婚約していた女優・歌手の神田沙也加さんが急死後に芸能界を引退し、今年8月に芸能活動再開を発表した俳優・前山剛久さん(まえやま・たかひさ 33歳)が、10月からYouTubeやTikTokで1人芝居動画の投稿をスタートさせたものの、「デスペラード教」といった謎の宗教動画をシリーズ化するなどし、開始から1ヶ月で再生回数などが激減しています。
前山剛久さんは2011年に『ミュージカル 忍たま乱太郎』(中在家長次役)で俳優デビューし、その後はドラマ『仮面ライダーウィザード』(ソラ/グレムリン役)、漫画やゲームを原作とした2.5次元舞台『あんさんぶるスターズ!』シリーズ(天祥院英智役)、『刀剣乱舞』シリーズ(鶯丸役)、『ヒプノシスマイク Division Rap Battle』シリーズ(夢野幻太郎役)などに出演していました。
<↓の画像は、『仮面ライダーウィザード』に出演当時の前山剛久さんの写真>
そして、2021年夏にミュージカル『王家の紋章』で神田沙也加さんと初共演し、これがきっかけで交際に発展しました。
2人は結婚を視野に真剣交際し、婚約までしていましたがケンカが絶えなかったそうで、神田沙也加さんが亡くなる2日前には同棲先のマンションを巡って電話で口論になり、前山剛久さんが「死ねよ、もう。めんどくせぇな」「いいじゃん、もう死ねば。みんな喜ぶんじゃない?」などと暴言を吐いていたことなどを週刊誌『週刊文春』に報じられ、前山さん本人も詳細は伏せながらも「罵倒したのは事実です」と後に認めています。
<↓の画像は、ミュージカルで共演当時の前山剛久さんと神田沙也加さんの写真>
この報道がきっかけで神田沙也加さんが急死後、前山剛久さんに対するバッシングが過熱し、「体調不良」を理由に舞台などを降板、そのまま活動を再開することなく2022年6月末をもって『ワタナベエンターテインメント』を退所し、芸能界を引退したと報じられました。
それから3年経ち、芸能活動再開を発表したことを巡って批判が再燃し、11月に出演予定だった舞台『ある日の通り雨と共に』の主催者らにも多くの批判が寄せられ、最終的に「安全性の確保が困難になった」との理由で舞台は中止となりました。
これを受けて前山剛久さんは、YouTubeやTikTokで1人芝居動画の投稿を開始し、1本目の動画は『盗撮男』、2本目は『不倫され男』、3本目は『デスペラード教』といったタイトルで、これら動画の内容を巡ってネット上では「サイコすぎてやばい」「この動画をあげる人間性がもはやホラー」などと批判が噴出し、ファンからもドン引きの声が上がっていたこともあってか、前半に投稿した動画はその後全て削除しました。
- 芝居動画『盗撮男』(X)
- 芝居動画『不倫され男』(X)
- 芝居動画『デスペラード教』(X)
前山剛久さんはその後も定期的に一人芝居動画をアップし、6日時点で計10本の芝居動画を公開しているのですが、フォロワーも再生回数も伸び悩んでおり、開始から1ヶ月近く経ってTikTokのフォロワー数は約1,600人、YouTubeチャンネルの登録者数は1,960人となっています。
また、今年2月に開設したインスタグラムのフォロワー数は約6,660人で、芸能界引退前に使用していたアカウントはフォロワー数が5.4万人超えだったことから、多くのファンが離れていることがうかがえます。
そして、宗教勧誘などをテーマとした芝居動画を続けて投稿しているせいか、動画の再生回数は右肩下がりとなっており、当初は再生数が5万回を超えていましたが、現在は1万回前後まで落ち込んでいます。
また、TikTokでの「いいね」数も、最初に公開した謝罪動画が約1,680で、その後投稿した芝居動画は約350まで減少し、現在は100前後まで落ちていて、数多くいたアンチすらも離れていっているようです。
そんな前山剛久さんに対してネット上では、過去の行いにより今後イメージが劇的に回復する可能性は非常に低いとして、潔く芸能界復帰は諦め、新たな第2の人生を歩んだ方がいいのではとの声も少なくありません。
本人は最初に投稿した謝罪動画の中で、一度は死ぬことも考えたというものの、「生きて頑張りたい」「どうせ生きるなら自分の望むことをしよう」「お芝居を続けたい」という強い思いから、表舞台への復帰を決意したと語っていました。
ただ、神田沙也加さんに対する取り返しのつかない過去の言動、その後の対応などによるイメージの悪化や、それを抜きにしても現時点で公開している芝居動画は、お世辞にも良いとは思えないものばかりですし、熱狂的ファンもかなり減っている様子から、芸能界での再起は正直かなり難しいのではと思います。