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宝塚歌劇団の公演決行が炎上騒動に…演劇界もイベント自粛の中、コロナ感染リスク覚悟し再開。ネットでは批判の声が噴出

宝塚歌劇団が公演再開で物議。新型コロナウイルス感染予防も…政府はイベント自粛期間の10日間延長呼び掛ける

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、安倍晋三首相が10日に新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、大規模イベントの自粛期間について「今後おおむね10日間の延長を求める」と表明しました。

安倍晋三首相は2月26日に行われた会合で、多くの人が集まるスポーツ・文化イベントなどについて「今後2週間は中止、延期または規模縮小等の対応を要請する」と表明し、これによって国内で開催予定だった様々なイベントが中止や延期などを決定しました。

そうした中で、2月29日から休演していた『宝塚歌劇団』が3月9日から兵庫県宝塚市の宝塚大劇場(2550席)で公演再開に踏み切り、大きな波紋を呼ぶ事態となっています。

<↓の画像は、9日の公演を観劇した宝塚ファンの写真>

宝塚歌劇団は2月27日に、同29日~3月8日まで各劇場で予定の公演中止、チケットの払い戻し対応を発表しましたが、公式サイト上などで9日の「星組宝塚大劇場公演『眩耀(げんよう)の谷~舞い降りた新星~』『Ray-星の光線-』」から公演を再開させることを発表しました。

宝塚歌劇団は公演再開にあたり、劇場内の客席やトイレ、ロビーの手すり、扉などを中心に消毒を行ったほか、劇場入り口ではスタッフが観客の手に消毒液を吹きかけたり、赤外線サーモグラフィーによる検温も行うという対応を取っています。

また、体調不良の人や体温37.5度以上の発熱やせきなど、風邪の症状がみられる人、周囲に新型コロナウイルスの感染者や感染疑いのある人、さらに中国、韓国、イランから帰国し2週間が経過していない人の来場自粛を呼び掛けています。

<↓の画像は、宝塚歌劇団の公式サイト掲載の観客への注意呼びかけ>

そして、宝塚歌劇団の公演再開に対してファンからは喜びの声などが上がっているのですが、一方でファン以外の反応を見てみると、

などと批判的な声が噴出しており、炎上状態になっています。

同じ演劇界でも、松竹、東宝、劇団四季などは公演中止期間を15日まで延長することを改めて発表しており、宝塚歌劇団の公演再開は悪目立ちしてしまっています。

新型コロナウイルスは、「屋内の閉鎖的な空間で、人と人とが至近距離で、一定時間以上交わることによって、患者集団(クラスター)が発生する可能性」があるとされており、実際に大阪のライブハウスなどでは集団感染が発生するなどしているため、大小に関わらず人が密閉空間に集まる各イベントなどは感染リスクなどを考慮し、自粛するという対応を取っています。

一方で宝塚歌劇団は、観客の手を消毒したり、サーモグラフィーによる体温チェック、さらに劇場客席内の換気を増やし、外気を通常よりも多く取り込むことで最大限の換気をするとしてはいるものの、実際に公演を訪れたファンはスポーツ紙の取材に対して「(換気の強化は)正直、よく分からなかった」と答えています。

<↓の画像は、宝塚歌劇団の感染予防の取り組み>

また、宝塚歌劇団はなぜ公演を再開するとの決断に至ったのか、その理由については明らかにはしておらず、産経新聞の取材に対して広報担当者は、「再開に向けた準備をし、万全の体制を整えた上で、予定通り再開した」と語るにとどめています。

宝塚歌劇団は今後、10日からは東京都千代田区の東京宝塚劇場で雪組公演、13日から宝塚大劇場で花組公演を開幕する予定としており、今後の公演に新型コロナウイルス感染者がいた場合には大騒動に発展するのは確実で、相当なリスクが伴うわけですが、あくまでも政府側の呼び掛けは自粛要請で強制ではないことから、世間からの批判は気にすることなく公演を強行していくつもりなのでしょうかね…。

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