タレント・歌手の堀ちえみさん(本名=堀智栄美 54歳)のブログに、誹謗中傷コメントを投稿したとして奈良市在住の無職女性(45)が21日、東京都の迷惑防止条例違反容疑で書類送検され、堀さんがブログでこの件に言及しました。
警視庁の人身安全関連事案総合対策本部の発表によると、45歳女性は昨年10月17日~今年5月8日ごろにかけて、堀ちえみさんのブログに159回にわたって、「不細工ですね」「ガンが再発するといいですね」「どうか永遠の眠りについてくださいね。ご臨終なご報告お待ち申し上げます」など、様々な誹謗中傷コメントを連日のように投稿した疑いが持たれているといいます。
警視庁の取り調べに対して女性は、「すべて私がやったこと」と中傷コメントを書き込んだことを認め、動機については「もともと堀さんが大嫌いだった。中傷の書き込みを(堀さんが)見て、ガンが再発して死ねばいいと思った」などと話しているそうです。
堀ちえみさんのブログでは、記事に寄せられたコメントを夫がチェックし、承認したものだけが表示されるようになっていたそうですが、誹謗中傷コメントが多すぎたことで対応できなくなり、今年1月に所属事務所『松竹芸能』が警視庁富坂警察署に被害を相談し、コメント投稿者を特定したとのことです。
そして、堀ちえみさんは女性が書類送検されたことを受けてブログを更新し、自身への誹謗中傷はブログへのコメント投稿だけでなく、仕事関係者に直接連絡を入れるまでにエスカレートしていたことを明かしています。
続けて、「私のことを『嫌いだ』と、こちらは誰しもが持っても、問題ない感情であり、私がブログで発信したことに、さまざまな違和感を持たれて意見をされても、それについては個人の自由だと思います。しかし汚い言葉で罵って、人権を無視するような言葉、生きていることが間違いであるかのような、酷い書き込み。これらに関しては、私の体調が回復していくに連れて、ますますヒートアップしてきました。成れの果てには詐病、ステージごまかし等のクレームを、あちらこちらに入れてまわる、不特定多数の方がいる現状に、愕然としたのも事実です。」
と明かしています。
そして、最終的に被害内容を警視庁に相談するに至り、コメント投稿者を特定したと経緯を明かした上で、「今回のことは私の事案であっても、あくまでも氷山の一角です。それにこの問題は、コメント欄にくるメッセージのみに限ったことではありません。やさしい言葉は人を助け、また悪意のある言葉は度が過ぎ、そして凶器にもなるということ。SNSを発信している立場の人間でも、プライバシーはありますし、何をされても、我慢しなければならないというのは、違うと思います。」
と訴えています。
堀ちえみさんは当初、誹謗中傷をスルーしていたそうですが、あまりにも酷い言葉の数々に家族ら周囲に哀しい思いや、嫌な気持ちにさせてしまっていること、そして自身も「あの時に病を乗り越えたことは間違いだったのではではないか」という錯覚に陥るほど、精神的なダメージを受けていたことを明かしています。
そうした中で、心の支えとなっていたのは家族や、ブログに温かいコメントを寄せてくれる読者たちだったといい、それによって今後もコメント欄を閉鎖するつもりはないとしています。
そして、堀ちえみさんへの誹謗中傷問題に対してネット上では、
- 嫌いなら見なければいい話で中傷するのはダメ
- 嫌いという理由だけで誹謗中傷に至る異常な精神性が怖いわ
- 関係先まで連絡なんて、嫌がらせというより脅迫ですよね。探し出して逮捕して名前を出せばいいんですよ。
- こういう案件はどんどん開示して、氏名も公表すべき。匿名のままではなく、被害者と同じ土俵にあげないと。
- 45歳にもなって「嫌いだった」ってのが理由!?「自分のコメントで再発して死ねばいいと思った」って言ってるらしいけど、これ殺人未遂ばりに酷いこと。
あと実名報道してほしい。イタズラじゃない。殺意を感じる行動。 - 堀ちえみさんが嫌いって言っても、個人的に恨みがあるわけじゃないだろうに、なぜ懸命に闘病している人にこんなひどいことを書こうという気になるのだろう?
- 誹謗中傷してる人達って、「詐病」って…本気で思ってるのかな?
詐病で自分の舌切るわけないじゃん。医者だってそんな事に加担しないでしょうよ。
自分達の不平不満を有名人にぶつけたところで、何も解決しないのに。こうやって身元特定されて厄介事が増えるだけなのに。 - 発信をやめたら嫌なコメントも来ないと思うので、そこまで精神的に苦痛なら発信するのやめたらいいのにって思う。
それか、ファンクラブ限定の発信にすればいいのでは。 - 堀さんのブログ、抽象的な表現が多かったり、その答えはどこかの番組で…みたいなのも多かったりするから、アンチは一定数いるかと思います。嫌だったら見ないのが一番ですね。
などの声が上がっています。
堀ちえみさんは2019年に、ステージ4の舌ガン(左舌扁平上皮ガン)とステージ1の食道ガンの手術を受け、舌ガンの手術では舌の6割を切除し、太ももの一部を移植しました。
これによってその後も芸能活動を続け、来年には歌手デビュー40周年の節目を迎えることから、ライブを行うことを目標に掲げています。
そんな堀ちえみさんのブログに、「ガンが再発するといいですね」「どうか永遠の眠りについてくださいね。ご臨終なご報告お待ち申し上げます」などの誹謗中傷コメントを約160回にわたって送ったとして、40代女性が書類送検となったわけですが、なぜ堀さんのことが嫌いなのかは不明ながら異常としか思えない行動です。
堀ちえみさんはブログの更新数が多く、その内容が複数のメディアに取り上げられることが多いせいもあってかアンチが多く、ネット掲示板などには複数のアンチスレが存在します。
そんな堀ちえみさんに対してネット上では、嫌われる方にも原因があるとして、批判されたくなければブログをやめろといった声も少なくないのですが、ブログは堀さんにとって貴重な収入源でもあるでしょうし、何よりもファンとの大事な交流の場でもあることから、嫌ならやめろというのはあまりにも横暴な意見かと思います。
堀ちえみさんは2019年にも、自身のブログに「死ね」「消えろ」などのコメントを書き込まれとして警視庁に被害を相談し、50代の主婦が脅迫容疑で書類送検されています。
こうした事件があったにも関わらず、今回書類送検された女性は誹謗中傷コメントを書き込んでいたそうで、堀ちえみさん曰く「あくまでも氷山の一角」といい、今後も心無いコメントが寄せられる可能性は高いです。
もしスルーを続けた場合には、今後また行動がエスカレートする可能性がありますし、今後少しずつでも誹謗中傷コメントが減るように、これからもしつこく誹謗中傷コメントが寄せられた際には、警察に被害を相談するようにしてもらいたいです。