2015年11月末に芸能界を引退した元女優・喜多嶋舞さん(きたじま・まい 46歳)の長男・零次さん(れいじ 22歳)が、交際相手の22歳女性を暴行した疑いで29日朝に逮捕されていたことが明らかになりました。
喜多嶋舞さんの長男として2007年1月14日に誕生した零次さんは2013年2月に、喜多嶋さんと2005年9月に離婚した元夫で、2007年4月から親権を持っていた光GENJIの元メンバー・大沢樹生さん(おおさわ・みきお 49歳)とDNA鑑定を行い、この鑑定によって実の親子ではないことが判明しました。
<↓の画像は、大沢樹生さんと喜多嶋舞さんの写真>
大沢樹生さんはこの鑑定結果を元に実子かどうか確認する訴訟を起こし、「親子関係が存在しない」ことが認められましたが、大沢さんは判決後も零次さんのことを息子と呼んでいます。
<↓の画像は、大沢樹生さんと零次さんの写真(2010年撮影)>
ニュースサイト『AERA dot.(週刊朝日)』の報道によれば、零次さんはこの裁判の後に母親の喜多嶋舞さんと海外で生活し、昨年日本に帰国したそうなのですが、東京都内で同棲していた22歳の女性Aさんを暴行した容疑で29日朝に逮捕されたとのことです。
記事ではAさんの親族が零次さんの暴行の一部始終を明かしており、Aさんに対する暴力はこれまで何度かあったそうなのですが、最も酷かったのが1月25日夜のことだったといい、「食事に行って2次会で飲んで、Aの家に帰ろうとタクシーに乗った時でした。長男が『財布がないじゃないか』とブチ切れ始めたのです。財布はAのカバンに入れているのを知っているくせに、泥酔するとこうなる。」
と、酒グセが悪かったことを明かしています。
その後、マンションに着いたところでAさんはタクシーからさっと降り、零次さんから逃げようと荷物をまとめて飛び出したそうなのですが、零次さんに捕まってマンションの玄関先で髪を引っ張られ、殴られたといいます。
さらに、Aさんは部屋に連れ込まれ、零次さんは両手の指2本をAさんの口に突っ込み、喉を抑えて内側から首を絞めるかっこうで窒息死させようとしたとのことです。
Aさんはもがき、何とか逃げ出すことに成功し、そのまま実家に戻ってきたそうで、すぐに病院へ行って診察を受けたところ、身体はあざや打撲だらけで、Aさんは恐怖で怯えており、「もうちょっとで殺されるところだった」「一緒だといつか、殺される」などと話しているそうです。
零次さんとAさんが交際をスタートさせたのは1年ちょっと前で、ラウンジに勤務していたAさんの店に零次さんが客として訪れ、それから意気投合して親しく付き合うようになり、零次さんがAさんと出会ったのは帰国して間もない頃で、住むところが無いと話してAさんのマンションに転がり込んでヒモ生活を始め、焼肉屋で一応アルバイトはしていたものの十分な稼ぎが無く、Aさんが生活の面倒を見ていたといいます。
そうした生活を送っている一方で、零次さんの暴力は徐々にエスカレートしていき、昨年12月中旬にもささいな口ゲンカからAさんに激しい暴力を加えたといい、その時も殴る蹴るの暴行をするだけでなく、必ず首を絞めようとし、Aさんがもがきながら難を逃れると零次さんは謝ってくるそうで、Aさんは荷物をまとめて家を出ようと一瞬思ったものの、零次さんに同情するところもあって我慢したとのことです。
しかし、1月25日に再び酷い暴行を受けたことで警視庁北沢署に被害届を提出し受理され、29日朝にAさんに対する暴行容疑で逮捕されたそうです。
Aさんの親族は被害届を提出した理由について、「喉に手を入れて、首を絞めるという行為は普通に首を絞めるより効果があり、悪質と警察も驚いていた。長男は酒乱でどうしようもないので、やむを得ず、被害届を出しました」
と説明しています。
零次さんの近況については昨年7月に『週刊女性』のWeb版が報じており、記事では中学時代の同級生の保護者が近況を明かしています。
零次さんは子供のころからヤンチャで、喜多嶋舞さんと離婚後に親権を持った大沢樹生さんはしょっちゅう学校に呼び出されていたといいます。
また、実子騒動後は喜多嶋舞さんが親権を拒否したため、喜多嶋さんの両親が親権を持つことになり、零次さんは祖父母が暮らすアメリカ・ロサンゼルスへと渡り、日本食店でアルバイトをしていたそうなのですが、しばらくすると家出を繰り返していたとのことです。
現在の様子については、小中学校の友人や遊び仲間を頼って居候しながら転々とし、生活費は友人から借りたり、友人の両親から援助してもらうなどしていると明かしていました。
こうした生活をしていた中で零次さんはAさんと知り合い、ヒモ生活をしながら暴力を振るうということをしていたそうなのですが、これは幼少期の体験が原因となっているのでしょうか。
零次さんは2012年9月に『週刊文春』の取材を受け、幼いころに喜多嶋舞さんから「ボコボコにされる毎日を過ごしていました」と日常的に虐待を受けていたと暴露しています。
零次さんによれば、勉強で間違えたり、お弁当を食べ残したりする度に殴られ、水を張った浴槽に顔を何度も沈められたこともあったといい、小学3年生だった時にはハイヒールで頭を殴られて出血し、それに気付いた大沢樹生さんが喜多嶋舞さんをボコボコに殴りつけ、これが原因で喜多嶋さんは家を出ていったとのことです。
零次さんはさらに、離婚後に親権を持った大沢樹生さんからも暴力を受け、警察に駆け込んだこともあったといい、「お前がいると家族が壊れる」と暴言を吐かれたことによって、「死にたいと思ったことは何度もある」と告白しています。
『週刊文春』に虐待を告発した理由については、アルバイトの帰宅時間が遅く門限を過ぎてしまったところ、自宅の玄関で大沢樹生さんから蹴り飛ばされ、殴られ続けた上に日本刀を喉に突き付けられて「これ引いたら死ぬぞ。オイ、ナメてんじゃねえぞ」と言われたことなどにあり、零次さんは大沢さんに対して、「このままでは僕も自分の子供ができた時に虐待してしまいそうで、それが怖いです。パパには、理由もなく人を殴ったり脅かしたりしたらいけないんだということを分かって欲しい」
というメッセージを送っています。
しかし、大沢樹生さんと喜多嶋舞さん側は虐待をキッパリと否定しており、大沢さんは報道後に更新したブログで、零次さんが小学生のころから心療内科に通院し現在も加療中であることを明かしており、医師からは「乳児期の疾病による長期入院、手術による心的外傷後遺症」だと診断されているとしていました。
<↓の画像は、小学生時代の零次さんと大沢樹生さんの写真>
主な症状は「客観的事実と大きく異なる本人の認知及び言動」とし、完全に治療が終わるまで言動の客観性を信頼することは出来ないと主治医からは診断されているとのことでした。
そのため、零次さんが実際に虐待を受けていたかどうかは不明ですが、交際相手の女性に何度も暴力を振るうというのは異常で、先日芸能界を引退した純烈の元メンバー・友井雄亮さんと同様に、今後また何か大きな問題を起こしてしまうのではないかと心配になりますね。