太田光が週刊新潮の裏口入学報道に激怒し裁判へ。妻・太田光代社長が訴訟準備報告も、本人が不正認める発言?
数多くのレギュラー番組やCMを持つ人気お笑いコンビ『爆笑問題』の太田光さん(おおた・ひかり 53歳)が、「日本大学芸術学部演劇学科」へ太田光代社長裏口入学した疑惑を週刊誌『週刊新潮』に報じられたことに激怒しており、妻で所属事務所『タイタン』の太田光代社長(おおた・みつよ 53歳)はツイッター上で、訴訟の準備に入っていることを明らかにしています。
『週刊新潮』の報道によれば、高級焼肉店『叙々苑』の内装や同点のロゴなどを手掛けた内装会社『株式会社 三光社』の代表で、太田光さんの父親である太田三郎さん(享年83 2012年3月死去)が1983年の後半に、溺愛する1人息子が希望していた「日本大学芸術学部」へ進学させたいという思いから、“知る人ぞ知る裏口入学ネットワーク”を頼って合格させ、日大側には対価として現金800万円を支払ったとしています。
この記事は主に日大関係者の証言を基に構成されており、特に数学が苦手だったという太田光さんについて父・三郎さんは当時、日大関係者との打ち合わせで、「息子、バカなんです。バカなんです」「割り算もできないんです」などとボヤいていたといい、太田さんが当時在学していた大東文化大学第一高校は、内部進学率が4割強だったものの、三郎さんによると内部進学すら危ういところだったといいます。
<↓の画像は、学生時代の太田光さんの写真>
また、日大関係者も「実際、評定などから見て、ウチを受験させ、そこに少しゲタを履かせる程度では、入学できるボーダーには到達しない印象でした」と語っています。
なお、当時の大東文化大学第一高校の偏差値は47強、倍率は3.1倍、一方の日芸は偏差値53弱、倍率は8.5倍という高さでした。
そのため、日大の現役職員が太田光さんに“直接指導”を行い、試験に臨むという方法が採られたといい、第1次試験は1984年2月21日に実施され、国語と外国語の各100点ずつの計200点、2次試験は実技と面接で計100点満点という形となっており、太田光さんは1次試験の前日ぐらいにホテルで缶詰状態にされ、試験内容に関するレクチャーを受けたそうです。
しかし、2次試験後に学内では一度、太田光さんは不合格判定を下されており、外国語で選択した英語の点数がゼロ点に近かったため、ゲタを履かせようがなかったといい、その結果を受けてさらに日大の当時の学長も参加して話し合いが行われ、最終的に入学式の前日もしくは数日前に学長もOKを出し、入学という形になったとのことです。
こうした裏口入学の話が突如として浮上し、『週刊新潮』の取材班は太田光さん本人に直撃取材を行っているのですが、裏口入学について聞かれると「僕は身に覚えはないですよ」と答え、ホテルで缶詰状態にされ、事前に問題の内容を教えてもらっていたのではないかという問にも、「全くありえないよ、それは。本当にもし言ってる奴が居るんなら、ちょっと直接会いたいくらい。」などと、裏口入学を否定していたとしています。
この報道を受けて太田光さんは7日深夜、ラジオ番組『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ 火曜25時)の冒頭で、「週刊新潮、バカ野郎、この野郎!なんだよ、この記事はよ。誰が裏口入学だ、この野郎!ふざけんな、バカ野郎!あんなバカ学校、裏口入学するわけねえだろ」と、怒りやジョークを交えながら裏口入学疑惑に反論していました。
太田光さんが番組で語ったところによると、ホテルに缶詰状態にされて指導を受けたということは全く無いといい、高校時代の成績に関しては「確かに学校の成績は悪かったし、それは本当なんだよ。そこが悔しい」と言いつつも、「旺文社の全国模試では国語満点だった。地頭はいいんだ」とし、裏口入学を依頼したとされる父・三郎さんについても、「ウチの親父はそんなしゃべり方をするような人間じゃ絶対になかったし、へりくだるような人ではなかった。オレが有名だっていうことで、死んだ後にこんなふうになっちゃうのが情けない」と語っています。
さらに、記事の中で登場する“日大関係者”に対して、「クソガキが!本当に逃げも隠れもしないし、公開討論でもしてやる」と怒りをあらわにしていたほか、記事に登場する高校時代の同級生に対しては、「割り算はできたの、むしろ。連れてこい、ふざけやがって!」と激怒しています。
そうした中でも、三郎さんはすでに亡くなっていることから、「100%の自信は持てない」とも語っていたのですが、「ウソだと思うよ、俺だって。親父はこんなペコペコしない人。決めつけてるんだよ。なんで上から目線で言われなきゃいけないの?」「ネタにしてくれるのはいいけど、裏口っていうのはな。何かいうたびに、あいつ裏口のくせにってギャグでも言われる。裏口キャラみたいの、俺もイヤ。面白ければいいけど」と語っています。
また、太田光さんは『週刊新潮』の出版元である『新潮社』から短編集『マボロシの鳥』(2010年)を出版するなど、自身と関わりのあった出版社だったことから、「全然部署が違うんですけど、『マボロシの鳥』を新潮社から出したことが嬉しかったんですよ、憧れの出版社だったから。何でこんなふうにやられなきゃいけないのか」と、ショックを受けている様子を見せていました。
一方で相方の田中裕二さんもこの記事に対しては、「これヒドイわ、新潮。本当に罪深いよ、この記事は。どういうつもりだろ。なんだこれ、ムカつくわ。陰謀かね?」と怒りをにじませていました。
そして、『週刊新潮』の報道に対しては太田光代社長も怒りをあらわにしており、8日未明にツイッターを更新し、「訴えます! 民事と刑事両方で。訴えます。残念ながら訴えます。」「悲しいけど訴えます。」「アーリン父様に侮辱を。死んでいる人に確認のしようが無いのを。とと様はもう七回忌を迎えているのよ。許さない。絶対。許さない。」(アーリン=太田光さんの愛称)
とツイートし、法的措置をすることを明らかにしました。
<↓の画像は、太田光さんと妻・太田光代社長のツーショット写真>
<↓の画像が、太田光代社長のツイート写真>
8日夜には、「弊社の顧問弁護士事務所に委託書を出しました。あとは弁護士が書類作成し提出するだけです。迅速な弁護士事務所なので提出までの時間は、大して要しないと思います。」
とツイートし、すでに訴訟に向けた準備に取り掛かっていることを明かしています。
太田光代社長と太田光さんは『東京スポーツ』(東スポ)の取材にも応じており、『週刊新潮』の報道内容に対しては、「本当にヒドイですよ。きちんと取材対応して、質問に対して一つひとつ否定したのにそこはすべてカットされている」「太田は父を侮辱されて、悲しんでいます。太田が芸人として食えない時代、お父さんは援助しようと思えばできたが、それもしなかった」「正直『太田裏口入学か!?』と見出しは少し面白いかなと思った自分もいました。でも、これはまったくの事実無根なので、刑事、民事での訴訟を考えています。どうにかして、その『日大関係者』と裁判でお会いできないかと考えています」
と明かしています。
また、『週刊新潮』の記者とのやり取りについて太田光代社長は、「新潮の取材先の人間が、私が『日大へのパイプがあるから(裏口入学など)何かあれば私に言って』と言い回ってるというんです。要は『太田の父のルートがあるから、日大なら入学させられる』と。私を知ってる人間なら分かると思いますが、そんなことしないですよ。人のふんどしで相撲を取るようなマネしない。その場では『私に東大へのルートがあってもそういうことしません』と返事しました」
と語っています。
このようにして訴訟沙汰に発展する事態になっているのですが、この件に対してネット上では、
- こんなこと言ってるけど奥さんは当時のこと知ってるの?ちょっと第2弾待った方がよくないか?
- これが事実だったら芸能活動終わりやな。まぁ潰し合う分にはいいんじゃない。
- 裏口800万で前の日に缶詰にするかよw通常の裏口はテストの点数を上乗せするんだよ。意味無いから前日ホテルに缶詰なんか超ウソくせーわ
- 捏造にしたらすごく詳細で具体的だったけどな。太田の父親が金持ちだったのは事実だし太田がコンビニで計算もできないバカだったのも事実だし。怪しいよな
- 裁判負けたら実際あった話ということになるから日大はさらに叩かれることになる。今のままだと30年前の噂話で終わるのに
- 太田も言うように、親父が本人の知らない所でやった可能性は否定できないが…しかし今回の記事はちょっと筋が悪い感じがする。信憑性に欠ける印象。新潮は文春に比べると、裏に政治的な力を感じさせる記事が多い。ハッキリ言って胡散臭い
- こういう雑誌は訴えられるかどうかで記事にはしない。訴えられて賠償したとしても黒字になるほど雑誌が売れるネタかどうかってところが判断基準
- こういう時に妻が事務所やり手大物社長だと強いな。何があろうと完璧に旦那の太田の味方だから
などのコメントが寄せられています。
『週刊新潮』の記事は主に正体不明の日大関係者の証言によって構成されており、それ以外に具体的に当時のことを知る人物が登場していないことから、これは本当の話なのかと疑うところもあります。
父親が当時頼ったという裏口入学ネットワークに関する説明の部分では、「その頃、大学の裏口入学案件というものは、各私立大から独立したネットワークに集約されていた。そしてそこから各大学に働きかけ、進学を斡旋する形だったのだ。」
としています。
その上で、「日本を代表する指定暴力団の、有力親分の愛人芸者が産んだ娘がいて、そんなちょっとややこしい事情を抱えた人物と三郎氏はひょんなところから知遇を得た。そのコネを通じこのネットワークの元締めに辿り着いている。組織の力は極めて強く、『最も確実に入学できる道』だったのだ」
と書いてあるのですが、太田光さんはそれでも第1志望だった日芸の映画学科の方は最難関だったということもあり落ちたといいます。
それほど大きな力を持つところに頼ったにも関わらず映画学科は落ちてしまうのか、演劇学科を合格させるにあたっては、当時の学長らも話し合いに参加していたとしており、そこまで話が漏れていながらわざわざ試験前に缶詰状態にして、試験の問題を教えるといったことをするのかという疑問もあります。
そうしたことなどから、『週刊新潮』の報道内容を信じきれない部分もあるのですが、2000年3月に爆笑問題が『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にゲスト出演した際に、大学入試時のトークをしていた際に、太田さん自ら「受かった、裏口だもん」「金払って…」と語る場面があり、これが動かぬ証拠なのではないかとネット上では指摘されています。
しかし、太田光さんは普段からジョークを交えながら、ウソか本当か分からないトークを連発するというのが芸風であるため、これもネタで裏口入学したと語っていた可能性もあり、何とも言えないところではあるものの、これから裁判に発展した場合には、このラジオでの発言も証拠の一つとされるかもしれないのですが、果たしてどういった展開を迎えるのか注目ですね。
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