊文春が有愛きいの飛び降り自殺事件を実名報道。宝塚歌劇団は問題否定も内部告発が殺到、隠蔽体質で事実を揉み消し?

宝塚歌劇団・宙組女優が自殺の真相は…上級生のイジメ、集団リンチを週刊文春報道。言葉の暴力で精神崩壊か

『宝塚歌劇団』の宙組(そらぐみ)に所属していた25歳のタカラジェンヌが、先月末に自宅マンションで急死したことで大騒動に発展し、死の真相を巡って様々な情報が飛び交っています。

そうした中で週刊誌『週刊文春』は亡くなったタカラジェンヌについて、宙組で娘役を演じていた有愛きいさん(ありあ・きい 本名=井上奈美 25歳)だと実名報道した上で、有愛さんが死の直前に上級生たちから罵詈雑言を浴びるなどし、“集団リンチ”に遭っていたと報じています。

<↓の画像は、宙組の娘役女優・有愛きいさんの写真>

9月30日に遺体で発見された宝塚女優は、現場の状況から自殺を図った可能性が高いと見られており、マンション最上階の18階の通路には手提げカバンが置かれていたそうです。

このトラブルにより、宙組の複数の女優たちが体調不良を訴え、宝塚歌劇団サイドは22日まで宙組の公演中止を決定しました。

女優の死を巡っては、今年2月に週刊文春が報じたイジメ問題が背景にあるのではとの憶測が飛び交っていますが、7日に会見した木場健之理事長はイジメ疑惑について、「当事者にそれぞれ聴いて、周りの方々にも聴いている。あの記事に書かれているようなこと(ヘアアイロンを額に押し付ける)は無かった。上級生から下級生に髪形のアドバイスはよくあることで、誤って当たってしまったことはあると両方から聴いている。記事のような長時間に渡ってというのはないと認識している。その後も当事者のフォローに努めてきた」と説明し、週刊文春の報道を改めて否定しました。

その上で、宝塚歌劇団は女優が亡くなった経緯を調べるため、複数の弁護士による調査チームの設立を発表し、今後の対応について渡辺裕企画室長は、「今のところ宙組生全員には(聴き取りを)行うことで考えているが、調査チームが必要とすれば(宙組以外にも)広げていくことも考えていく。(調査のめどについて)1日でも早くとは思っているんですが、調査するのと精神的なケアをするのと相反する事象なので、ゆっくり時間をかけて進めていかないといけないと思っています」などと語っています。

こうした宝塚歌劇団側の対応、不十分な説明などに対して批判や不信感を募らせる声が上がる中で週刊文春は、有愛きいさんが亡くなる直前まで、上級生たちから執拗なイジメを受けていたと報じており、同誌の取材に応じた宙組の生徒は「集団リンチのような目にあっていた」と証言したとしています。

週刊文春によると、有愛きいさんは自殺を図る前日の9月29日に、母親に対して「28日夜にはマンションから飛び降りることを決めていた。精神的に崩壊している…」とのメッセージを送っていたといい、自殺を決意したとされる28日は宙組の公演『PAGAD(パガド)』の通し稽古が行われていたそうです。

その際に起きたトラブルを劇団関係者が明らかにしており、「稽古中、有愛さんは4人の上級生から『下級生の不手際は、すべてお前の責任だ』と集団リンチのような目にあっていました。ある上級生から『マインドが足りない。マインドがないのか!』と罵声を浴びせられると、今度は別の上級生から『この嘘つきが!』『嘘つき野郎』と面罵されていました……」としています。

週刊文春は、有愛きいさんを知る宙組の生徒ら十数人の内部関係者の告発をもとに、このトラブルの真相を徹底取材しているといい、12日発売号では上級生4人による度を越えた指導の実態のほか、有愛さんの死を招いた宝塚歌劇団の隠蔽体質を詳報するとしています。

そして、週刊文春の報道を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

宝塚歌劇団は閉鎖された空間での女性のみの世界で、それによる厳しすぎる上下関係やイジメなどは、これまでにも様々な元宝塚女優がメディアで語ったり、週刊誌などにトラブルを報じられてきたため、週刊文春が報じているような集団イジメなどが実際にあったとしても驚きはありません。

ちなみに、月組の元トップ娘役で2021年に宝塚を退団し、慶應義塾大学の大学院に入学した美園さくらさん(本名=上山恵美子 30歳)は退団後のインタビューで、「(月組のトップ娘役に)就任して1年ぐらいたった頃、全身にバーッと湿疹が出たことも。」「1人で解決しなければと、全てを抱え込んでいたのでしょうか」「つらくて、誰かに相談したい気持ちはあるんです。でも言えない。」「いま振り返ると、スポ根のように自分で自分を厳しく追い込みながら進めていくやり方も悪い訳ではないと思います。そうした経験を通じて得た大きなものが、自分の中にあるのも確かです。ただ、そのときは本当に苦しかった」などと、タカラジェンヌ時代の苦悩を告白していたほか、「逃げる場所が死ではなく、もっといろんな逃げ場を持てる社会であってほしいと思っています」との思いも明かしていました。

有愛きいさんは上級生たちからのイジメに耐えかねて、自ら命を絶つことを選択してしまったのか、現時点でそれを裏付ける決定的な証拠が表に出てきておらず、あくまでも関係者等の証言が伝えられている状況なので、正直まだ何とも言えないところがあります。

ただ、週刊文春には内部関係者から複数の告発が寄せられているとのことから、ジャニーズ事務所と同様に隠蔽体質を指摘されている宝塚歌劇団が一切関与しない第三者委員会が、事実関係を徹底的に調査し、本当にイジメなどは無かったのかや宝塚歌劇団が抱える様々な問題を明らかにしてほしいもので、このままウヤムヤにしてやり過ぎすといったことがないようにしてもらいたいです。

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