芸能事務所『スウィートパワー』が、女優・内山理名さん(うちやま・りな 42歳)の退所を発表し、人気タレントの流出が相次ぐ同事務所の今後に注目が集まっています。
スウィートパワーは公式サイトで、3月31日をもって内山理名さんが事務所を退所したことを発表し、「1998年に弊社所属タレントとして活動を開始した内山と弊社は、26年の長きにわたり共に歩んで参りました。弊社が芸能プロダクションとして現在に至りますのも、内山の功績があってのことと心から感謝しております。『今後は自分のペースで活動を行いたい』という内山の意思を尊重し、この度円満に契約を終了する運びとなりました。」
と退所理由を説明、円満退所であることを強調しています。
内山理名さんも自身の公式サイトなどで退所を報告し、「芸能界のことを何も知らない私を女優として一から育ててくれた事務所の社長、スタッフには、心から深く感謝しております。デビューしてから、計り知れないほど沢山の出会いや経験をさせていただきました。このご縁は私の人生の中で、とても大きな財産です。」
と、事務所に対して感謝の言葉を綴っています。
今後については、2021年11月に結婚した夫で俳優・吉田栄作さん(55)の個人事務所『株式会社Dhuta(ドゥータ)』に所属し、家庭を大切にしながら新たなステージで活動していくと報告しています。
<↓の画像は、内山理名さんと夫・吉田栄作さんの写真>
そして、内山理名さんのスウィートパワー退所発表を受けてネット上では、
- 内山理名が退社したらスウィートパワー本当にオワコン事務所になっちゃう
- スウィートパワー事務所畳むのかな? あんなに売れっ子沢山いたのにね
- 内山理名は最後までスウィートパワーに所属するのかと思ってた。これから事務所はどうなるのかな?
スカウト力やタレントの仕事を取ってくる営業力は抜群なのにもったいないよね。
などの声が上がっています。
内山理名さんは高校1年生の時に、1996年に設立したばかりのスウィートパワーからスカウトされて芸能界入りし、1998年にデビューして以降、数多くのCMやドラマなどへの出演でブレイクし、2005年に『大奥〜華の乱〜』(フジテレビ)で連続ドラマ初主演するなど、2000年代には事務所の看板女優として活躍していました。
また、2000年代には黒木メイサさん、堀北真希さん、桐谷美玲さん、南沢奈央さん等もスカウトでスウィートパワーに入り、所属タレントの活躍によって事務所の力も大きくなっていきました。
<↓の画像は、黒木メイサさん、桐谷美玲さん、堀北真希さんの3ショット写真>
しかし、看板女優だった堀北真希さんが2015年に俳優・山本耕史さんと電撃結婚、2016年12月に第1子出産を発表し、2017年に家庭に専念することを理由に芸能界を引退して以降、人気タレントの流出が続き、2020年に南沢奈央さん、2021年に高杉真宙さん、『KARA』のジヨンさん(別名=知英)、2022年に水上恒司さん(旧芸名=岡田健史)、桐谷美玲さん、2023年に黒木メイサさん、松風理咲さん等が退所しました。
<↓の画像は、2015年末撮影のスウィートパワー所属タレントの集合写真>
こうして現在も事務所に残っている女優は、桜庭ななみさん、高月彩良さん、長見玲亜さんなどとなっており、1月に週刊誌『週刊新潮』のWeb版「デイリー新潮』は現在の状況について「かつての勢いは、すっかり失われてしまった」とし、退所者が相次いでいる背景について記者は、「内山、堀北さん、黒木、桐谷らには社長自らが帯同して男遊びをするヒマもないほどガチガチに管理していたのです。結局、後々になってその管理法が裏目に出てしまったと言われている」
と語っていました。
そして、岡田真弓社長(おかだ・まゆみ)のお気に入りで、自身の名字を芸名に付けるほどだった岡田健史改め水上恒司さんが、事務所のそうした管理に対して不満、疑問を抱いて2021年には契約解除を求めて裁判を起こし、泥沼の争いを繰り広げた末に和解が成立、2022年8月をもって退所しました。
この騒動によってスウィートパワーのイメージが悪化後、看板女優だった桐谷美玲さんや黒木メイサさん等も独立、続いて内山理名さんも退所し、事務所のパワーが相当落ちていることは間違いありません。
スウィートパワーは全国各地でスカウト活動を行い、それによって多くの人気タレントを発掘して事務所は大きな成長を遂げたものの、堀北真希さんの引退を巡る騒動に続いての水上恒司さんの独立トラブルによって、これまでと同じようにスカウトで新人発掘を行うことも難しくなっているでしょうし、現状をみる限りこのまま事務所の規模を縮小していき、数年後に閉鎖という可能性も十分ありそうな気がしますね。