著名人が挑戦したことから世界的な広がりを見せているALS(筋萎縮性側索硬化症)のチャリティー企画「アイス・バケツ・チャレンジ」。
この企画は、ALSという治療方法が未だに確立されていない難病の研究を支援するためにスタートしたもので、指名を受けた人は100ドルをALS協会に寄付するか、24時間以内にバケツに入った氷水を頭からかぶり、その様子を収めた動画をSNSなどに公開するかを選択、そして更にその後3人の挑戦者を指名して支援の輪を広げるというものです。
しかし同企画が広がるにつれて、本来の意図とはずれて話題作りとしてこの企画を行う方や、半ば強制的に行われている部分があること、また資源の無駄だという否定的な意見が出始めたことから、指名されるも拒否する方が続々と出てきています。
こうした物議を醸している中モデルの長谷川潤さん(28)が、同じくモデルで女優の水原希子さん(23)から指名を受けて「アイス・バケツ・チャレンジ」に挑戦し、その動画を自身のインスタグラム上にアップしたのですが、長谷川さんは今年6月に第2子を妊娠していること、そしてその時に妊娠7ヶ月であることを明かしており、氷水をかぶることはあまりにも危険であることから、動画公開後に批判が殺到する事態となりました。
また、妊娠している長谷川さんを指名した水原さんにも批判が殺到しており、「妊婦を指名するなんて常識に欠けてる」といった声が上がっています。
(↓の画像が、水原希子さんの写真)
これにネットでは、
- ただ寄付だけしたらよかったのにな。妊娠中にいきなり冷水かぶるなんて、何かあったらどうするつもりなんだよ…
- 信じられない。そもそも妊婦を指名するなよって感じ。
- 嘘でしょ、やったんだ…妊婦指名するのも馬鹿だけど、それでやっちゃうのも馬鹿。潤ちゃん好きだったけど今回ちょっと引いたわ
- 実の子なのに、たまに会うのがいいみたいなこと言ってたし、自分が一番って感じだよね。
- この人は母親としての自覚がなさすぎると思います。子供が可哀想すぎる
などのコメントがありました。
健康な人でも突然氷水をかぶる行為は危険であり、日本ALS協会は氷水をかぶることや寄付は決して強制ではないと説明し、無理はしないで欲しいと呼びかけています。
そしてついに、このチャレンジに挑戦したイギリス・スコットランドの18歳少年が、崖から池に飛び込んだ結果溺死するという事件が発生してしまいました。
難病を支援するという企画に挑戦し、無茶をしたことによって自身の命を亡くしてしまっては元も子も無い話ですから、話題になっているからという安易な理由でこの企画にチャレンジすることだけは止めてもらいたいですね。