ファッション誌『MEN’S NON-NO』のモデルで、俳優としても大活躍中の成田凌さん(なりた・りょう 25歳)が、13日から公開がスタートした映画『カツベン!』(周防正行監督)で映画初主演を務めており、同作には“周防組”とも呼ばれる演技派俳優たちが顔を揃えています。
しかし、周防正行監督にはもう1人、作品に加わってほしい役者がいたとの話を週刊誌『週刊新潮』は報じています。
成田凌さんの初主演映画『カツベン!』は、周防正行監督にとっては上白石萌音さんが主演した『舞妓はレディ』(2014年9月公開)以来5年ぶりの作品で、無声映画(サイレント映画)の解説をする活動弁士の姿を描いた内容となっています。
ヒロインには、成田凌さんと共にオーディションで黒島結菜が抜擢され、その他に永瀬正敏さん、高良健吾さん、田口浩正さん、正名僕蔵さん、酒井美紀さん、シャーロット・ケイト・フォックスさん、上白石萌音さん、山本耕史さん、城田優さん、草刈民代さん、池松壮亮さん、竹中直人さん、井上真央さん、小日向文世さん、竹野内豊さんなど、主演級の役者が脇を固めています。
そんな『カツベン!』への出演を断った俳優がいたとの話を『週刊新潮』が報じており、記事では映画関係者が、「今だからお話しますが、もう1人の周防組俳優にも声をかけたんですよ。主演の成田のライバルとなるベテラン活弁の役で、オファーしたのは加瀬亮(45)でした。彼は『それでもボクはやってない』で主演しており、信頼も厚かったのでしょう。しかし加瀬は、悩んだ結果、断ってきたんです。結局、その役は永瀬正敏が演じることになりましたが、彼が断ってきたことはショックだったようです」
と明かしています。
<↓の画像が、俳優・加瀬亮さんの写真>
加瀬亮さんは、学生時代から憧れていた俳優・浅野忠信さんの付き人からスタートして、2000年に役者デビューを果たして以降は、行定勲監督『ロックンロールミシン』、黒沢清監督『叫』、森崎東監督『ニワトリはハダシだ』、周防正行監督『それでもボクはやってない』、山田洋次監督『おとうと』、北野武監督の『アウトレイジ』シリーズなど、国内の名監督が手掛ける作品に出演したほか、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』など、複数の海外監督作品も出演し国内外で評価を受けています。
2007年には周防正行監督の『それでもボクはやってない』で主演を務め、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞、報知映画賞、ヨコハマ映画祭、キネマ旬報ベストテン、アジア・フィルム・アワードなど、様々な映画賞で優秀主演男優賞を受賞しています。
加瀬亮さんにとって『それでもボクはやってない』は代表作、出世作と言える非常に大きな作品で、周防正行監督は恩人とも言えるのですが、そんな監督の誘いを断った理由について前出の映画関係者は、「それがね、こう言ったそうです。『戸田さんとの件があるので、どうしても僕は、主役の成田凌と芝居できるイメージが沸きません』と……。つまり、自分の元カノの戸田恵梨香と交際した成田とは、共演NGというわけです。女関係を理由に仕事を断るなんてねえ」
と語っています。
<↓の画像は、2人と交際していた女優・戸田恵梨香さんの写真>
そして、『週刊新潮』は真相を確かめるべく、加瀬亮さんの個人事務所『RYO KASE OFFICE』に事実関係の確認をしたところ、「お答えすることはございません」との回答だったとしています。
加瀬亮さんと戸田恵梨香さんは、2010年10月期放送のドラマ『SPEC(スペック)』(TBS系)で初共演し、その後も続編ドラマや映画が公開され、2013年まで共演を続けていました。
『SPEC』シリーズ終了後の2016年5月には、WOWOWドラマ『この街の命に』で2年半ぶりに共演し、この再共演がきっかけで2015年から真剣交際をスタートさせていたことがスポーツ紙にスクープされ、『SPEC』ファン等の間で大きな話題になりました。
しかし、それからたった5ヶ月後の2016年10月には、同8月までに破局していたことが報じられ、破局理由は価値観の違いで、現在は友人関係に戻っているとのことでした。
戸田恵梨香さんはそれから1年後の2017年10月に、同7月期放送のドラマ『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 3rd season』(フジテレビ系)で共演した成田凌さんとの熱愛が発覚、昨年8月にはセブ島旅行中の写真がネット上で拡散され話題になりましたが、それから数ヶ月後に2人は破局しています。
このように2人は“共演者キラー”として有名な戸田恵梨香さんと交際していた過去があり、加瀬亮さんが成田凌さんとの拒否する気持ちも分からなくもないのですが、戸田さんは大体2年ごとに彼氏が変わる恋多き女優であるため、『週刊新潮』はこのままだ2年毎に共演NG対象が増えていくと指摘し、芸能記者も「そんなこと言っていたら、仕事など来なくなっちゃいますよ。」と語っています。
この報道に対してネット上では、
- 単なる憶測じゃん
- 加瀬は俳優のプロ。そんな事で断らないよ。成田にも戸田にも失礼な話。
- ものすごい作り話臭プンプンの話ですね。いい歳した男が「元カノと付き合ってたヤツとは仕事したくないよ~」なんて言いますかね 笑
- マスコミに「元カレ対決!」みたいな取り上げられ方したくなかったんだろう
- 本当に45の男が元カノ理由に大きい仕事、しかも信頼する相手の依頼断るかね?普通に考えるとありえないと思うが。
- 加瀬さんは戸田さんの元彼同士だということばかりを取り沙汰されるのを懸念したのでは?きっと作品の内容そっちのけで世間も触れるだろうし。
- 今回の相手役、松下さんを初めて見た時、元カレ加瀬さんにすごくにてると思った。同系統の顔…。
- 山岡役は永瀬正敏で正解だったよ。カツベン上手すぎる
などのコメントが寄せられています。
『週刊新潮』が報じている話がどこまで本当なのかは定かではないのですが、加瀬亮さんは芸に対して非常にストイックと言われる俳優なので、戸田恵梨香さんと交際していた成田凌さんと共演するにあたって、余計な雑念が邪魔して上手く役に入り込めないことを危惧したとも考えられます。
また、メディアによって戸田恵梨香さんの元カレ同士が共演という部分をフィーチャーされることが嫌だったり、他の出演作品のスケジュールと重なってしまうことで出演を断念した可能性もあるかと思います。
過去に交際関係にあった者同士が共演を拒否するケースは特に珍しいことではなく、最近ではダウンタウン・松本人志さんが共演NGにしている芸能人はいるのか聞かれた際に、「昔、肉体関係があった人ですよね」と答えていました。
その一方で過去に熱愛を報じられながら共演している方もおり、嵐・二宮和也さんと長澤まさみさんは破局後に『VS嵐』で共演、鈴木京香さんは堤真一さんと破局から10年以上が経って舞台で共演、昨年12月には映画『来る』で、過去に優香さんとの熱愛が報じられたV6・岡田准一さんと妻夫木聡さんが、優香さんの夫・青木崇高さんと共演し話題になりました。
しかし、こうした共演が実現するのは、破局からある程度の期間が経過してからのことが多く、加瀬亮さんが共演NGにしているとの噂が出た成田凌さんとも今後、何かの作品で共演する日が来るかもしれないですね。