国内最大級のファッション通販サイト『ZOZOTOWN(ゾゾタウン)』を運営する『ZOZO』の前澤友作社長(まえざわ・ゆうさく 43歳)が7日、これまで様々な話題を振り撒いてきたツイッターの更新を休止することを発表しました。
前澤友作社長は7日14時過ぎにツイッターを更新し、「本業に集中します。チャレンジは続きます。必ず結果を出します。しばらくツイッターはお休みさせてください」
とツイートしました。
<↓の画像が、前澤友作社長のツイッター休止発表ツイート写真>
前澤友作社長は昨年4月に女優・剛力彩芽さんとのスキャンダルがスクープされた際には、ツイッター上で剛力さんとの真剣交際を宣言し、その後も様々な投稿で注目を集めました。
今年1月には「総額1億円のお年玉」として、個人で100名に100万円をプレゼントする企画を実施し、この企画のリツイート数は世界記録を大幅に更新する560万件超えを達成しています。
また、フォロワー数は約75万人から616万人以上にまで激増(2月7日15時の時点では約489万人)しました。
このような話題作りで大きな注目を集める一方で、『ZOZO』は1月31日に、2019年3月期の連結純利益が178億円(前年比12%減 従来予想は280億円)となり、2007年の上場以来初の減益となる見通しで、前澤友作社長はツイッターで謝罪していました。
<↓の画像は、前澤友作社長の謝罪ツイート写真>
同日行った会見で前澤友作社長は、満を持して始めたプライベートブランド『ZOZO』事業について、体型の計測ができる計測スーツ「ZOZOSUIT」配布による売り上げ上昇などの効果がみられず、125億円の赤字を計上していることを明らかにしました。
さらに、昨年12月からスタートさせた有料会員サービス「ZOZOARIGATOメンバーシップ」によって、『ZOZOTOWN』に出店していた大手企業が続々と離れていき、全商品の販売見送りを決定したショップは1月末時点で全1255ショップ中42ショップとなっています。
株価も昨年7月18日に年初来高値の4875円をつけていたのですが、現在は2000円以下にまで下落しています。
こうした厳しい状況にあることから、前澤友作社長はツイッターを休止することを決意したようなのですが、ネット上の反応を見てみると、
- これは、本格的に本業やばいのね。
- 株主にメチャクチャ怒られたな
- 余計な事しないで最初からそうしてりゃ良かったのに
- 本業に戻って、自分のツイートその他がいかに本業にとってマイナスだったか気付くといい
- 本業が相当やばい状況なんでしょうね。立て直せないとこのままフェードアウトするかもしれないね。お金なんて無くなり始めると早いと思うし。
- 今ここでツイッターやめたら、それこそ何のためのプレゼント企画だったんだろうってほんとに思うけどね。
- 剛力は視聴率だけでなく経営者の能力まで下げてしまうのか。怖いなぁ。
- 今さらだけどね。でもこれで不快なネットニュースを目にする事は減るのね。メディアに出るのもやめて欲しい
などのコメントが寄せられています。
合計1億円のお年玉企画は非常に大きな話題になった一方で、自由奔放な言動によってイメージを悪化させてしまい、『ゾゾタウン』のイメージもこの1年で大きく変わったように感じます。
そのため、これまで自由な発言をしていたツイッターを休止し、本業に集中して会社の利益を上げるために力を尽くすというのは正解だと思います。
現時点ではツイッターの休止しか発表していませんが、タレントのようにテレビ番組などに出演するのも控えた方が良いとみられます。
一度失ったものを取り戻すのは非常に大変で、ツイッターを休止しただけではそう大きな変化はみられないかもしれませんが、今後どのような変化をしていくのか注目していきたいですね。