俳優・勝村政信さん(かつむら・まさのぶ 57歳)が22日、所属事務所『シス・カンパニー』の公式サイト上に文書を投稿し、ネット上で物議を醸していた三浦春馬さん(享年30)へ向けたメッセージなどについて釈明、謝罪をしています。
ネット上で物議を醸していたのは、東京・渋谷のイタリアンレストランがツイッターに投稿した2枚の写真で、その投稿では「罪と罰の演者の皆様と春馬くんの追悼が出来ました」として、昨年上演された三浦春馬さん主演舞台『罪と罰』に出演の勝村政信さん等が7月31日に集まり、追悼会を行ったことを報告しており、集合写真の中央には出演者たちによる寄せ書きが置かれていました。
<↓の画像が、ツイッターに投稿された写真(すでにアカウントごと削除済み)>
そして、この写真では女性がピースをしていたり、参加者たちが笑顔を見せていたり、寄せ書きをよく見ると勝村政信さんが「でかちんくんへ 愛してるよ 永遠に」と綴っているほか、三浦春馬さんの写真の顔にはハートマークのようなものが書かれていたことからネット上では、
- 人として最低。見損なったわ
- 仲良くても、普通の神経ではやらないよね
- どういう神経してるの?
- 勝村の人間性を疑う
- 勝村が大嫌いになった
- 胸糞悪いゲスな行動
- 勝村が出てるドラマなんて絶対見ない
- 勝村さんって口も悪いし、人に対して攻撃的だよね。テレビで見ていて非情に不快な事が多かった
- お葬式でピースをして写真撮りますか?故人へのメッセージに“でかちんくん”へと書きますか?
- 春馬さん本人に向かって、他の役者さんがいる前でも「でかちんくん」と呼んでいたのでしょうか?本当に見損ないました、勝村さん…
- 人に向かって嫌な呼び方をしたり。勝村さんって春馬君の親の年齢だよね。本当なら神経疑うね。人間性が見えました。
などと、批判の声が噴出し炎上状態になっていました。
<↓の画像が、ツイッターに投稿された写真>
<↓の画像が、三浦春馬さんへの寄せ書き写真>
この話題を取り上げた週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』の記事でも、ワイドショースタッフがこの写真について、「三浦さんが亡くなって1か月も経たないうちに、こうした寄せ書きを公開するべきなのかは疑問(中略)仮に“笑顔で三浦さんを送りたい”という気持ちで集まったのだとしても、あの内容では無神経で不謹慎、とバッシングされても仕方がない」
とし、この炎上騒動が原因でドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)を降板になる可能性もあるとしていました。
こうした報道が出た後に勝村政信さんは『シス・カンパニー』の公式サイトに文書を投稿し、「まず、皆様にお詫びしなければならないのが、多くの方々が自粛を心がけている時期に、10人近いメンバーが飲食を共にする集まりを行ってしまったことです。本来ならば、最年長の自分が自覚し注意すべきだったにも関わらず、全く考えが及ばなかった自分の非常識さに、今更ですが心から反省しております。大変申し訳ありませんでした。」
と、複数人で追悼会を行ったことを謝罪しています。
続けて、「皆様から多くお叱りをいただいているSNSに投稿された写真についても心よりお詫び申し上げます。」と謝罪した上で、「私たちは、つい懐かしい稽古場での雰囲気のままに、明日もまた会えるかのような気持ちでカメラの向こうにいるに違いない春馬君にそれぞれが笑いかけていました。まだまだ衝撃や悲しさ、寂しさが癒えない方々の気持ちを思いやることもせず、ただただ春馬君に笑いかけていました。」
と釈明しています。
<↓の画像は、舞台『罪と罰』で共演の勝村政信さん、大島優子さん、三浦春馬さんの写真>
色紙に綴った「でかちんくん」という愛称については、「僕は春馬君から『カッチン、カッチン』とずっと呼ばれていました。(中略)それに対して、僕は彼のことを語呂合わせみたいに『デカチン』という愛称で呼んでいて、稽古場でもどこでも2人で『カッチン!』『デカチン!』と呼び合っていました。(中略)色紙にも、いつものように親しみを込めて彼の愛称を書き込んでしまいました。春馬君個人にあてた色紙でしたので、いつものように愛称を書き込み、周りの参加メンバーも何も違和感をもたなかったのだと思います。」
と説明しています。
ただ、「私の考えの浅さで、この色紙が多くの方々の目に触れる意識が全くなく、単に愛称を書いたという認識しかありませんでしたので、初めてご覧になった方が、その文字面に驚かれ、不快な思いをされたのは当然のことです。申し訳ありませんでした。」
と謝罪しています。
最後に改めて、「三浦春馬さんのファンの皆様、写真や書き込みを見て目を疑った皆様、その他の多くの方々が不快な思いを抱かれたことと、申し訳なさと恥ずかしさで一杯です。心よりお詫び申し上げます。また、三浦春馬さんのご家族の皆様も、大変不快な思いをされたことと存じます。ご家族にも心よりお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。 こういう私に対し、春馬君から『カッチン!何やってんですか!?』と怒られている気がしています。三浦春馬さん、本当に申し訳ありませんでした。」
と、重ねてお詫びの言葉を綴っています。
所属事務所『シス・カンパニー』もコメントを寄せており、「プライベート時のことで私どもも把握しきれておらず申し訳ありませんが、事実関係の確認ができ、勝村本人と話し合いをもちました。そして、本人から、自分の言葉でお詫びの書面を書きたいとの希望がございましたので、前出のような文章を出させていただいた次第でございます。」
と、謝罪文書を出した経緯を説明しています。
その上で、「今回のことで、三浦春馬さんはもちろん、三浦春馬さんのご家族の皆様、ファンの皆様、今回の投稿に触れ不快な思いをされたすべての皆様に、事務所として心よりお詫び申し上げます。」
と謝罪しています。
そして、勝村政信さんの謝罪コメントを受けてネット上では、
- でかは何のでかだったのかの説明がない
- これは写真を投稿した店が悪いな 店の宣伝に都合がいいと思ったんだろうが裏目に出たな
- 2人の関係性を知らない人がどうこう言うことではない
- 事務所にまでクレームするとかマジキチだよな こういうやつらがTwitterで木村花さんとかを追い込んだんだろうな
- 故人との関係性なんて外野がとやかくいうことじゃないし、寄せ書きだって世間のために書いているわけじゃない。
不快になったってことを主語を大きくして故人への冒涜にすり替えている奴らがいるけれど、それこそ冒涜だと気付け。 - 「他人には理解できないくらい深い関係だった。」ってことなんだと思うけど、それをSNSに投稿し、他人が目にすれば不快に思う人が反応する。
許可した勝村氏も配慮が無いが、投稿した店側の無神経なミーハー心に寒気がする。 - 亡くなった原因が原因だけに、首にハートマークや満面の笑みにピースサインはいかがなものかと。内輪だけの色紙や写真にとどめるべきだったと思います。
- 経緯は分かったけど、誤解を招く言葉がSNSで発信されて、三浦春馬さんて、そうなんだ〜って世に浸透してしまった罪は大きいよ。
自分が発信元の店員だったら、一度考えるけどね。掲示板でからかう奴もでてきちゃうし、ファンの方からしたらたまらないと思う。 - 勝村政信さんを責め立てて、一番悲しむのはあの世に行った春馬くんだよ
- 2人の間で三浦春馬くんも知っていた愛称なら、寄せ書きに記しても無問題。そもそも「でかちん」なんて男の勲章だぞ、何を騒いでいる。
ほんと近年、少数の頭がおかしいクレーマーの意見を大きく取り上げるバカな傾向で、よくある炎上商法と同じだわ - 仲良い関係の中でのメッセージなんだから外野がワーワー言うなって思うけどね。謝罪の必要なんてないよ
などの声が上がっています。
勝村政信さんと三浦春馬さんは昨年上演の舞台『罪と罰』だけでなく、2010年公開の実写映画『君に届け』でも共演しており、2人の関係がどのようなものだったのかは分からないですし、「でかちん」という愛称についてもネット上では卑猥だとして物議を醸していたものの、そうした意味では無かった可能性も十分あり、三浦さん自身も喜んで受け入れていた愛称だったとも考えられます。
そのため、勝村政信さんが色紙に綴った言葉に過剰反応して批判するのはどうかと思いますが、亡くなってから約2週間後に複数人で集まり、追悼会を飲食店で行ったことや、笑顔を見せてピースサインしていることに対しては疑問は抱き、これをSNSで公開したのは軽率だったと思います。
この件に対して三浦春馬さんのファンは怒り心頭の様子で、謝罪文を公開後も勝村政信さんの言動を猛バッシングしているのですが、三浦さんがもしこの状況を見たら心を痛めるのではないでしょうかね…。
勝村政信さんは今回、長文で誠心誠意の説明を行い、反省、謝罪の言葉を綴っていることから、これ以上責め立てる必要はないのではと思います。
しかし、現状を見る限りでは今後も批判は続きそうで、仕事にも影響が及ぶ事態になってしまうかもしれませんね…。