声優の後藤淳一さん(ごとう・じゅんいち)が24日に、バイク事故で急死していたことが明らかになりました。40歳でした。
各報道によると、後藤淳一さんは24日午前9時ごろ、東京都大田区東糀谷の首都高速羽田線上りをバイクで走行中、道路左の側壁に衝突し、搬送先の病院で間もなく死亡が確認されたといい、死因は頭部損傷とのことです。
事故現場は緩やかな右カーブを抜けた直後の片側2車線の直線道路で、後藤淳一さんは前方を走行していた車を右側から追い抜き、車線変更した直後にそのまま側壁に衝突したといいます。
この事故は後藤淳一さんが何らかの原因で運転を誤ったとみて、警視庁高速隊は事故原因を調べているそうです。
そして、この事故に対してネット上では、
- 偶然対向車線をその時通りました。救急隊員が懸命に心臓マッサージしているところでした。ご冥福をお祈り致します。
- 今日、その事故を目の前で見ました。後続の車の方は、速度オーバーもしてませんでしたし、追突もしてません。
- 45歳になった頃に私は気づいた。自分の身体能力に。動体視力、バイクを取り回せる力、認知判断操作の衰え。それから二輪には乗ってない。
- バイクは、何かあったら即命に関わるから怖い。
先に車の免許をとった自分は、学生の頃風をきって走るバイクに憧れて、何度か免許取得を考えたが、事故った時のことを考えて断念した。 - 人気作に出れば一気に脚光を浴びる世界。これから売れたかもしれないのに。お悔やみ申し上げます
などのコメントが寄せられています。
後藤淳一さんは2006年ごろから声優として活動し、これまでに出演した作品は、『ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ』『名探偵コナン』『もやしもん』『一騎当千 XTREME XECUTOR』『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』などのアニメ、『龍が如く ONLINE』『ファイナルファンタジーⅩⅢ』などのゲーム、『冬のソナタ』などの海外ドラマとなっており、メインの役どころではなく主に端役を演じていた方だったようです。
後藤淳一さんは結婚していたのかどうかは不明ですが、バイク事故によって40歳という若さで突然この世を去り、家族は大きなショックを受けていることでしょうね…。
首都高でのバイク事故というと、料理研究家・ケンタロウさんが起こした事故が思い出されます。
ケンタロウさんは2012年2月に大型バイクで首都高を走行中、左カーブを曲がりきれずに側壁に衝突し、その弾みで約6メートル下の道路へ転落するという大事故を起こしました。
幸い一命は取り留めましたが、足や顔などに大ケガを負う重傷で、脳にも大きなダメージを負ったことによって両手足のマヒ、高次機能障害などの後遺症が残り、車イス生活を余儀なくされています。
後藤淳一さんはなぜ直線の道路で側壁に衝突してしまったのか、詳しい原因については明らかになっていませんが、ちょっとした運転操作の誤り、反応の遅れなどが命取りになるというのを改めて感じさせられた事故ですね。
ちなみに、後藤淳一さんは自身のツイッターにバイクの写真などを投稿しており、今年1月には走行中にバイクのチェーンが切れて、レッカー車で運ばれるというトラブルが発生していたことを報告していました。
<↓の画像は、後藤淳一さんのツイート写真>
また、昨年夏にも高速を走行中にタイヤのバルブが折れ、空気が抜けるなどのトラブルが起きていたとしています。
こうした投稿を過去にしていたため、もしかするとバイクの整備不良、故障が原因で事故が発生した可能性もありそうですが、まだまだこれからという年齢で亡くなられてしまったのは残念です。
後藤淳一さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。