俳優・渡辺謙さん(63)に続き、女優・歌手の“ナンノ”こと南野陽子さん(みなみの・ようこ 55歳)が、大手芸能事務所『ケイダッシュ』を退所し独立していたことが明らかとなりました。
南野陽子さんの独立は『スポーツ報知』が報じているもので、話し合いを重ねた上で昨年末をもって契約期間が満了し、今年から個人事務所で活動しているとのことです。
南野陽子さんは高校2年時の1984年に芸能界デビューし、当時所属していた事務所は、元『日本音楽著作権協会(JASRAC)』の会長で、現在は文化庁長官を務めている作曲家・歌手の都倉俊一さん(74)が代表を務めていた『エスワン・カンパニー』でした。
その後、1989年に事務所スタッフへの不信感等から独立を決意し、南野陽子さんは事務所の看板タレントだったことで事務所側と意見が対立、独立を巡り騒動に発展しましたが、最終的には退所して1990年から個人事務所『サザンフィールド』で活動し、1996年から『スイート・ベイジル』という事務所に所属していました。
ちなみに、南野陽子さんはエスワン・カンパニーから独立後にしばらく仕事を干されるだけでなく、エスワンが南野さんの名義で勝手に不動産投資を行った末に倒産し、これにより南野さんは億単位の負債を背負わされ、事務所側を訴えれば勝てそうなトラブルではありましたが、自身のイメージ悪化などを懸念して大事にはせず20年掛けて返済したと告白しています。
1999年にケイダッシュへ移籍後は活躍の場を広げ、NHKの情報番組等で司会を務めたり、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の曜日レギュラーを務めるなどしていました。
女優業では、2018年放送のNHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』、2020年に『半沢直樹』(TBS系)、2021年に『ネメシス』(日本テレビ系)などの作品に出演しており、3月31日公開予定の『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』にも出演しています。
そんな南野陽子さんが2度目の独立をしていたことが判明しネット上では、
- 渡辺謙もケイダッシュから独立。ナンノも続くとなると事務所側に何かがあったのかな?と思ってしまう
- 堺雅人も田辺から離れたしやっぱり芸能界ドン達の終焉かねぇ
- この方はあまりに運が悪い。これから幸せになられるとよいが
- 個人事務所の立ち上げは良いことだと思う。願わくば良からぬ考えで接近してくる輩に騙されないことを祈る。素直な方なのでそれだけが心配
- 個人事務所となると、営業から全てをやることになる。今までは事務所がやってくれていたから、ある程度の仕事が取れていたが、今後はどうなるか。以前のような、需要が有るようには思えんけどね。
- 南野さんは前から夫に醜聞が跡を絶たない。女性問題、数々の金銭問題。
個人事務所になったら、今まで以上に心配です。旦那が更に口出しして来るでしょうね…
などの声が上がっています。
このタイミングで突然、芸能界で大きな力を持つケイダッシュから独立した理由を巡り憶測も飛び交っていますが、南野陽子さんの夫が起こした様々なトラブルが独立の要因として考えられます。
<↓の画像は、南野陽子さんと夫の写真>
南野陽子さんの夫を巡る問題は約10年前から複数の週刊誌等に報じられており、金銭トラブルや不倫相手の出産等で裁判にまで発展し、元部下を暴行しケガを負わせたことで傷害容疑で書類送検されたこともあります。
これにより南野陽子さんのイメージにも悪影響を及ぼし、事務所側は離婚を望んでいるとの報道もありましたが、南野陽子さんは週刊誌の取材で夫をかばい続け、相手側の主張は100%ではないと思う、家族として夫を支えていきたい等と語り、離婚することなく現在に至ります。
2021年にケイダッシュの役員を務めるマネージャーは『週刊文春』の取材に対して、「X氏(夫)のこれまでの問題には、うちとしてもほとほと困り果てています。ただ、あくまでX氏個人の問題であり、南野本人には関係ありませんから」
と回答していたのですが、南野陽子さんの仕事にも影響を及ぼしていました。
2019年に週刊文春が報じた記事では芸能関係者が、「事務所は南野の夫をリスク要因だと認識し、積極的に売り込もうとしなかった。『もっと仕事をしたい』と望んでいる南野は、過去に所属していた事務所関係者にも極秘にマネジメントをお願いしたこともあるようです」
と証言。
別の芸能関係者は、「南野さんはお笑い芸人らが所属する大手事務所の敏腕マネージャーに、自身のマネジメントをしてくれるように声を掛けたそうです。しかし、そのマネージャーは夫の評判を聞きつけ、『スキャンダルが怖いから』と二の足を踏みました」
と、南野陽子さんが別事務所への移籍を画策するも失敗したとしていました。
どこまでが事実なのかは不明ながら、ケイダッシュが夫のトラブルを問題視していたのは事実なので、独立に対しては特に驚きはなく、大きな後ろ盾を失ったことで今後が少し不安ですが、引き続き女優・歌手業を頑張ってほしいです。