吉本興業所属の芸人6人がオンラインカジノで違法賭博行為をした疑いで、単純賭博（法定刑：50万円以下の罰金または科料）容疑で警視庁に書類送検されたことが分かりました。
単純賭博容疑で書類送検されたのは、現在活動を休止している『ダイタク』の吉本大さん(40)、『ダンビラムーチョ』の大原優一さん(35)、『ネイチャーバーガー』の笹本はやてさん(33)、『9番街レトロ』のなかむら★しゅんさん(31)、『プリズンクイズチャンネル』の最強の庄田さん(35)と竜大さん(31)で、いずれも容疑を認めているといいます。
＜↓の画像が、書類送検された吉本興業の芸人6人の写真＞
6人は2023年1月～2024年12月ごろに、スマホなどで海外で運営のオンラインカジノサイトにアクセスし、クレジットカードを登録するなどして賭博行為をした疑いが持たれており、暗号資産（仮想通貨）の利用が可能なオンラインカジノ、スポーツブックメーカー『スポーツベットアイオー（Sportsbet.io）』などを利用していたとのことです。
この事件は、警視庁に匿名で情報提供があり発覚し、警視庁が関与が疑われる芸人たちに任意の事情聴取を行ったところ、6人は劇場公演やテレビ番組収録の合間、仲間内の飲み会などで違法賭博行為をしていた疑いがあり、うち1人は賭けた総額が合計約522万円で、収支は約122万円のマイナスだったそうです。
吉本興業はスポーツ紙の取材に対して、「世間をお騒がせしましたこと、関係者、ファンの皆さまにご迷惑・ご心配をお掛けしたこと、お詫び申し上げます。引き続き、当局の捜査に協力しつつ、研修の実施等、会社全体で再発防止に取り組んでまいります」
とコメントしています。
そして、吉本芸人6人の書類送検報道を受けてネット上では、
- 売れてないのにオンカジなんてやるなよ
- 令和ロマンくるまは時効で逃げ切りなの？
- パチンコや競馬やJリーグがあるのに わざわざ外国のギャンブルしなくても
- 金額ならやきう選手の方が上だろう さっさとやきうも捜査しろよ
- 広告塔だった里崎智也と吉田麻也はお咎めなしなの？
- テレビや有名人が宣伝して誘導。利用者だけが摘発 おかしくねーか？
- マジで無名な人達だけ摘発されてて賭博の広告塔をした有名人はスルー 司法が腐ってるとしか思えない
- 格闘技界隈の連中もがっつり宣伝しとったり、賭けてる動画あげてるやつもおったけど問題ないんかね
- 他の業界も手を出してる奴なんていくらでもいるだろうに、露骨に芸人が狙い撃ちされてるのがいかにも見せしめって感じやな
- これこそ公共広告機構でやってほしいわ。国も新たなものに反応が遅すぎて、新たな犯罪者を生んでしまう。
- 誰がセーフで誰がアウトなのかの線引きが難しいけど、アウトなダイタク大の巻き添えになった感じやな
などの声が上がっています。
オンラインカジノでの違法賭博疑惑が最初に浮上したのは、ダイタク・吉本大さんと9番街レトロ・なかむら★しゅんさんで、昨年にある女性がX（旧ツイッター）でダイタク大さんとの金銭トラブルを暴露すると共に、海外のオンラインカジノで違法賭博行為をしているとの情報を流し、ファン等の間で物議を醸していました。
＜↓の画像左から、ダイタク・吉本大さん、9番街レトロ・なかむら★しゅんさん＞
後にインフルエンサーがこの情報をXで拡散し、ダイタク大さんが複数の芸人を誘って賭博行為をしている疑いや、確定申告で虚偽の申告をしている疑いもあることを伝え、大炎上騒動に発展しました。
ダイタク大さんとなかむら★しゅんさんは相次いでテレビ番組への出演が中止となり、後に吉本興業が実名を伏せて、一部タレントにコンプライアンス違反の疑いがあるとして活動自粛を発表しました。
他にも、『とろサーモン』の久保田かずのぶさん、2023・2024年の『M-1グランプリ』で史上初の2連覇を達成した『令和ロマン』の高比良くるまさん等も、オンラインカジノでの違法賭博疑惑で警視庁の事情聴取を受けていることを『毎日新聞』が報じ、久保田さんは否定した一方で、くるまさんは2019～2020年末にかけて賭博行為をしていたことを認め、2月から芸能活動を自粛しています。
＜↓の画像左から、令和ロマン・高比良くるまさん、とろサーモン・久保田かずのぶさん＞
また、プロ野球『オリックス・バファローズ』の山岡泰輔投手など、10人以上のプロ野球選手がオンラインカジノを利用していたことが判明、『爆笑問題』らが所属する『タイタン』も所属タレント4人が、オンラインカジノの利用を認めたことを公表しています。
複数の格闘家やセクシー女優らもオンラインカジノへの関与が明らかになっているものの、今のところ警視庁の事情聴取を受けたとの報道はなく、吉本芸人だけが摘発されたことに対しては疑問を抱きますし、見せしめのために動いている印象を受けますが、これから起訴か不起訴の判断を検察が行うことになるので、引き続きこの事件の行方に注目していきたいですね。