タレントの安田美沙子さん(やすだ・みさこ 40歳)が、元所属事務所『アーティストハウス・ピラミッド』と契約を巡って揉め、裁判沙汰になっていることが発覚してから早2年が経つものの、両者が和解に至っていないことを週刊誌『週刊女性』が伝えています。
安田美沙子さんは2020年3月に、第2子となる次男の出産を発表すると共に、2019年をもって事務所との契約期間が満了し、独立したことを報告しました。
一方で事務所側は公式サイトのトップページに、「誠に遺憾ではありますが、安田美沙子とは現在訴訟が係属中でありますので、弊社のホームページから安田の肖像やリンクを仮に削除させて頂きました。」
とのコメントを赤文字で強調して掲載し、安田美沙子さんと裁判沙汰になっていることを明らかにしていました。
<↓の画像が、アーティストハウス・ピラミッドの公式サイト掲載のコメント写真>
現在もこのコメントは公式サイトトップに掲載されているのですが、週刊女性の記事でスポーツ紙記者は「実はこの裁判、2020年9月に終結しているんです」と明かしています。
また、安田美沙子さんと事務所が契約を巡り裁判にまで発展した経緯については、安田さんが仕事の内容やギャラに不満を持っていたとし、「彼女としてはファッションブランドの立ち上げや、伝統工芸品のプロデュースをしたいと思っていた。これには事務所も渋々承知し、安田さんは個人事務所を立ち上げて、新たな活動の場を見いだしていきます。しかし、2019年5月に『事務所を辞めたい』と安田さんが改めて言い出したことで、トラブルに発展した」
としています。
その後、話し合いで解決しなかったため、2019年9月に事務所が安田美沙子さんにギャラの返還を求めて提訴したそうで、「節税目的もあったのでしょうが、ギャラとは別に経費名目のお金が安田さんに支払われていました。事務所は、この経費は給料に該当し、多めにお金を払っていたから返還しろと主張したのです。仕事のギャラは事務所の取り分が3割、残りの7割が安田さんに支払われる契約でした」「なので安田さんが過去に確定申告していたものを修正申告したことで、事務所も2020年3月に請求を放棄しました」
と、ギャラの返還を求める訴訟は2020年3月には終結していたとしています。
しかし、事務所は安田美沙子さんに損害賠償請求も行ったといい、それは2019年にアパレルブランドとコラボした親子服の販売契約を巡る問題だったそうで、「これは事務所に無断で行った“闇営業”だというのです。契約締結は、事務所に所属していた時期のため、推定される利益の3割となる150万円の支払いを要求。しかし、実際に得た利益は約24万円だった。その3割は約7万円ですが、安田さんは早期解決を図るため、24万円を支払いました。これにより請求事由がなくなったため、事務所は請求を放棄した」
とのことです。
一方の安田美沙子さん側も2020年4月に、契約終了の事実確認と事務所の公式サイト掲載の文章削除を求め、事務所を提訴したそうです。
安田美沙子さん側は、「事務所社長から『芸能界を引退しろ』などと言われ、話し合いを求めたが応じてもらえなかった」「事務所は訴訟を起こして嫌がらせをしてきた」「ホームページ掲載の文章は、芸能界で今後も仕事をしていくうえでの妨害行為」
などと主張したものの、裁判所は契約終了を認めるのみで、それ以外の訴えを棄却し、それにより現在も事務所はあの文章を掲載したままにしているといいます。
週刊女性は真相を確かめるため、事務所側の代理人弁護士に取材したところ、「裁判は『削除をする必要がない』との判決が出て、全面的に勝訴しました。その後、安田さんからの訴えもありませんし、判決に従って削除していないというだけです」
と回答したとのことです。
この報道に対してネット上では、
- 元事務所はもう諦めろ
- 芸能界は、この手のことをいい加減にやめたらとおもったり。契約の自由などあるのにね
- 安田美沙子の元所属事務所って誰がいたっけ?って覗きに行ったら、熊田曜子、ラブリって並んでて年中裁判で忙しそうだなと。
などの声が上がっています。
安田美沙子さんが事務所から独立を決意した理由は、仕事内容に加えてギャラに対する不満だったとのことですが、2年前に週刊女性が報じた記事によると、安田さんは他のタレントと比較しても待遇はかなり良かったそうで、給料制で月に200万円は貰っていたと伝えています。
過去に出演した番組でも安田美沙子さん本人が、ギャラは給料制でボーナスを2回貰っているとし、そこそこの収入があると語っていました。
しかし、某大物女性タレントから「ギャラアップを要求したほうがいい」と焚きつけられ、事務所と話し合いの場を持ったとのことでした。
そして、安田美沙子さんが独立したいと言い出したことで裁判にまで発展し、最終的に和解に至らなかったというものの、裁判が終了しているにも関わらず、公式サイトトップの文章を削除しないというのは疑問しかありません。
タレントが事務所と契約を巡ってトラブルに発展するケースは珍しくなく、『アーティストハウス・ピラミッド』と同じく『バーニングプロダクション』系列の『レプロエンタテインメント』も、女優・のんさんが独立した後もしばらく公式サイトにプロフィールを掲載し、芸名の変更を巡っても物議を醸しましたが、タレントの活動を妨害するような行為で事務所のイメージ悪化にも繋がっています。
こうした妨害行為は事務所にとってさらにマイナスとなりますし、裁判所も安田美沙子さんとの契約終了を認めたわけですから、サイトからあの文章は削除した方がいいのではと思いますが、安田さん側から改めて訴えがない限り掲載し続けるのでしょうかね…。