2021年12月に急死した神田沙也加さん(享年35)と交際し、婚約関係にあった俳優・前山剛久さん(まえやま・たかひさ 33歳)が、芸能界引退から2年経って復帰を発表し、復帰作になるはずだった舞台『ある日の通り雨と共に』が中止となり、その理由や今後の活動に注目が集まっています。
前山剛久さんは、神田沙也加さんが急死後から「心身の不調」を理由に芸能活動を休止、出演予定だった舞台を降板するなどし、2022年6月をもって当時所属していた大手芸能事務所『ワタナベエンターテインメント』との契約が終了し、コメントを出すことなく芸能界を引退しました。
こうして姿を消してから1年半以上経ち、今年2月にインスタグラムのアカウントを開設して芸能界復帰を匂わせ、8月に週刊誌『週刊女性』のインタビュー取材に応じ、約1年にわたる引きこもり生活の末に、「もう一度、日本の芸能界でやり直したい」という気持ちが強くなっていき、芸能活動再開を決意したと語っていました。
<↓の画像は、スーツ姿で週刊女性のインタビューに応じた前山剛久さんの写真>
それから約2週間後に、11月7~10日に上演予定だった俳優・歌手の杉咲真広さん(26)主演舞台『ある日の通り雨と共に』への出演をインスタグラムで発表し、「約3年ぶりの舞台出演となります。皆様の前で、またお芝居を出来る事が本当に嬉しいです。今の自分に出来る精一杯の力を今作に注ぎ込んで、素晴らしい作品を届けられたらと思います。」
と綴っていました。
<↓の画像は、舞台出演を告知した前山剛久さんのインスタグラム投稿>
前山剛久さんの復帰を願っていたファンからは歓喜の声が上がった一方、前山剛久さんは神田沙也加さんが亡くなる数日前に電話で口論になった際、「死ねよ、もう。めんどくせぇな」「いいじゃん、もう死ねば。みんな喜ぶんじゃない?」などと言い放っていたことを『週刊文春』に報じられ、罵倒したことは事実だと認めていることや、現在も沙也加さんサイドとは連絡が取れていないことを明かしているため、芸能界復帰に対して批判が相次ぎました。
<↓の画像は、生前の神田沙也加さんと前山剛久さんのプライベート2ショット写真>
その結果、舞台に出演予定だった女優・湯田陽花さん(ゆだ・ひまわり 23歳)、元『AKB48』の髙橋彩香さん(22)が「所属事務所の判断」で出演を辞退し、その後代役が発表されましたが、最終的には20日に舞台の主催者が「安全性の確保が困難になった」との理由で舞台中止を発表しました。
前山剛久さんもインスタグラムで舞台中止をファンに伝え、「安全を期すため、今回の決断に至りました。公演を楽しみに待たれていた方々、このような残念な形になってしまい、大変申し訳ありません。」
と謝罪しました。
<↓の画像が、舞台中止を伝えた前山剛久さんのインスタグラム投稿>
後に前山剛久さんは、舞台の告知などをしていたインスタグラムの投稿を全て削除し、舞台中止を告知したのを最後に更新を停止しています。
『東京スポーツ』(東スポ)の記事では芸能プロダクション関係者が、舞台中止の裏側について「前山さんに物騒な書き込みが多く寄せられ、それが決定打となったそうです」と明かしたうえで、「彼は誹謗中傷の被害者でもある。彼をバックアップしている人物はまだ諦めていないそうです」
としています。
前山剛久さんが信頼を寄せている人物は、神田沙也加さんが急死後に様々な報道が飛び交い、前山さんに対するバッシングが過熱する中で「必ず復帰の場を整える」として、しばらく休養することを勧めていたといいます。
そして、復帰にあたって週刊女性の独占インタビュー取材に応じ、満を持して舞台出演を発表したようですが、役者として復帰するにあたり一番ハードルが低い舞台ですら大炎上の末に中止となっただけに、まずは1人でできる活動から始めていった方がいいのかもしれません。
また、復帰にあたっては何よりも神田沙也加さんサイドと連絡を取ることが重要とみられます。
前山剛久さんは、神田沙也加さんの急死がきっかけで芸能界を引退したにも関わらず、週刊誌に都合の良いことを語り、大事な部分をすっ飛ばしたまま、ヌルっと復帰しようとしていることでも反感を買っており、まずは沙也加さんサイドと話し合いの場を持ち、そのうえで復帰方法を模索していくべきなのではと感じます。