俳優・吉沢亮さん（よしざわ・りょう 30歳）が、住居侵入容疑で警視庁から事情聴取を受けていたことが判明し、ビールのCMに起用していた『アサヒビール』が契約を解除することを正式発表するなど、大きな波紋を広げています。
所属事務所『アミューズ』の発表などによれば、吉沢亮さんは昨年12月29日から30日にかけて友人等と飲酒し、30日午前10時半ごろに東京・港区内の自宅マンションの隣室に不法侵入し、無断でトイレを使用したといいます。
それに住人の女性が気づき、家族が警察に「隣人が無断で入ってきた」と通報し、吉沢亮さんは警視庁から任意の事情聴取を受け、「友人と飲食して帰宅したが、酒に酔って記憶がハッキリしない。多分、トイレをしたくて勝手に入ってしまったのだと思う」
などと供述しているそうで、警視庁は容疑が固まり次第、住居侵入容疑で書類送検する方針とのことです。
アミューズはこの事件を受けて公式サイトで謝罪コメントを発表し、隣室に滞在していた時間は5分程度で、「玄関の鍵が開いていたため。鍵やドアを壊す、第三者を装うなどの行為は行っておりません」
と説明し、住人にケガを負わせるなどの行為はしていないものの、すでにマンションを退去していることも明らかにしました。
そして、この事件を受けて2023年から『アサヒスーパードライ ドライクリスタル』のCMに起用していた『アサヒビール』は、「吉沢亮さんに関する事案に関しまして、アルコール飲料会社として事実を容認できるものではございません。当社は今後、吉沢亮さんを起用した広告は展開いたしません。また契約についても中途解約いたします。」
とコメントし、CM契約打ち切りを明らかにしました。
飲酒が原因で警察沙汰のトラブルを起こしただけに、CM契約解除は当然の対応で、『スポーツニッポン（スポニチ）』の取材によると、吉沢亮さんのCM出演料は「1社あたり5,000万～6,000万円」ほどで、契約内容によっては「違約金は1億円以上になる可能性もある」としています。
かねてから大のお酒好きを公言していた吉沢亮さんは、事務所スタッフが管理している公式インスタグラムで、飲酒しながらライブ配信をすることもあり、それに対してファンからは好意的な反応が上がっていました。
その一方で、2022年のクリスマスイブに行ったインスタライブでは、同い年でアミューズ所属の俳優・渡邊圭祐さんとベロベロに酔っ払ってバスローブ姿になり、途中で主演映画『ブラックナイトパレード』で共演の橋本環奈さんとコラボし、橋本さんに何度もバスローブ姿を見せて欲しいとおねだりしたり、クリスマスソングを歌って欲しいとリクエストするなど“ダル絡み”して橋本さんを呆れさせ、マネージャーから注意を受ける場面などもあり、ネット上では批判の声も上がっています。
吉沢亮さんは絡み酒をするタイプのようで、俳優・山田裕貴さんは過去に出演した番組で「酔った勢いでチューしました。結構なディープキス」と告白しています。
また、仕事のストレスやプレッシャーなどから、2021年放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』で主演した際には、毎日飲酒していたことを自ら告白したり、「飲まないと寝られないくらいになっちゃって」と語るなど、酒に頼る生活が続いていたようです。
その結果、どんどん飲酒量が増えていき、ベロベロに酔っ払い記憶を失うこともあり、「今までも“お酒の失敗”はあった」との報道もあります。
それにも関わらず飲酒量を抑えられなかったとのことで、アルコール依存症を疑う声も上がっています。
過去には、元『SMAP』の草彅剛さんが泥酔した末に、夜間の立ち入りが禁止されている公園で全裸になり、でんぐり返しなどをしながら「バカヤロー」「ナンだぁ」などと叫び声を上げていたことで通報され、公然わいせつ罪の現行犯で逮捕（後に起訴猶予処分）され、この事件で1ヶ月にわたり芸能活動を自粛し、この事件から5年後の2014年まで禁酒していました。
＜↓の画像は、草彅剛さんが2009年に逮捕時の報道写真＞
元『TOKIO』の山口達也さんも、泥酔状態で番組で共演の女子高生を自宅に呼び出し、無理やりキスをするなどの強制わいせつをした疑いで書類送検され、この事件が原因でTOKIOを脱退、旧ジャニーズ事務所をクビになりました。
山口達也さんはアルコール依存症で、その後も飲酒をやめることができず、酒気帯び状態で大型バイクを運転して追突事故を起こして逮捕、略式起訴されて罰金35万円の処分を受け、この2度目の事件をきっかけに禁酒しています。
＜↓の画像は、山口達也さんの事件報道写真＞
山口達也さんは多忙を極める中で精神状態が不安定になり、飲酒量も増加し、最終的には精神安定剤や睡眠薬をお酒で流し込み、気を失うまで飲酒するのが当たり前の状態になっていたと告白しています。
その結果、山口達也さんは家庭も仕事も失うことになったのですが、吉沢亮さんもすでに飲まないと寝られない状態で、そして記憶が無くなるほどまで飲酒して事件を起こし、まずCM1本の契約打ち切りが決定、2月14日公開の主演映画『ババンババンバンバンパイア』についても「対応を協議中」だと『松竹』がコメントしており、今後さらに多くの仕事を失う可能性も出てきています。
最悪の場合、過去に未成年との飲酒・淫行スキャンダルを報じられた俳優・小出恵介さんのように、出演予定だった作品がお蔵入りになるなどし、アミューズとの契約が終了となることも考えられますが、果たして今後どうなるのか、関係各所の対応を見守っていきたいです。