芸トピ

宝塚歌劇団が遺族の訴え認めず批判殺到。有愛きいが急死、上級生から暴言被害やパワハラ被害を訴えるも…

宙組娘役・有愛きい自殺問題、宝塚歌劇団が会見でイジメ・パワハラ否定し物議。木場健之理事長が謝罪、引責辞任発表も…

『宝塚歌劇団』の宙組(そらぐみ)で娘役を務めていた有愛きいさん(ありあ・きい 本名=井上奈美 享年25)が、9月末に自宅マンションから転落死した問題で歌劇団側が14日に会見を行い、外部弁護士による調査チームが行った調査結果を報告すると共に、木場健之理事長の引責辞任を発表しました。

有愛きいさんは9月30日に、兵庫県宝塚市内の18階建てマンションの最上階から転落死し、週刊誌『週刊文春』などは複数の関係者に取材を行い、このトラブルの背景には上級生たちからの執拗なイジメ行為などがあったと報じました。

<↓の画像が、亡くなった宙組娘役・有愛きいさんの写真>

一方で宝塚歌劇団側はイジメを否定していたのですが、今月10日に遺族側の代理人弁護士が記者会見を行い、「過重な業務や上級生によるパワハラが原因で心身の健康を損ない、自殺に至った」と訴えました。

遺族側の弁護士によれば、有愛きいさんは上級生たちから繰り返しパワハラ被害を受け、稽古中に複数の上級生から呼び出されて「マインドが足りない。マインドが無いのか」「下級生の失敗は、全てアンタのせいや」「ウソつき野郎」などと罵倒されていたほか、さらに団員の退団などによって担当業務が増え、長時間労働を強いられ、睡眠時間が1日3時間程度の状態だったといい、亡くなる前の1ヶ月間の総労働時間は437時間(残業時間は277時間)だと明かしました。

これらは本人のLINEや家族からの証言、その他に複数残っている記録に基づいた間違いないものとし、遺族のコメントも発表しました。

そのコメントの中で、有愛きいさんは今年夏に退団予定だったものの、同期2人が退団する意向を知り、新人公演の長としての責任感によって退団時期を来年春に延期していたことも明かし、「それは、娘自身のためではなく、自分が辞めたら1人になってしまう同期のため、そして下級生のためでした。あの時『自分のことだけを考えなさい』と強く言って辞めさせるべきでした。なぜそう言ってやらなかったのか、どれだけ後悔してもしきれません。」「8月半ば以降、娘の笑顔は日ごとに減って辛く苦しそうな表情に変わっていきました。それは、新人公演の責任者として押し付けられた膨大な仕事量により睡眠時間も取れず、その上、日に日に指導などという言葉は当てはまらない、強烈なパワハラを上級生から受けていたからです。その時の娘の疲れ果てた姿が脳裏から離れません。そばにいたのにもかかわらず、切羽詰まっていた娘を救えなかったというやり切れない思いにさいなまれ続けています。」としています。

また、「劇団は、娘が何度も何度も真実を訴え、助けを求めたにもかかわらず、それを無視し捏造隠蔽を繰り返しました。」と、宝塚歌劇団側の問題を指摘した上で、「私たちは、声を上げることもできず、ひたすら耐え、堪え、頑張り続けてきた娘に代わって、常軌を逸した長時間労働により、娘を極度の過労状態に置きながら、これを見て見ぬふりをしてきた劇団が、その責任を認め謝罪すること、そして指導などという言葉では言い逃れできないパワハラを行った上級生が、その責任を認め謝罪することを求めます。」と訴えていました。

そして、14日に宝塚歌劇団側が記者会見を行い、調査チームが宙組の劇団員を中心に運営会社『阪急電鉄』の役員を含めて74人にヒアリングを実施した結果、「(厚生労働省の)認定基準において客観的に精神障害を発病させる恐れのある強い心理的負荷であるとされる場合に相当する強い心理的負荷が故人にかかっていた可能性が否定できない」と指摘されたと発表し、「安全配慮義務を十分に果たせていなかった」と問題を認めました。

調査チームによるヒアリングを宙組の劇団員4人が辞退したことも明らかにしましたが、理由については「差し控える」としています。

報告書では、上級生によるパワハラ、暴言に関しては「いずれも伝聞であり、認定できない」「本件調査において、どちらが事実(故意か故意でないか)であるかを判断することは困難」とし、イジメやパワハラの事実認定を避けました。

<↓の画像は、会見でイジメ・パワハラを否定した木場健之理事長の写真>

有愛きいさんが死亡に至った原因については、「劇団としては、特に稽古終盤の過密なスケジュールをこなしながら、新人公演の稽古も予定される中で、長の期としての役割、活動に(同期)2人のみであたったことが故人に大きな負担になった」と判断しているとのことです。

遺族側の認識とは大きな食い違いが生じていることに対しては、現時点ではまだ遺族側と会うことができていないため、「丁寧にお話をさせていただき対応していきたい」などと語り、今回の問題を受けて阪急電鉄の執行役員でもある木場健之理事長は、「ご遺族の皆さまには大切なご家族を守れなかったこと、心より深くお詫び申し上げます。今後もご遺族の皆さまに誠心誠意対応してまいる所存でございます。また、宝塚ファンの皆さま、ならびに関係者の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません」と謝罪した上で、12月1日をもって理事長を引責辞任することを発表しています。

宝塚歌劇団側の会見を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

有愛きいさんは2017年に宝塚歌劇団に入団(103期生)し、宙組には103期生が当初8人いましたが、今年8月に男役の琉稀みうささん、娘役の栞菜ひまりさんが退団し、同期生は有愛さんを含めて3人にまで減少し、亜音有星さんは6月から休演しており、そうした中で有愛さんは亡くなる前まで新人公演(入団7年目までの劇団員による公演)のまとめ役を担うなど、同じく娘役の彩妃花さんと2人で長の期(入団7年目以下の劇団員の最年長の期)としての役割を行っていました。

こうして担当業務が増加、長時間労働をしていたことや、上級生からの指導によって、強い心理的負荷が掛かっていた可能性は否定できないと調査チームは報告しているものの、イジメ・パワハラに関しては認められなかったとし、この調査結果だけで問題の真相を明らかにすることなく、上辺だけの対応で問題の幕引きを図るというのは納得できません。

かねてから複数の宝塚OBたちが、上級生によるパワハラまがいの厳しい指導、イジメの存在などを明かしており、元月組男役でタレント・女優の遼河はるひさんは今日放送の情報番組『ドデスカ!』(メ~テレ・名古屋テレビ放送)で、自身が所属していた頃にも厳しい指導があったと明かした上で、「宝塚は独特の閉鎖的な空間の中で歴史や伝統ばかりを重んじるばかりに、変化をしなかった。対応できなかった。してこなかった」「そのことが上級生の行きすぎた指導、いわゆるパワハラだったり、イジメという形になってしまったと個人的に思います」とコメントしていました。

週刊文春は今月に入って、有愛きいさんが亡くなって以降も、上級生たちの言動は何一つ変わっていないという宙組の劇団員の証言を伝えており、ここで膿を出し切らなければ再び同様の悲劇が繰り返される可能性もあるので、外部弁護士による調査チームではなく第三者委員会を新たに設置し、徹底的にイジメやパワハラについて調査を行ってほしいものです。

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