ピン芸人・狩野英孝さん(37)の元彼女で、今年9月に結婚したタレント・加藤紗里さん(かとう・さり 29歳)が事務所から独立し、YouTuberデビューしたことを発表しました。
加藤紗里さんは12日にブログとインスタグラムを更新し、今年6月に個人事務所『株式会社PAL flaming(パル・フレーミング)』を設立していたことを明らかにした上で、同日からYouTuberデビューしたことを報告しています。
1本目に投稿した動画では、個人事務所に使用している「flaming」というのは「炎上」という意味だと説明し、YouTuberデビューした理由は「面白そうだったから」とし、今後コラボしたい有名人としてはメンタリストのDaiGoさんの名前を挙げ、「本当は紗里はいい子だってカードで見抜いて欲しいな。」などと語っています。
現時点ではYouTubeでどのような動画を投稿していくのか、特に方向性は決まっていないようで「自由奔放にやっていきたいですね、楽しいこと、好きなこと」だとしています。
また、個人事務所設立の経緯については、旧事務所にギャラを誤魔化されていたことがあったと暴露しているほか、自身のインスタグラム、ブログ、ツイッターのアカウントを管理され、過去に投稿内容を勝手に書き換えられたり、闇営業を疑われたり、YouTubeを始めたいと言っても反対されるなど、制限が多く自由に活動ができなかったこともあり、信頼できる人に相談した上で事務所独立を決意したとのことです。
加藤紗里さんの事務所独立と旧所属事務所『株式会社01familia(ゼロイチファミリア)』のトラブルについては、12日発売の週刊誌『週刊新潮』も報じており、加藤さん本人が同誌の取材に応じ、事務所トラブルについて語っています。
加藤紗里さんは『01familia』に所属するにあたって、書面での契約が交わされなかったと明かし、事務所から受け取っていたギャラは月10万円程度で、少ない時は数千円だったと訴えています。
また、2016年に狩野英孝さんとの交際騒動で一躍注目を集め、テレビ番組などからオファーが殺到した際に、『01familia』の社長から直々にマネジメント契約をしたいとのオファーを受けたといい、こうして事務所に所属後は様々なメディアに露出していたものの、1ヶ月ほぼ休み無しで働いて振り込まれたギャラはMAX60万円ほどだったそうです。
その後は、数千円から10万円程度しかもらえず、さらに給与明細も無いことから内訳も不明で、自身がどれほど稼いだのか、事務所とのギャラ配分はどうなっているのかも分からなかったといいます。
また、写真家・加納典明さんが撮影の写真集『売名』も“ノーギャラ”だったと明かし、その理由について事務所側からは「写真集はPRなんだ。こっちが持ち出しになっているくらいだ」などと言われ、加藤紗里さんもそれだったら仕方がないと納得したようです。
しかし、受け取るギャラがあまりに低いことなどから事務所に対して不信感を抱いていたようで、「紗里もギャラについて無頓着でしたけど、いいようにダマされているって気づいて、昨年末に『もう辞める』って通告したんです」
と語っています。
その後、事務所との話し合いはなかなか進まなかったといい、事務所の社長を捕まえて話し合いをしようとしたところ、「実は私は本当の社長ではない」などと言って、話し合いの場を持とうとしなかったそうで、これに業を煮やした加藤紗里さんは今年6月、知人と共に個人事務所を設立して独立の準備を進めたとのことです。
すると、『01familia』から突然連絡があり、『サンデー・ジャポン』(TBS系)への出演が決まったため、頼むから番組に出てほしいと言われ、番組サイドにも迷惑は掛けられないと思い、事務所の頼みを受け入れて番組に出演したそうなのですが、「調子がいいにも程があるでしょ。紗里から逃げている間も、あそこはブログを勝手に更新して、広告収入で稼いでいるんです。その額を問いただしても、ごまかすばかり。円満退社を望んでいましたが、もうおしまい。ただ、紗里がごまかされてきたお金だけは、キッチリと詰めてもらいますがね」
と、元所属事務所に対して怒りをあらわにしています。
こうした加藤紗里さんの主張を受けて、『週刊新潮』の取材班は『01familia』にも取材を行っており、加藤さんの事務所独立について話を聞くと、「加藤さんの結婚を機に、申し出を受けて12月1日付で契約解除したのは事実です」
と、契約解除という形で契約終了したことを認めています。
また、ギャラを巡るトラブルについては、「(加藤紗里さんと契約した時期は)弊社も立ち上げ間もなくジリ貧の中、固定の支払いや明確な金額設定が出来ていませんでした。(支払いに関する)書類も出せていなかったのも事実で、これから加藤さんに提出する予定です」
と、事務所側の非を認めています。
旧事務所とのトラブルに関しては、どうやら加藤紗里さんが訴えていることは事実で事務所側に問題があったようです。
この件に関しては同情の余地がありそうですが、今さら事務所を独立したところで特に需要は無さそうですし、YouTuberデビューも3年前だったら話題になっていたものの、今始めたところで話題性も無く、微妙な感じになりそうな気がします。
ネット上でも冷ややかな反応が多く、YouTubeに初投稿した動画の再生回数も現時点で1000回未満、コメントも10件程度と注目度の低さを露呈していますが、果たして今後YouTuberとして再ブレークとなるでしょうかね。