3年前に急死した女優・歌手の神田沙也加さんの元恋人・婚約者で、俳優の前山剛久さん（まえやま・たかひさ 33歳）が、TikTokのアカウントとYouTubeチャンネルを新たに開設し、謝罪動画を公開しました。
前山剛久さんは、神田沙也加さんが2021年12月に急死後から芸能活動を休止し、2022年6月をもって大手芸能事務所『ワタナベエンターテインメント』との契約が終了となり、そのまま芸能界引退しました。
それから2年が経った今年8月に週刊誌『週刊女性』のインタビュー取材に応じ、神田沙也加さんと交際中のトラブルは事実と認め、「彼女と何度もケンカしていたのは事実ですし、思い詰めてしまったのだとしたら、僕との関係にもその一因があったのではないかと思っています」「神田さんとの付き合いが短く、彼女の性格や心情を深く理解してあげられなかったことは、本当に申し訳なく思っています」
と語っていました。
＜↓の画像は、交際当時の神田沙也加さんと前山剛久さんの写真＞
また、「もし同業の役者さんが同じような立場になったら、『あいつのせいで亡くなったんだろう』と僕だって思ったかもしれません。僕に起こったことは事実であり、自分が全く悪くないとは思っていません。ですから、誹謗中傷も意見の1つとして受け止めています。」
と自身の非を認め、誹謗中傷も覚悟のうえで芸能活動を再開すると宣言していました。
その後、11月7～10日に上演予定だった舞台『ある日の通り雨と共に』への出演を発表し、この作品で役者復帰する予定だったのですが、ネット上で大炎上状態が続く中で、舞台に出演予定だった女優2人が「事務所の判断」で降板し、すぐに代役が発表されたものの、最終的に主催者サイドが「安全性の確保が困難になった」として舞台中止を決定しました。
前山剛久さんはそれ以降インスタグラムの更新を停止していたのですが、9日にインスタグラムでTikTokとYouTubeチャンネル開設を発表しました。
最初に投稿した動画は【今回の騒動に関して謝罪させて下さい】と題して、黒のスーツ姿で登場し、「先日の舞台の一件で、皆さまにご迷惑をおかけしてしまったこと、深くお詫び申し上げます。そして、関係者各位、様々な皆さま、応援してくださる皆さまに、大きな迷惑をかけてしまったことを深く深くお詫び申し上げます。この一件も、過去の一件も、全て自分の責任です。だからこそ、全て諦めて、全て終わりにして、楽になってしまった方がよいのかなとも考えました。けれど、生きて頑張りたいなとも思いました。なので、どうせ生きるなら自分の望むことをしようと思いました。こうしてYouTubeを撮っているのも、お芝居を続けたいという一心のもとです。改めまして、これからYouTubeならびにSNSにてお芝居の動画をあげていけたらと思っております。」
と語っています。
動画の概要欄では、「今後も努力を重ね、少しでも皆様の信頼を取り戻すために全力で取り組んでまいります。まだまだ未熟で、至らない点が多い私ではありますが、どうか挽回の機会をいただければと思います。これからも精進を続け、より良い姿をお見せできるよう努めてまいります。」
などと綴っています。
これに対してネット上では、
- これからも応援してます！ 前ちゃんのお芝居が大好きです！
- 前ちゃんの気持ち受け取ったよ 生きる道を選んでくれて、ありがとう これから先も応援しています 小さな一歩でもいいから前へ歩んでいこうね
- 前山くんが生きる選択をして、どうせ生きるなら好きな芝居をしたいそう思ってくれたことに本当に嬉しい
生きると決めたなら、芝居すると決めたなら折れずにめげずにまた色んな景色を見せてください！ - 笑ってます？ 自己保身をしてる風にか見えないです。
- この期に及んでアカウントの新設とは… 舞台関係者や映像関係者がこの人を起用しないことを祈るばかり
- まだ俳優業続ける気でいるんだ。今後もこういったことがまた起こる可能性大なのに引退する意思はまったくないんだね。
ひとりの女性を追い込んだ人間を誰が信頼すると言うのだろう。 - よく復帰したと思うし、復帰させたなと思う。同じこと繰り返すよ。みんな何年経っても忘れないよ。どこかでひっそり暮らして行けばいいと思う。
- “過去の一件”って神田さんのことを言ってるの？ 亡くなってるのに舞台のひとつと同じ扱い？え？ もう出てこないでほしい。
- 悪いけど、「全てを終わりにして」なんて事を考えるタマじゃないよ
「楽になりたい」ってのは本当の気持ちだと思うけど とりあえず喉元過ぎればで、まだちょっと早かったなってのが本心でしょ
この人は嫌だろうけど、二度と芸能界には戻らず社会貢献する事が一番だと思うよ だって見えない十字架を背負ってるんだから
などの声が上がっています。
言葉の脈絡から「過去の一件」というのは恐らく、神田沙也加さんの急死を指していると思われますが、「全て自分の責任」だと言いつつも、前山剛久さんはこの約3年の間に神田さんの家族、関係各所に対して誠意を見せておらず、週刊女性の取材に対して、神田さんサイドと現在も連絡が取れていないことを明かし、「この記事を見てご一報いただけるとありがたいです」と語っていました。
また、神田沙也加さんの母・松田聖子さんの兄で、沙也加さんが所属していた『ローブ』の社長・蒲池光久さんは昨年末に週刊女性の取材に対して、「沙也加が亡くなってから、前山さんからの連絡は一切ありません。沙也加のマネージャーにも、連絡は来ていないと聞いています」
と回答していました。
このように神田沙也加さんの件に関しては放置したまま、いきなり芸能活動再開を宣言し、さらに謝罪動画で活動再開を決断前に死をも考えたことも明かすというのは驚きで、ファン等の同情を引きたいという思惑があるのか何のかは分かりませんが、こうした発言からも非常に自分勝手な人だという印象を受けますし、謝罪途中に笑っているようにも見える場面があり、この謝罪動画でも全く反省が伝わってこないというのが正直なところです。
それでも前山剛久さんのファンからは、生きることを選び、役者として復帰してくれたのは何よりも嬉しいなどと歓喜の声が上がっており、あのような騒動があったにも関わらず、応援し続けてくれているファンを裏切ることなく大切にしていってもらいたいです。