ワイルド系イケメン俳優・坂口憲二さん(さかぐち・けんじ 42歳)が、国指定の難病「特発性大腿骨頭壊死症(だいたいこっとうえししょう)」を発症し、芸能活動を無期限休止することや、契約満了を迎える5月末をもって所属事務所『ケイダッシュ』から退社することを発表しました。
坂口憲二さんは『ケイダッシュ』を通じて、「特発性大腿骨頭壊死症」という難病の発症を告白し、手術によって以前より症状は軽減されたものの、再び悪化する可能性もあり、仕事復帰後に自身の力を抑えながら活動するのは難しいと考えたことから、事務所を退社し無期限の活動休止という結論を出したと説明しています。
今後しばらくは治療に専念し、体調が回復後には自分ができることをやっていきたいと思っているそうなのですが、「それが表現の世界なのか、また全く違った世界なのかは、今現在はわかりません…」としています。
<↓の画像が、坂口憲二さんのコメント全文の写真>
『ケイダッシュ』によると、坂口憲二さんは2012年8月の舞台『十三人の刺客』が上演中から右股関節の痛みに悩まされ、その当時は痛み止めの薬を服用し乗り切ったものの、2014年4月期に放送された中井貴一さん、小泉今日子さんW主演ドラマ『続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)の撮影中に症状が悪化したといいます。
そして、2014年春に初めて病院で診察を受けたそうなのですが、この頃にはすでに松葉杖を使用しなければならないほどの状態になったため、同6月には精密検査を受けるために入院することを発表しました。
しかし、その検査では病名は分からず、いくつか病院を回って診断を受けたところ、2015年春に「特発性大腿骨頭壊死症」と診断され手術を受け、約3週間入院したそうです。
その後は、通院治療や筋トレを中心としたリハビリを行った上で、ナレーションなどの体に負担が少ない仕事をしており、2015年5月に『DHCプロテインダイエット』のCMで仕事復帰していました。
手術によって痛みは軽減し、日常生活を送る分には問題が無いまで回復しているものの、完全回復までには至っていないそうで、「特発性大腿骨頭壊死症」と診断された後に映画やドラマには出演していません。
そうした中で、今年秋に放送されるドラマの出演オファーがあったそうなのですが、坂口憲二さんはそのオファーを受けずに、今年1月末に事務所側へ活動休止と退社の意思を伝えたといい、事務所関係者は「ドラマの出演依頼はあったんですが、坂口は受けなかった。体を張った役や演技をできないのが許せなかったようです」と話しています。
なお、現在は半年に1回のペースで通院し、日常生活の歩行は問題ないものの、走ることは控えているといい、痛みも少し残っている状態とのことです。
坂口憲二さんが発症した「特発性大腿骨頭壊死症」は、股関節に組み込まれている大腿骨頭(ボール状の骨)が、血流低下によって壊死してしまう病気で、壊死と言っても骨が腐った状態になるのではなく、血が流れないことで骨組織が死んだ状態になることを指します。
痛みは壊死した骨が潰れることによって起こり、もし壊死の範囲が小さい場合などには、病気発症後も痛みを感じないこともあるそうです。
また、この病気は他の部位の壊死を合併することもあるといい、定期的な検査を受けることが必要とのことです。
全国の患者数は約1.1万人と言われ、毎年2000~3000人の新規発生がみられ、好発年齢は30~50歳代、病気を発症する原因は徐々に解明されつつあるものの、まだ十分には分かっていないといいます。
その中でも、強い危険因子と言われているものが2つあり、1つは「お酒を日本酒で2合以上、毎日飲んでいる」、2つは「ステロイド薬を1日平均で15mg以上程度服用したことがある」というものなのですが、どちらにも当てはまらない人もこの病気を発症します。
治療方法としては、壊死した部分を切除し人工関節に置換する手術などが行われるのですが、治療は長期間に及ぶこともあるとされています。
このような難病を坂口憲二さんは発症し、芸能活動の無期限休止などを今回発表したのですが、これに対してネット上では、
- 最近見ないと思ってたら大変なことになってたんだな
- ナレーションの仕事はしてたんだけどんなあ。もうそれもできないレベルってことか
- 最終的にどうなるんだろ 車椅子になるのか、杖つきなら歩行できるのか
- 子ども二人いて退社しちゃって大丈夫なのかな。貢献考慮して在籍させて固定給払うとこもあるのに
- 奥さんが飲食店経営者なら奥さんが稼いでるんじゃないの。重症化してからの結婚だし
- 坂口健二なんて健康的な日本男児の代表みたいなルックスなのに、こういうことがあるんだね
- 将来を悲観せず、また表舞台に出てきてほしい
- いい治療法が見つかって再起して欲しい 医龍大好きだった お大事に
- 人工関節も永遠に使えるわけじゃなく、年寄りだと寿命の方が先に来るからいいけど、坂口の若さだと再手術は必要になるからしんどいと思うよ
- 43くらいなら人口関節にして2〜3回は耐用年数でやらないといけなくなるかもね。20年持たないとしても60だもんな
などのコメントが寄せられています。
約4年前に検査入院することが明らかになった際には、右股関節に水が溜まり、軟骨損傷や関節唇損傷の疑いがあるという話だったのですが、まさか国の指定難病を患っていたとは思いもせず非常に驚きました。
一度復帰してから無期限の活動休止発表ということから、良い方へ向かっているというわけではないとみられ心配ですね…。
坂口憲二さんの兄でプロレスラー・総合格闘家の坂口征夫さん(ゆきお 44歳)は、1日に自身のツイッターを更新し、「色々とあるみたいだけど、本人が一番シンドい思いをして、本人が一番辛い選択をしたんだと思う。これからも温かく見守って行ってあげてください。」と呼び掛けています。
<↓の画像は、昨年2月に坂口征夫さんがツイッターで公開した親子スリーショット写真>
(左から坂口征夫さん、元プロレスラーの父・坂口征二さん、坂口憲二さん)
坂口憲二さんは足の状態が悪くなっていた2014年3月に、東京都内で飲食店を経営する京都出身の一般女性(報道当時30代前半)とできちゃった結婚し、同9月に第1子となる長男、2016年5月には第2子となる次男が誕生しています。
<↓の画像は、坂口憲二さんと結婚相手の女性のツーショット写真>
子どもたちのためにも、再び俳優として復帰し活躍する姿を是非とも見せてほしいと思いますが、症状が再び悪化する可能性などもあるとのことから無理は禁物なようなので、これから少しずつ良い方へ向かっていくことを願うばかりですね。